山田 史佳 のイン東京 マージャン日記

2015年マージャン101イン東京 最多昇選手インタビュー「2年連続の寺西謙多郎さん!じつは101歴29年」
インタビュー:木村 由佳さん

 12月19日、2015年マージャン101イン東京の全日程が終了しました。2015年、マージャン101イン東京で最多昇となったのは、2014年に続いて寺西謙多郎さん。昨年は、インタビューする機会がなかったのですが、今年はお話をうかがうことができました。第一印象はとても真面目そうな男性なのですが、けっこういろいろお話ししてくれました。
 なお、場所は納会の会場で、杉江淳さん(元順位戦選手)や101ファンの石井学さん(元フォー・ユーのかた)、大川戸浩選手(A級)がインタビューを手伝ってくださいました。

――― マージャン101イン東京の最多昇おめでとうございます。21昇って。
寺西「いや、むしろ、打った回数をほめてほしいです」

―――今年、何回打たれました?
寺西「216回です。1ゲーム400円ですから、マージャン101に86400円も払った結果です。ちなみに昨年は190回くらい打ちましたよ。すごいでしょ? 」

―――すごいです。土曜日は全部マージャン101に捧げているという感じでしょうか? 土曜日はお仕事が休みなんですね?
寺西「東京での単身赴任が9年目で、一人暮らしで時間があるんですよ。でも1日4回でだいたいやめるようにしています」

―――101を始めたきっかけは何ですか? 数年前からマージャン101イン東京に参加しておられると思うのですが。
寺西「101を初めて打ったのはなんと29年前ですよ。出身が大阪ですから、学生時代に大阪で打っていました。だから涌田悟さん、渡辺和弘さんなどとも打ったことがあります。奥屋敷敬治さんや岩沢和利さんもいましたね。大阪のフレンドリーやジャンプ、京都のフォー・ユーなどで打ちました」

―――私(木村)は、そのころの101について、とくに渡辺和弘さんのことは101マガジンのバックナンバーでしか存じ上げないので、うらやましいですね。寺西さんは、101のどういうところがお好きですか?
寺西「正直に言ってしまうと、変な人があまりいないところですね」

―――ん? 変な人はたくさんいますけど、「マージャンに限って言えば」、ということでしょうか。
寺西「そうです。マージャンは自分の好きなように打てばいいと思いますが、『え?』と思うようなことが101では比較的少ないと思います。一打一打、どこまで押すかとか、どこで撤退するかとか、きちんと考えながら打つのが楽しいです」

―――他の団体の大会や道場にも参加しておられますか?
寺西「麻将連合の道場にも行きますが、あそこは打つよりも見学していたいですね。RMUの大会では、けっこうみんなぎりぎりまで押して、主役がなかなか一人にならないので面白いと思います。大会ではだいたいどこでも半荘4回でプラス40ポイントくらいならそこそこいい成績になるので、そのポイントを取れるように、と思って打っています」

―――さてここで、横にいた人(匿名希望さん)からツッコミが入りました。「101も、上位のレベルではみんなメッチャぎりぎりまで押しますよ。もっと上で打ってみなさい」と。寺西さん、もうマージャン101イン東京で私レベルのおばちゃんと打つのでは物足りないのではありませんか? もっと上位陣、A級とかで打ちたいのでは?」
寺西「いやいや、マージャン101イン東京ではラスの回数も誰よりも一番多いはずです。自分はまだまだだと思いますけど。当面の目標は八翔位戦の1次予選を突破することです。そのためには1次予選の1回戦でラスを引かないようにしたいです。2年連続ラススタートですからね。2015年の一次予選は、通過できるかなあと思ったところから『えー、まさかその横移動?』という感じで敗退してしまったので、残念です。2016年こそは、と思っています。」

―――がんばってください。ありがとうございました。

 寺西さんはいつもマージャン101イン東京のあとのウガイ(飲み会)にも参加なさらず帰ってしまわれるので、なかなかお話する機会がありませんでしたが、話してみれば関西弁の楽しいおっちゃんでした! そして約30年前からの101ファンと聞いて驚きました。強いはずですね。
 八翔位戦1次予選突破プラス更なる勝ち上がりのために、また年明けからマージャン101イン東京で頑張ってください。そして、よろしくお願いします。

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【マージャン101イン東京 2015年度最終結果 ベスト5(同昇あり)】
1位 寺西謙多郎さん 21昇
2位 石井学さん   18昇
3位 奥田直裕さん  10昇
   忍田幸夫さん  10昇
5位 関根秀介さん  7昇
   安斉広昭さん  7昇


1月9日(土) 書き手:藤森 弘希

 皆様、新年明けましておめでとうございます。
 本年も101競技連盟ならびにマージャン101をよろしくお願い致します。

 新年最初は私自身の対局について書かせていただきたいと思います。
 この日は4半荘打つ機会があったのですが、成績はなんと3ラス1バーというとてつもなく酷いもの。
 自分なりに敗因を考えてみましたが、押し引きのバランスが非常に悪く、高い手にたくさん振り込んでしまい、ラス抜けできない半荘ばかりでした。
 中にはテンパイしての勝負打牌で振り込んでしまったり、5巡目にツモ切った牌で「ロン18,000」などと言われ、仕方ないと言えば仕方ない(あまりそういう言葉で片付けたくはありませんが)放銃もあるにはあるのですが、それらを差し引いたとしても避けられるはず(避けるべき)の放銃が多かったことには違いありません。
 順位戦の最終節まで1ヶ月ありますが、この間に少しでもバランスを修正して最終節に臨みたいと思います。

 尚イン東京終了後、常連の皆様と呑みに行き、そこで本日のマイナス3昇の成績を愚痴っていたところ、とある強豪の方から「藤森君〜、君はまだまだヘタクソなんだから仕方ないだろ〜」と叱咤激励(と私は捉えている)をいただきました。

 いつか皆様に藤森はしっかり打っていると言っていただけるよう一生懸命頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願い致します。


12月19日(土) 書き手:藤森 弘希

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は藤森が担当させていただきます。

 本日は今年最後のマージャン101ということで、開始早々多くのお客様がお越し下さり、ずっと4卓が稼動している状態でした。

 今回は最高位戦日本プロ麻雀協会Aリーガーである平賀聡彦プロの対局について書かせていただきたいと思います。

 平賀さんは今回が2度目のご来場となりますが、今月頭に初めてお越しいただいた時の最初の半荘は、6万点近い点数を叩き出したにもかかわらずトップと200点差の2位で終了しました。そのため1万点台の私と同じバー(引き分け)という評価となりました。素点がこれだけ違うにもかかわらず同じ引き分けという101の厳しい評価方法に対し、初めて101を体験された平賀さんはどのように感じていらっしゃたのでしょうか?

