
第34期順位戦A級 第5節
第5節観戦記:
只今、原稿作成中です。
第5節自戦記(25回戦B卓:堀川 隆司)
第4節を終えてスコアは△1。スコア的にも内容的にも上(名翔位)を見る気などさらさらなく、降級逃れが残り11戦のテーマ。±0まで戻せれば大丈夫だろうと思いつつ、卓についた。
4巡目にイーシャンテンになるもソウズの形が苦しく、ソウズが変化しないとアガリは難しいかな、などと思っていたところへ望外のひき。もちろんリーチはしない。12巡目にドラをひくが、子方3人にテンパイ気配は感じられず、構わずツモ切る。4巡後に嬉しいひきアガリとなった。
私のドラ切りと同巡、平井にチートイツのテンパイが入っているが、マチにしなかったのは私に
が打ちづらかったためか。もし
マチにしていた場合、次巡の愛澤の対応が興味深い。
配牌からアガる気なし。チャンタとチートイツだけは一応見つつ、中張牌から切りだしていく。早そうな序盤の切りを見せる田中と、それにプレッシャーをかけに行く平井の仕掛けで対応はしやすくなった。
田中がラス落ちリーチ。第1感は「ドラ雀頭のよほど自信のあるマチ、ズバリ!」とバッチリだったのだが、
の3枚ブロックも虚しく、ひきアガられてしまった。
それにしても、田中の宣言牌は何故? 世が世なら平井のロン牌だったところが「チー」で済み、おかげでリン牌をひいたのだから結果オーライなのだが…
トップが遠くラスめが近くなってのこの配牌では、全くやる気なし。平凡な流局譜。
配牌3トイツ。チートイツ決め打ちの序盤に3巡目のが心地いい。
望外のドラ2丁びきで20・40に仕上がり、トップめ返り咲き。
このトップめは何としても守り抜きたいところ。
イッツーとチートイツだけを見ての序盤。配牌2トイツでもチートイツは頭の片隅に入れておく。
11巡目にイッツーのイーシャンテンとなるが、前巡の平井のドラ手出しでダウン。それでものトイツ落としで粘る手もあるのだが、田中まで見て打
とした。
配牌3トイツ、はい、当然チートイツは見ます。6巡目にイーシャンテンとなるも、田中の攻勢と平井のドラ切りで12巡目にダウン。
田中の5巡目は独特の感覚に見える。私が2枚目のを見せたからか。
それにしても配牌悪いなあ。ま、トップめだからアガれなくても流局で御の字なのだけれど。
この局の田中・平井の攻防、というか攻め合いは見応えがある。平井、はともかく残りツモ1回でも
押すんですね。東1局その2の仕掛けにしても、この局の押し方にしても、最近の平井は徹底している感がある。
ちなみに本局、田中が一鳴きをせずに愛澤から「同巡二鳴き下りポン」ができた場合、どのような結末が待っているでしょう?
このゲーム、私以上に手の入っていなかった愛澤が先手を取った。字牌を絞りながらこのを重ねるのはなかなか出来そうにない。しかしアガれんか、これ。
愛澤の3巡目は私なら打としそう。で、7巡目に
を放すので平井から仕掛けは入らないが、かぶった
を平井に叩かれて同じ結末か。
田中の第1打を平井がポン。で、無理やりホンイチヘ。同点3着めのラスオヤとしては常套手段と言ってもよいか。田中、6巡目に「ツモ直条件」のテンパイ。10巡目にタンヤオに振り替わり、こうなればちょっとやそっとじゃオリたくない…と思いきや、



さて、トップめの私は平井の仕掛けを受けておとなしくオリ…なんてことはなく、頑張りましたよ。自力決着もさることながら、残留争いのライバル平井にラスを押し付けるためにね。
結局、13巡目にション牌の

(文中敬称略)
第34期順位戦A級 第5節 星取表 (11月24日/東京)
選手名
|
開始前
|
25回戦
|
26回戦
|
27回戦
|
28回戦
|
終了時
|
順位
|
成岡 明彦
|
△1
|
A ●
|
A ◎
|
A −
|
A −
|
△1
|
5
|
小川 隆
|
3昇
|
A ◎
|
B −
|
B −
|
A ◎
|
5昇
|
1
|
平井 淳
|
△2
|
B −
|
A −
|
A ●
|
B ◎
|
△2
|
6
|
村田 光陽
|
△1
|
A −
|
B ◎
|
A ◎
|
A −
|
±0
|
5
|
堀川 隆司
|
△1
|
B ◎
|
A ●
|
B −
|
B ●
|
△2
|
7
|
田中 実
|
2昇
|
B −
|
B ●
|
A −
|
B −
|
1昇
|
4
|
安田健次郎
|
△3
|
A ◎
|
B −
|
B −
|
B ◎
|
△2
|
8
|
愛澤 圭次
|
6昇
|
B −
|
A −
|
B ●
|
A ●
|
4昇
|
2
|