 今回の対戦相手は奥田直裕さん、杉江淳さん、RMU中村浩三プロというみなさん101に慣れ親しんだ方ばかり。

 起家から杉江さん、平賀さん、中村さん、奥田さん。

 東1局、中村さんが16巡目にフリテンながらタンピンツモイーペイコードラ2のハネマンをツモって大きく抜け出します。

 東2局、奥田さんが杉江さんから16をアガります。

 東4局、8巡目に平賀さんにドラ3のチャンス手が入ります。

 ぜひともこれをアガってトップ目に近づきたいところですが、この直後からみなさん平賀さんのテンパイを察したかのようにアンパイの合わせ打ちしかしなくなり、しかもツモることも出来ずに流局してしまいました。

 南2局、ラス目の杉江さんがメンピンドラ1のリーチを打つも流局。

 南3局、奥田さんが杉江さんからドラ1の28をアガります。

 南4局、オヤの奥田さんが連荘を目指してポンすると、平賀さんも鳴きタンヤオでゲームを終了させようとしますが、奥田さんに30を放銃してしまいます。

 南4局その2、点差は、中村プロ66→奥田さん84→平賀プロ54→杉江さん。
 ラス抜け条件が少し緩和された杉江さんに、高め限定ですがツモ直条件の手が入ります。
 リーチをかけたところでではツモっても直撃してもラス抜けすることが出来ませんので、当然のことながらヤミテンにします。
 そうしている内に奥田さんと中村さんからが打たれますが、ラス抜け条件を満たしませんので見逃します。平賀さんも自身が狙われていることは重々承知していたでしょうが、が2回も通ったことによりを打ったところ杉江さんからロンの声が掛かりました。

 この半荘はラスになってしまった平賀さんですが、次の半荘ではトップを取ってすかさずリカバリーをしていました。さすがです。

 イン東京終了後には納会が行なわれ、イン東京に参加して下さっている常連の皆様や順位戦選手などで大いに盛り上がりました。
 皆様のおかげで本年のイン東京も無事終了することが出来ました。また来年も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。


11月28日(土) 書き手:藤森 弘希

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は藤森が担当させていただきます。

 本日は、先週よりご新規のお客様としてマージャン101に参加して下さるようになりました佐々木康夫さんの対局について書かせていただきたいと思います。

 対戦相手は順位戦安田健次郎選手、元順位戦選手菊池智江さん、目下イン東京の成績首位である寺西謙多郎さんという何とも豪華な顔ぶれ。

 起家から安田選手、佐々木さん、菊池さん、寺西さん。

 東1局、東2局に安田選手が寺西さんから24と28をアガってリードを広げます。

 東3局、ラス目の寺西さんに大物手が入ります。

 ここに4枚目のドラを引いて寺西さんはカンしようか逡巡しましたが、結局1枚切ってヤミテンを続行します。私だったらどうするか考えましたが、どうせドラを切ってしまえばみんなから警戒されてロン牌は出てこないでしょうし、リンシャン牌をツモることができますからカンしてしまいそうです。

 その後この手はをツモ→打の高めハネマンの手に変化しましたが、流局。チャンスを活かすことができませんでした。

 南1局、佐々木さんが7巡目にタンヤオドラ2のポンテンを入れます。
 
 この手ですが、をポンする前巡に上家からが切られるのですが、リャンメンをチーしてドラとのシャンポン待ちではさすがにアガりにくいと思ったのか、佐々木さんは平然とをフカシます。

 この佐々木さんの懐が深い打ち方が実ってほどなくして寺西さんからが出て40をアガりトップ目安田さんに迫ります。

 南2局、オヤを迎えた佐々木さんの手は9巡目にイーシャンテンとなります。
 ベストはドラのを引いてのタンヤオピンフドラ2高めサンショクですが、引きでも悪くない手牌です。しかし佐々木さんのツモはピンフもサンショクも消えてしまうでした。ここでどうするのか気になっていたら、佐々木さんの決断はを切ってのリーチでした。この判断が正解でほどなくをツモって20オールでトップ目に立ちます。

 結局これが決定打となり、オーラスにラスオヤの寺西さんがラス抜けを目指してリーチ、さらに安田選手がトップ目を目指して追いかけリーチをするも流局。佐々木さんのトップとなりました。

 普段は中国マージャンを打っているという佐々木さん。スリアロチャンネルの闘牌列伝「101祭り」を観てぜひ打ってみたくなったとのことでした 。

 懐も深く、実に腰の重いマージャンを打たれるので私も先週より実に興味深く見させていただいております。これからもぜひイン東京に足を運んで下さい。

 それでは今回はこのへんで。皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。



10月31日(土) 書き手:藤森 弘希

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は藤森が担当させていただきます。

 今回は最近仕事が終わった後に、毎週マージャン101イン東京に足繁く通ってくださっている朽木悟さんの対局について書かせていただきたいと思います。

 対戦相手は現在八翔位決定戦真っ最中の関根秀介さん、昨年度八翔位決定戦進出者の奥田直裕さん、麻将連合の松井秀成ツアー選手という何とも豪華な顔ぶれ。

 起家から奥田さん・朽木さん・松井さん・関根さん。

 まず東2局に、奥田さんが絶妙な手順でメンツモファンパイドラ1の13・26。東3局に、関根さんが松井ツアーから28を出アガリ追いかけます。東4局は、関根さんがオヤでドラマチのチートイツのテンパイが入りますが、朽木さんがソーズのホンイチで応戦して関根さんから40を出アガリます。

 
 南1局、2着めに上がった朽木さんがトップを目指して仕掛けます。ファンパイをポンしてドラタンキの40のテンパイを入れますが、ラス目の松井ツアーも黙ってはおらず、タンピンツモドラ1の13・26をツモってひとまずラス抜け。

 すると今度はラス目に落ちた関根さんが反撃を開始します。南2局に奥田さんから16、南3局には松井ツアーから16をアガリ、オーラスを迎えた時点の点差は奥田さん09→朽木さん06→松井ツアー01→関根さんと、なんとトップめからラスめまで16しか差がなく、誰もがトップのチャンスとラスの危機が待ち受けている状態です。

 そんな中、みなさんトップを目指して手を進めますが、激戦を制したのは片アガリのイーペイコーを松井ツアーからアガッた奥田さんでした。
 終了後の打ち上げで朽木さんになぜ101競技を始めるようになったのかお聞きしたところ、スリアロチャンネルの闘牌列伝「101祭り」を観てぜひ打ってみたくなったとのことでした。私もいつか対局を観戦して下さった方に感動を与えるマージャンが打てるようになれるよう、今後も励んでいきたいと思います。

 それでは今回はこのへんで。皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。


10月10日(土) 書き手:藤森 弘希

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は藤森が担当させていただきます。

 本日のイン東京はいつもお越しいただいている常連の皆様のほか、2度目のご来場である最高位戦の浅井プロ、順位戦からは来週決定戦を控えている小川八翔位と、同じく決定戦で戦う堀川選手が来てくださいました。おかげさまで非常に大盛況であり、開始少し過ぎたあたりから最後まで常時3卓が立っている状態でした。ありがとうございました。さらに嬉しい事に、ご新規のお客様も2名いらっしゃいました。麻将連合の岩瀬航ツアー選手と雀友倶楽部常連の山崎正喜さんです。

 お2人とも101競技は初めてのはずなのですが、特に戸惑う様子もなく(ご本人は結構緊張されていたそうですが)、あたかも普段から101を打っているような感じでスムーズにゲームをこなされておりました。たまたま私はお2人と同卓する機会がありましたので、その様子をお届けしたいと思います。

 最初に同卓したのは山崎さんです。私は山崎さんがどのようなマージャンを打つのか知らないため、最初は様子を見ながら打っていました。101としては意外と攻めるマージャンだと感じましたが、攻め一辺倒というわけではなく、オリる時はきちんとオリて、攻守のバランスの取れたマージャンでした。結果は南場のオヤでホンイチの26オールをツモった私がそのまま逃げ切りトップ、山崎さんはバーでした。しかしこの後の半荘で山崎さんはトップを取りまくり、5戦3トップという素晴らしい成績で初めてのマージャン101を終えました。

 一方岩瀬ツアーとは3戦目に同卓することができました。ここまで岩瀬ツアーは2戦2トップと絶好調であり、ここで止めないとマズイと私も気合を入れて対局に臨みました。
 東1局に岩瀬ツアーが20を出アガり、私も負けじと南1局に16をアガって迫ります。このまま何とか岩瀬ツアーをまくろうと思ったのですが、南2局に岩瀬ツアーが、

さらに南3局に、
を立て続けにアガって勝負あり。
 結局岩瀬ツアーがトップで私はバーでした。岩瀬ツアーはこの後も絶好調で7戦5トップという成績でした。お2人とも非常に強かったです。これからもぜひ足を運んで下さい。

 それでは今回はこのへんで。皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。


9月26日(土) 書き手:山田 史佳

 みなさんこんにちは。本日のイン東京日記は山田が書きたいと思います。
 イン東京の会場が蔵前に移ってからというもの、マージャン101をやっている横でフリー営業が行われることがなくなってしまったので、何となく寂しさを感じてしまいます。
 会場一番乗りは菊池智江さん。そして普段雀友倶楽部で打っていただいている朽木さんがお見えになりました。ほどなくして佐藤さんが会場入りし、世話人も混ぜってもらって1回打ちました。その後お見えになった奥田さんと世話人が交代して1卓マルの状態となったので、日記のネタにとここぞとばかりに観戦させていただきました。

 起家から奥田さん、佐藤さん、朽木さん、菊池さん。東1局、奥田さんがリーチと打って出ます。が、佐藤さんがマチのチートイツの16を菊池さんからアガり華麗に捌きます。
 開局のリーチが空振ってしまった奥田さんですが、中盤にリャンメンをチーしてのテンパイを入れます。程なくして菊池さんから40の出アガリ。

 
 あっさりと失点を取り戻すあたり、さすが熟練者の奥田さんといったところです。

 東3局と東4局は静かに流局となり、南1局に菊池さんに本手が入ります。
 ところが、これを察知したのか奥田さんがを叩き素早く6オールでこの手を潰し、トップ目に立ちました。

 南1局その2は佐藤さんがドラをトイツにして奥田さんにオヤカブリさせようとリーチと勝負にでますが残念ながらこれは流局。

 このまま奥田さんペースで対局が進んでしまうのかと思いきや南2局に朽木さんから待ったの声がかかります。早いサンショクのテンパイで奥田さんから28の打ち取り。手痛い放銃となってしまいました。

 南3局では佐藤さんが高めピンフサンショクの安目の方を菊池さんから20でアガリトップににじり寄ります。

 迎えた南4局、微差のトップ争いがなされている中、佐藤さんが序盤にリャンメンチー。そしてその2巡後にあっさとりツモアガり、何と開かれた手牌は…
 
 トップをもぎ取ることに成功しました。

 さて、私のイン東京参加時の成績ですが、この日は1回打つことができ結果は◎。無事目標達成となりました。
 それでは今回はこの辺で、みなさんまたイン東京でお会いしましょう。


9月12日(土) 書き手:山田 史佳

 みなさんこんにちは。本日のイン東京日記は山田が書きたいと思います。

 とはいえ果たして日記になるのかという大事件がこの日起こってしまったのです。なんと待てど暮らせど誰も会場にお見えにならないという大事件。ようやく卓が立ったのが6時でした。
 やはり新会場は交通の便があまり良くないから足が遠のいてしまっているのかもしれませんが、いつでもみなさんのお越しをお待ちしております!選手の方もお気軽にどうぞ!

 さて、この日私は1回だけ打つ機会があったのですが、結果は◎。目標達成となりました。またイン東京参加の際は目標達成に向けて頑張りたいと思います。

 それでは今回はこの辺で、みなさんまたイン東京でお会いしましょう。


9月5日(土) 書き手:木村 由佳さん

 みなさん、こんにちは。2週続けて木村がイン東京日記を書きます。
 それというのも、私は前回のイン東京日記で、蔵前に行くルートについてめちゃくちゃ書いてしまったから、その訂正をするためです。
 新橋で乗り換えるのは、都営浅草線で、おりるのは「蔵前」です。JRだけで行く時は、「浅草橋」から徒歩20分くらいです。まあ、「どこで15〜20分歩きたいですか?」という話になってしまうのですが、「新橋で銀座線に乗り換える」は間違いでした。すみません。
みなさん、是非とも蔵前の「雀遊」にたどりついてください。


 この日、木村が雀遊に到着したとき、1卓立っていました。メンツはなんと、マージャン団体の選手4人でした。最高位戦の高橋康樹プロ、ミューの松井秀成ツアー、そしてプロ協会の夏芽ひさこプロと小林雅プロです。なんとなく見学していたら立会人の亀井選手が戻ってきて、待ち席でお待ちの柳井さん、石川由人さんと私の4人で2卓目を立てました。
 石川さんは八翔位戦2次予選の延長戦の前日なので、私はとても緊張しました。なぜって「せっかく前日の調整に来たのに、木村とでは何の練習にもならんかった」と思われたら申し訳ないからです。でも、大事な対局を控えた石川さんを相手にどう打とうとかこう打とうとか、考えても実践できるほどの腕ではないので「とにかく全局一生懸命アガリに向かう」と決めて打ちました。八翔位戦では、いろんな条件が重なって勝者が決まって行きますから、その中で一番シンプルに「アガらなければあとがない人」の役になるのがいいかな、と思ったのです。
 私のマージャンをよくご存知の人にはバレていますね。要するに、いつも通りノビノビ打っただけです。その半荘の結果は、東1局に40オールをツモった起家の柳井さんが終始リードしたままトップで終わりました。ラスは南2局で私にホウテイ牌で28を打った石川さんでした。101にはホウテイ(河底)という役がないので、最後の最後の捨て牌で放銃することは非常に珍しいのですが、この時は石川さんのリーチに私が「ゼンツッパ」して行った結果です。石川さんのリーチの待ちを読めていたのかというとそれほどの自信はなく、ただ自分のロン牌(イーぺイコーになる方)はヤマにいると思っていたので、「リーチ者が1人いるということは自分のツモが2倍あるってことよ」「自分が放銃したら次局オヤ番で仕切り直すのよ」と腹をくくって打ちました。あがれてよかったです。
 反省すべきは、東1局その3で亀井さんにトイツ落としのオリ打ちで12打ったことです。
手牌が全部ワンズになってからオリ始めて、オヤの柳井さんの現物のを並べたとたんに「ロン」と言われました。もっといろいろ見なくてはなりません。
 でも、翌日の八翔位戦の2次予選で石川さんが勝ちあがってくださってホッとしました。
 やはり、直前の調整は大事だと思います。だからもっとみんな、日曜日に何かの対局があるときには、土曜日のイン東京に参加しましょうね。
 とはいえ、私はその日は1回打っただけ。モンドの本戦出場を決めた麻将連合の小林剛プロのところ(下北沢まーちゃお)にお祝いのお菓子を持って行きたかったからです。ただのミーハーですね。

 さて、今回の日記には番外編があります。2次予選で惜しくも敗退した、麻将連合の内田慶プロのお話を聞く機会があったので、そのことを書きます。詳細は内田さんが自戦記を書かれると思いますが、ホットな話題なのでさわりだけでも。
内田さんご自身のツイッターで「日曜日の最終戦、リーチしていいのか微妙なのがあったんだよなぁ。 話を聞きに来てください」と書かれた1局です。10回戦の南2局。座順はオヤから須藤浩(麻将連合)0・愛澤圭次(名翔位)△1・石川由人(一般)1・内田慶(麻将連合)0で点差は石川08→須藤178→愛澤12→内田です。内田さんは上抜けしないといけなくて、どこかで須藤さんを直撃したい状況。このままだと南4局で石川さんがノーテンリーチをかけて決着してしまうからです。
 内田さんは手牌にがトイツでしたが、7巡目に2枚目のを鳴かずにメンゼンで手を進めます。「を鳴いたら・サンショク・ドラ2ですが、上家の石川さんの捨てたに声が出ませんでしたね」と。そして11巡目にを引いてドラのを切ってリーチした最終形は、

 内田さんいわく「は愛澤さんが1枚ずつ切っていて、もう愛澤さんは持っていなさそうでした。石川さんはトップ落ちしたいけど内田を押し上げるほど高いのは打ちたくないでしょう。愛澤さんは内田との点差を維持したいのでリーチをかけました」。しかしこのまま流局します。
 内田さん、南3局はなんと配牌が八種九牌。石川→須藤の差し込みが成功して上位2人が決着してしまう並びになり南4局を迎え、そのまま須藤・石川の勝ちあがりで終わってしまいました。
 「あのリーチをかけなくてもをツモればマンガンなのに、須藤さんと石川さんの点差ばかり見て『リーチ』と言ってしまいました。その判断が下せないくらい追い込まれていましたね。そこで自分があがっていたら、愛澤さんのオヤ番で愛澤さんを押し上げることもできたのに、そういうゲーム回しのメを自らつんでしまったリーチだったかな、あれが敗因だったかなと思っています」と、内田さんはご自分と奥様が運営するよつば会のホワイトボードなどを使って、丁寧に説明してくださいました。
 ありがとうございました。

 「ところで内田さんがツイッターに書いてらした『あの須藤浩の煙の出るような大強打』ってなんですの?」と訊いてみると「あれは8回戦の南3局ですね。ハイテイ手番の1ツ前のを切った時に煙が……。そしてフリテンでツモったんですけど須藤さん、ああいうイメージではなかったなあ」と。
 山内さんの実況では、「南家・須藤13巡目のテンパイは、
 ただし、を打っておりフリテン。ここに17巡目のツモが。長考の末にこれをツモ切った須藤の最終ツモが。これで点差は、須藤146→内田43→愛澤32→石川となってオーラスへ」
と書かれていました。南家ですからハイテイです(101の役にはありません)。すごいアガリですね。
 私(木村)自身は、昨年の須藤さんの1次予選敗退を目前で見ていたので、須藤さんが煙の出るような打牌をしながら勝ちあがったと知った時は「うわー、やったなー」と思いました。なんせ昨年の須藤さんがリーチ宣言牌を岩沢さんに鳴かれ、やむなく120打って落ちたときは(ちなみに80放銃なら岩沢・須藤の勝ちあがり)、後ろで見ていた人が座ったまま宙に浮きましたからね。(ほんとよ。)岩沢さんの「ロン」発声の前に「大変な事が起こった!」とみんなにわかったのでした。興味のある方は101マガジンのバックナンバー(昨年の記事・筆者は古川正和さん)をご覧くださいね。


 八翔位戦は、101の選手と友好団体である麻将連合からの推薦選手、オープン参加の選手による戦いで、雀力も暇もない私には正直言って無縁のものです。それでも前日の調整に付き合えたり、観戦したり、あとからお話を聞けたりと、楽しませてもらっています。
 「イン東京はイン東京」「対局室の公式戦は公式戦」となんとなく分離した感じにならないでもっといろいろな形で101の活動が幅広く、懐深いものになって行けばよいなあと思います。
 とりあえず、まだ蔵前に来てない選手は、イン東京にきてほしいですね。ミューカップで優勝するのも、もちろん大事なことですけどねー。そんなわけで取ってつけたように、101B級の田中実選手、ミューカップイン湘南優勝おめでとうございます。
今日は以上です。長文ですみませんでした。

8月29日(土) 書き手:木村 由佳さん&藤森 弘希

 皆様こんにちは。本日のイン東京日記は木村由佳さんに書いてくださいました。さっそく日記の内容を読んでいただきたいと思います。

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 みなさん、こんにちは。久しぶりに木村がイン東京日記を書きます。イン東京の会場が蔵前に移転してから、書かせてもらうのは初めてです。
 蔵前に移転してから、皆さんはイン東京に行かれましたか? 秋葉原よりもちょっと行きにくくなったので、私はまだ2回しか行っていません。でも、新橋で大江戸線に乗り換えて蔵前駅で降りるよりも、新橋で銀座線に乗り換えて浅草橋で降りる方が早く行けるということがわかったので、今後は迷わず銀座線ルートで行こうと思います。

 この日、木村が雀友倶楽部に到着したとき、立会人の藤森さんも入って既に2卓立っていました。最高位戦の高橋康樹プロが抜け番になったところに入って、1回戦は牧野卓人さん、猪俣裕之さん、寺西謙多郎さんとアマチュア4人で打ちました。この時は東場に寺西さんのマンガンをオヤカブリした牧野さんがそのままラス、寺西さんがトップになりました。私はかろうじて「−」で終われてほっとしました。

 2回戦は牧野さんが抜けて、石川由人さんが入って、またアマチュア4人。このときは「自分がラスにならないこと。寺西さんの3連勝を阻止すること」を一応念頭に置いて打ちました。

 しかし東家スタートの東1局にいきなり猪俣さんに20・40をツモられてしまいます。さっきのように局の多い展開になれば、私がこのままラスかもしれません。とりあえず早めに何かあがらなくちゃ、という気で打っていたら東2局はオヤの寺西さんがリーチして流局。東3局は私が南家の石川さんに12を放銃。私はラスめが続きます。

 ところが東4局、アガれそうな手が入りました。7巡目でこのテンパイ。
 ここで私はもう猛然とリーパイしてしまいました。そこに持ってきて改めてマチを確認して、切って、まあ、リーチはしないです。リーチ棒出してもしもあがれなかったときに自分がしんどくなるからです。
 「何をツモッたら何点だろか」と考えてたら、すぐにツモってきたのがよりによって。まあ、ヤマにある枚数的にはそうなりますか。そこで往生際悪くもう一度いろいろ理牌してみたわけですが、どう考えてもこれは5・10です。 ふと「300・600」と言ってしまいましたが、すぐに「500・1000」と言い直しました。皆さんじーっと見てくれましたけど……。
 でも一応1回アガれてラス目を抜けだしたので気を取り直して南入。そこで私は会心の60を猪俣さんから直取りしてトップ目になります。

 その後寺西さんがアガってトップ目に立って迎えた南3局(並びは猪俣さん299・石川さん252・私308・寺西さん341)、ラス抜けを目指す石川さんがリーチ、それに対してトップを目指す私が追いかけます。結果は手詰まった感のある寺西さんが石川さんにメンピンイーペーコーの40を放銃し、なんと南4局を迎えたときの点数はトップめの石川さんが302・寺西さんが301・猪俣さんが299・私が298。今までの40分間はなんだったんでしょうか、と言わんばかりのゼンツッパ1局勝負。イン東京でこんなにみんながまっすぐ行かざるを得ない1局は珍しいんじゃないかと思います。結局自分が5・10ツモあがって、めでたくトップになれました。全局参加型の半荘でしたけど、東場であきらめモードにならず、ド安めツモってもくさらず打ってよかったと思います。

   蔵前は、秋葉原ほどお店がたくさんある街ではありませんが、終わった後の打ち上げにはいい店があります。海鮮中心の居酒屋とか。しゃれたビアバーとかあるみたいですから、お時間のある方は打った後もいろいろなお話をしましょう。

 まあ、この日私は応援している河野高志プロ(RMU)のおっかけでフリーに行ってしまいましたので打ち上げには行けませんでしたけど。また近いうちに皆さんと打ったりしゃべったりできるのを楽しみにしています。 今後ともよろしくお願いします。 
(木村 由佳)

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 さて、締めは藤森がやらせていただきます。

 立会人の経験上、南4局を迎えて400点差内に4人がいるなんて状況は今まで見たことがありません。しかも放銃していないトップ目の石川さんがラス目の木村さんの5・10ツモのオヤっかぶりで天地逆転の憂き目に会うという101の怖さを改めて思い知らされた瞬間でした。

 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。


8月1日(土) 書き手:藤森 弘希

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は藤森が担当させていただきます。

 7月から新たに会場が「雀遊」に移ってから早一ヵ月が経ちましたが、7月は対局やら記録係やらでイン東京に参加することができず、私にとっては今回が初めての雀遊訪問となりました。

 私が会場に着いた時にはまだ寺西さんがいらっしゃっただけで、本日は八翔位戦2次予選があるからひょっとしたらいつもよりお客様が少ないのでは?との不安もありましたが、最終的には3卓まで伸び嬉しい限りです。お越し下さいました皆様ありがとうございます。

 今回のイン東京日記は雀遊初対局ということで私自身の対局について書かせていただきたいと思います。
 対戦相手は起家から安田選手・小川八翔位・佐藤文彦さん・藤森の順位戦選手3人と101強豪1人の対戦となりました(なんで1卓に選手が3人も入っているだと怒られそうですが、お越しいただいたタイミング上仕方なくですのであしからず)。

 東1局、東2局は流局し、迎えた東3局。藤森が3巡目にリーチをかけます。

 リーチをするとその時点でラス目に落ちる上、ピンフやイーペーコーの手変わりもあるので101ではヤミテンで進める場合も多いと思いますが、カンが入って手ごたえがあり、打点も十分なので狙いのリーチと行きました。ところががぜんぜん出ないまま巡目がどんどん過ぎていきます。まさか流局?と焦りましたが15巡目にをツモって20・40のアガりとなりました。

 東4局は安田選手が7・14ツモ、南1局は佐藤さんが安田選手から12をアガって点差は藤森70→安田23→小川08→佐藤と、まだまだ誰にもトップのチャンスとラスの危険がある状況です。

 そして南3局、ラス抜けをしたい佐藤さんが前に出て中盤にを切ると、安田選手と小川八翔位から同時にロンの声が掛かります。アタマハネで安田選手のアガりとなりますが、なんとタンヤオドラ3の80。10差ですが藤森を抜いてトップ目に立ちます。
 南4局、10差を追うラスオヤの藤森ですが、なかなかテンパイを入れることができずに結局テンパったのが自身の最終ツモ番ではどうすることもできず。もうちょっと早ければラス目佐藤さんから連荘期待のアシストもあったかもしれないだけに残念でした。

 この日は結局3半荘打って−・◎・▲でした。次回以降昇を伸ばせるように頑張りたいと思います。

 それでは今回はこの辺で。皆様またのご来場をお待ちしております。

7月18日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は山田が書きたいと思います。
 この日は会場に似使用している「雀遊」スタッフの井上さんがマージャン101を打ってみたいということで、ルールを説明して打っていただきました。
 対局者は起家から猪俣さん、佐藤由香里さん、井上さん、西尾選手。

 東1局は井上さんが西尾選手から16(イーペイコー)のアガリ。点数申告もスムーズです。

 なんとこの後南2局まで全て流局というとてつもなく重たい展開に、井上さんはこのまま逃げ切ってしまうのかと思いきや南2局に静寂を打ち破ったのは佐藤さん。東1局に放銃してラス目だった西尾選手がタンヤオで仕掛け、全員がオリに回っていたかと思いきや、西尾選手の現物ばかり並べていた佐藤さんがロン牌を手元に引き寄せ14オール。

 南2局その2は流局し、南3局に西尾選手にチャンス手が入ります。9巡目にを叩いてドラを4枚内包してのイーシャンテン。

 
 その後上家から放たれたをチーしてドラを切ると無情にも井上さんと佐藤さんから同時にロンの声が。
 アタマハネを喰らった井上さんはこんなチャンス手だったのです。
 井上さんの大物手を潰す大きな大きな40。これは井上さんもガックリ肩を落とします。放銃した西尾選手もガックリした様子。

 このまま佐藤さんが何事もなく逃げ切るのかと思いきや大事件が南4局に起こりました。
 3巡目に佐藤さんが切ったを西尾選手がポンすると、4巡目に猪俣さんが切ったに西尾選手からロンの声が。そしてこれがなんと驚きの120。
 
 これには全員がビックリ。世話人の私も思わず身を乗り出して卓上を見てしまいました。

 佐藤さん余裕の逃げ切りかと思いきやトップ争いが急に激しさを増してきました。そして激戦を制したのは井上さんでした。佐藤さんから出アガリして逆転トップ。
 終わってから井上さんに感想を聞くと、普段の麻雀よりも考えることがたくさんあって楽しかった。また機会があったら打ちたいと言ってくれました。またぜひ打ちに来てくださいね!

 さて、最後にイン東京に参加した際の私の成績ですが、この日は1回打って◎。ツキに恵まれ目標達成となりました。また次のイン東京でも頑張りたいと思います。
 それでは今回はこのへんで、皆様またイン東京でお会いしましょう。


7月4日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は山田が書きたいと思います。
 久しぶりのイン東京立会人ということで気合をいれて会場に向かいました。更にこの日から会場が新しくなりました。今までの雀友倶楽部ではなく、蔵前にある「雀遊」へと会場が変更となったのです。
 新会場に移転した日なので卓が立たなかったらどうしようかと不安でしたが瞬く間に3卓に伸び嬉しい限りです。皆様ありがとうございます。
 さて、大盛況の中ふと目をやるとなかなか面白そうな卓が、高橋宏典さん、今村さん、佐藤由香里さん、石川さんの4人が打っているではありませんか。佐藤さん以外は順位戦経験者という激辛な卓がどのような展開を見せるのか気になるところです。
 起家から高橋さん、今村さん、佐藤さん、石川さんでスタートしたのですが、東2局、東4局と佐藤さんが高橋さんから16、12と続けざまにアガります。
 このまま佐藤さんのペースで対局が進むのかと思いきや今度は今村さんが南1局で7・14。さらに親番で14オールと加点します。
 さらにさらにこのままラスを押し付けられては敵わないと高橋さんが3・6。そして南3局ではこんな10・20。

 
 さらにさらにさらに南4局では石川さんが気合の16オール。
 
 次局佐藤さんがツモれば頭まで抜けるテンパイを入れるものの、最後は今村さんが3・6で締めてトップを飾りました。
 佐藤さん、アガった上に放銃がないのにラスを押し付けられるとは非常に恐ろしい展開でした。これこそ101の恐ろしいところでしょうか。背筋が寒くなりました。

 では最後に私がイン東京に参加した時の成績ですが、この日は4回打って△・―・◎・△。最後にラスを引いたため目標達成ならずでした。来週は順位戦のため、頑張っていきたいと思います。
 それでは今回はこのへんで、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。


6月6日(土) 書き手:藤森 弘希

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は藤森が担当させていただきます。

 本日はイン東京常連の木村由佳さんのご紹介で、ご新規のお客様として最高位戦日本プロ麻雀協会所属の浅井裕介プロがお越し下さいましたので、浅井プロのマージャン101初参戦の模様をお届けしたいと思います。

 浅井プロの対戦相手は、起家から木村さん・柳井さん・浅井プロ・奥田さんというマージャン101常連のお三方。

 東1局その1(ドラ)、序盤に、浅井プロがを、柳井さんがポンと仕掛ける中、オヤの木村さんが5巡目にドラのを切って応戦します。一方、浅井プロは、9巡目に出アガリ16のテンパイを入れるものの、12巡目に撤退。その直後、木村さんが8オール(ツモ・ピンフ)でまずは先制。

 流局を挟んで迎えた東2局、11巡目に浅井プロが、ピンズのホンイチ狙いの柳井さんから、12(ピンフ)を出アガリ。東3局は、これまで大人しく息を潜めていた奥田さんが木村さんから16(チートイツ)をアガリ、木村さんと同点トップ目に立ちます。

 東4局は、浅井プロが10巡目にドラのをツモってテンパイしたのがこの形。

  
 12巡目に浅井プロはを持ってきますが、これをツモ切り。無論リャンメンマチの20でもアガればトップ目ですが、手出しによる待ちへの変化を読まれることを嫌ってのツモ切りだったのではないかと思います。結果的には奥田さんのが打たれ「アガリ逃し」になりましたが、を手出ししていたらこのは出てきたかどうかわかりません。そして15巡目に木村さんが柳井さんからタンヤオドラ1の28をアガリ単独トップ目に立ちます。
 南1局(ドラ)、序盤から奥田さんが2フーロをし、如何にも「ソーズのホンイチ」模様。ドラのを持っている可能性も十分考慮される中、7巡目に浅井プロがカンマチのイーペイコーでテンパイ。9巡目、浅井プロが切ったを奥田さんがポンします。さらに奥田さんはを加カンし、ドラのをツモ切ります。
 この緊急事態に柳井さんがタンヤオで捌きに掛かりますが、すぐに奥田さんに通っていないソーズを引かされて撤退。浅井プロも危険牌を引いてオリに回った直後、奥田さんがトップを大きく引き寄せる30・60を成就。
   

 南2局(ドラ)、奥田さんが柳井さんから16()をアガリ、局を消化します。

 南3局その1、柳井さんと木村さんの仕掛けに対し、浅井プロがこんなテンパイ。
 1牌の手変わりで高目サンショクですが、2人も仕掛けている人がいる中では猶予もないところでしょう。このままをツモアガって6オール。

 南3局その2(ドラ)、3巡目に浅井プロがをポン。4巡目には、木村さんがをポンします。どちらもドラを持っていてもおかしくない一色手(浅井プロはソウズ、木村さんはピンズ)が濃厚です。
 一向に手が進まない浅井プロは、ピンズを引かされてここは撤退。
 結末は、12(タンヤオ)をテンパイしていた柳井さんが危険牌のをツモ切りし放銃。木村さんが逆転トップに希望を残し、南4局を迎えることとなりました。
 

 南4局、30・60以上のツモアガリ(もしくは奥田さんからの80直撃でも可)で逆転トップになる浅井プロが、7巡目にこの手牌からをツモ切り、ツモ・ホンイチ・イッツー・飜牌のハネマン一本に絞って手を進めます。
 9巡目にを引いて、イーシャンテンになるもここまで。浅井プロよりも条件の軽い木村さんからも「ロン」の声が聞こえることはなく、(◎奥田さん/●柳井さん)で終戦となりました。

 浅井プロはこの後もう一半荘対局され、結果はバー。対局終了後浅井プロにお話をお聞きしたところ、機会があればまた参加していただけるとの大変嬉しいお言葉を頂戴しました。次はぜひトップのコールをさせて下さいね。

 それでは今回はこの辺で、皆様またイン東京でお会いしましょう。

5月23日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は久しぶりに山田が書きたいと思います。
 最近イン東京の世話人をしていなかったのでちゃんと運営できるか心配でしたがまったく問題なくスムーズに進行していきました。
 またたく間に3卓となり、世話人も卓にはいる大盛況となりました。麻将連合から忍田幸夫プロと稲毛千佳子ツアー選手が遊びに来てくださったのですが、何と忍田プロが6戦打って6連勝だというではありませんか。今度開催される八将位戦の練習できたと言っていましたが、圧倒的な強さを見せつけて帰っていかれました。自分もたくさん昇がとれるようになりたいと思いました。
 さて、イン東京に参加した際の私の成績ですが、この日は5回打つことができ、△・―・◎・◎・◎。
 忍田プロほどとはいかないまでも一気に2昇獲得することができました。この調子で順位戦も頑張りたいと思います。
 それでは今回はこの辺で、皆様またイン東京でお会いしましょう。


5月9日(土) 書き手:木村 由佳さん(マージャン101東京支部)

 みなさん、こんにちは。久しぶりに木村がイン東京日記を書きます。今日の日記は失敗談です。

 この日、木村が雀友倶楽部に到着したとき、既に1卓立っていました。運営の亀井敬司選手と元選手の菊池智江さんがいたので、お食事に行っている岩沢和利選手(休場中)を待っていたら、石川由人さんと、山田史佳選手が来ました。さて、誰が打ちますか? 
 「来週A級の対局があるから、山田選手打ちたいでしょ?」と思っていたら、岩沢選手が「休場中で打つ機会が少ない僕が打ちたい」と言って、石川・岩沢・菊池・木村で打つことになりました。

 このオーラス、木村は大きな失敗をしました。南4局、オヤはラス目の菊池さん。木村の点はトップ目の石川さんと99差、ラス目の菊池さんとは17差の3着めです。
 菊池さんはまっすぐあがりを目指して連荘しに来るので、私はツモれそうな先制リーチをかけてラスにならないことを目指していました。そして10巡目にこのテンパイ。

 前巡に私はを切って、下家の岩沢さんにでチーされています。この3メンチャンならアガれそうな気がして、を切ってリーチしました。すると、イッパツでツモったのが……。結局菊池さんからが出て、バーで終われましたが、あがってすぐに石井さんに「それはシャンポンに受けないと」と言われました。高目ツモってトップが狙えるならそれはそうですね。もっと、トップ取ることに執着して打たないといけないなあ、と思いました。

 次の半荘からは、岩沢さんと萩原直哉さん(アマ)が交代しました。石川・菊池・萩原・木村の2戦目。また私は大失敗をしました。南3局、自分は3着めです。
 12巡目でこのテンパイなのですが、序盤にを切ってしまっていて、フリテンです。その時点でもう全然だめなのですが、ここにを持ってきて、フリテン5メンチャンから出アガリできる3メンチャンにしました。それはもちろん、トップ目の石川さんとラス目の萩原さんにソーズが斬りにくいからでもあるのですが。
 そして、次巡に持ってきたのが4枚目の。もう、どうしたらいいのかわからなくなって、をアンカンしました。オヤの菊池さんに、自分が5枚持ってるが切りにくかったのもありますが、「わけがわからない」というのが本音です。リンシャンからの牌をツモ切ると、下家の萩原さんからが出てアガりました。さて、何点でしょう?
 タンヤオ・ドラ1なので、とりあえず「2800」と言ってから「違いますね」と言ったら、同卓の方に「3200だ」と言われて、牌を落としたのですが、よく考えるとメンゼンですから「4000」が正解でした。
  ほんとに、わけがわからなかったんだなあと思います。

  南4局、オヤの萩原さんにラス抜けされて、この半荘は自分がラスになりました。まあ、こんな状態でバタバタ打っている者は、ラスになっていいと思います。こういうときにはラスになっておかないとダメだと思います。

 私が終わるときには、卓は3卓にのびていました。山田選手も亀井選手も打ててよかったですね。菊池さんも、4月の終わりからイン東京に復帰し、麻将連合のM1カップなどにも積極的に出場しておられますし、またしょっちゅう打てたらいいなあ、と思います。なにしろ、前回私が菊池さんと打ったのは、8年前の女流名人戦の本戦。当時私は妊娠中でしたが、今ではその時の胎児が小学2年生です。久しぶりに同卓できてほんとうにうれしかったです。

 今回は、私自身のヘタクソな話でしたが、次回は誰かの素敵なアガリの話も書きたいと思います。今後ともよろしくお願いします。


3月7日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。
 今回のイン東京日記は山田が書きたいと思います。
 今年度になってから目標をバーであればよしと変えたわけですが、無理な状況からゴリゴリと押すことがなくなったためか、何とか現在まで昇を所有したままとなっております。
 このまま昇を積み重ねながら今年1年が終わってくれれば良いと思います。
 さて、この日は麻将連合のBIG1カップが行われており、ほとんど卓が立たないのではと懸念しておりましたが、瞬く間に2卓となりました。
 この日は1回だけ打つことができたのですが、結果は−。なんとか目標達成となりました。次回以降も頑張りたいと思います。
 それでは皆様、また次回のイン東京でお会いしましょう。


2月28日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は山田が書きたいと思います。
 会場で卓の準備をしていると、雀友倶楽部のスタッフの方から、お客様の中で101を打ってみたい方がいるとのこと。
 ふと顔を見上げると、そこにはいつも雀友倶楽部で打っている大学生の辻さんの姿が。さっそくルール説明をして、卓にご案内となりました。

 せっかくなので辻さんの卓を観戦しようと卓組を確認すると、何とも面白い組み合わせ。
 起家から堀井さん、佐藤由香里さん、松井さん、辻さんと、古参の男性2人と新参の女性2人という組み合わせとなりました。

 初めてチョーマの移動があったのは東2局。佐藤さんが8オール。その2で松井さんから30と好調な滑り出し。その3は松井さんが辻さんから高速の52を負けじとアガります。東4局では堀井さんも置いていかれては大変と7・14。

 ここまでチョーマを払い続けてきていた辻さんですが南2局にテンパイが入ります。

 しかし堀井さんも以下の形で追いついておりました。
 と、堀井さんがを持ってきますが、しっかりとと振り替えて放銃回避。そして数巡後ロン牌のを引き寄せ13・26となりました。
 このまま堀井さんが逃げ切ってしまうのかと思いきや、南3局にミラクルなアガり。佐藤さんが以下のイーシャンテンにを持ってきます。
 佐藤さんの河にはが。ツモ切りかと思われたが、ここでアンカン。するとリンシャンから掘り起こしたのが何と
 これはもうを切る一手しかないだろうと思っていると何とを切ってシャンポンのテンパイを取るではありませんか。そして松井さんがツモ切ったを即召し取り24のアガりとなりました。
 対局後にこのテンパイ取りの理由を聞いてみると、ピンズはヤマに薄くアガり辛いと考えてのこと。実際高めのは既になく、鋭い読みの技ということでしょうか。
 このアガりがきっかけとなって大爆発するのかと思って見ておりましたが、南4局は親の辻さんにもテンパイが入らず、松井さんが4・8をアガってあっさりと終局しました。
 堀井さん・松井さんが古参の貫禄を見せ、佐藤さん・辻さんにとっては苦しい対局だったことでしょう。しかし次回も是非参加していただきたいと思います!


 さて、最後になりますが私のイン東京参加時の成績ですが、この日は3回打って△・△・◎。特に最初の対局が放銃を繰り返すひどい内容でしたので、もっと気を引き締めたいと思います。
 それでは今回はこのへんで、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。


2月21日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は山田史佳が書きたいと思います。
 この日、私は14時まで会場の雀友倶楽部での勤務だったのですが、13時に店の扉を開けて入ってきたのはなんと小川八翔位。名古屋からイン東京に参戦しにきたと聞き、驚いてしまいました。14時になるとすぐに卓が立ったのですが、来場した皆様嬉しい特別ゲストに大興奮のご様子。今回の日記は小川八翔位の後ろから観戦しての日記としたいと思います。

 起家から小川八翔位、古川さん、星賀さん、柳井さん。この半荘は、アガりが頻発するかなり激しい戦いとなりました。

 東1局は星賀さんが7・14とまずまずの滑り出し。次局は柳井さんが負けじと星賀さんから16。続いて古川さんも星賀さんから20と三連続でアガりがでます。
 他の3人が快調にアガる中、ひとりおいて行かれた八翔位もなんとかアガりが欲しいところですが、東4局になってもなかなか手が入りません。
 するとここで柳井さんの大物手、振り込んだのは小川八翔位で、痛恨の120。

 更に東4局その2では星賀さんに40を打ち上げ、どんどん置いていかれてしまいます。しかし振り込んだ時の小川八翔位の手牌はなんとこの形。
 良い手が入った時に限りぶつかって負けるなんていうことはマージャンではよくあることですが、やはり何度そう言った場面に直面しても悔しい気持ちは拭いがたいものがあります。

 しかし南1局で小川八翔位の反撃があります。以下の手牌をリーチして、柳井さんから高めのを仕留め120。このまま楽にゲームを終わらせる気はさらさらないという気持ちを見せてくれます。
 振り込んだ柳井さんの手牌も以下の通り。
 ドラと振り変わっての放銃、更には安牌の無い手牌だっただけに、やむなしといったところでしょうか。

 小川八翔位の連荘を阻止したのは振り込んだ柳井さん。3・6と打点は低いですが、局を進めます。更に南2局で古川さんから20をアガり、次々と加点していきます。

 しかし南3局には再び大きな事件が起こります。なんとここから大物手連発。星賀さんが120を2連続で古川さんから召し捕り、更に柳井さんから60をアガり、一気に雲上人に。

 この3連続のアガリが決定打となり、残りの局も難なく流して見事トップをもぎ取りました。一時はラスが濃厚となっていた小川八翔位ですが、その粘り強さでしっかりとラス回避。見事なマージャンを見せていただきました。

 さて、最後になりますが、私のイン東京参戦時の成績です。この日は2回打って◎・◎。ツキにも恵まれ嬉しい2昇となりました。来週も頑張りたいと思います。
 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。


2月14日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は山田史佳が書きたいと思います。この日も瞬く間に2卓に稼働となりました、皆様ありがとうございました。

 さて、ふと卓を観戦していると激しい戦いが繰り広げられていました。その卓は起家から萩原さん、越後さん、亀井選手、舩江さんだったのですが、東1局から舩江さんがリーチ、

 更に亀井選手がリーチをかわしに前に出て舩江さんから80を召し捕るという立ち上がり。
 東2局では越後さんが萩原さんの打牌を高めでとらえて120と大物手が連発しました。
 東2局その2は流局となり、東3局に萩原さんが4・8をアガり、東4局は失点を取り戻そうと萩原さんがリーチとでるも流局。しかし南1局で亀井選手から60を召し捕り、失点を回復するとともに自身が投げたリーチ棒を取り戻します。

 ここからいよいよ萩原さんの反撃が開始されるのかと思いきや、南1局その2で亀井選手が20・40。あっさりと失点を取り戻します。
 このまま亀井選手が独走するのかな・・・などと思いながら少し卓から目を離すと再び亀井選手のロンの声。今度はツモったのか?また出アガったのか?などと思いつつ卓を見るとなんとタンキマチのスーアンコ。不幸にも捕まってしまったのは舩江さん。
 このアガりでさすがに勝負あったという感じ。残りの局は全て流局となり亀井選手の圧勝となりました。激しい火花が散るような対局でしたが、それもまた見ていて楽しい対局だなと思いました。

 さて、最後になりますがイン東京参加時の私の成績ですが、この日は1回だけ打つことができ、結果は△。先週は幸先よくスタートが切れたのに残念な結果となってしまいました。次回も頑張りたいと思います。しかし20をアガって放銃なしでラスになるっていうのもとても悲しいものですね・・・。
 それでは今回はこの辺で、皆様またイン東京でお会いしましょう。

2月7日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は山田史佳が書きたいと思います。
 そろそろ今年のイン東京の目標を決めたいと思います。今年はバー以上であれば目標達成にしたいと思います。さすがにこれなら無理なく達成できるのではないでしょうか。

 さて目標も新たに定まったところでさっそく対局の内容にうつりたいと思います。
 起家から私、桑原さん、平山さん、佐藤由香里さん。東3局まで流局という静かな立ち上がりとなり、初アガりは東4局に平山さんが13・26。
 南1局は流局し、南2局で平山さんが4・8。このまま平山さんのペースで対局が終了してしまうのかと思っていたところ、南3局、私が10・20のツモアガリ。

 これで、平山さんと25差。このまま一気にアガって逆転トップといきたかったのですが、南4局は平山さんが速攻の5・10であえなく終戦。

 久しぶりの101でしたが、やはり考えることがたくさんあって非常に面白いなと思いました。
 さて、この日私は2回打つことができ、結果は―・―。トップがないのは悲しいですが、とりあえずは目標達成となりました。
 それでは今回はこの辺で、皆様またイン東京でお会いしましょう。

1月17日(土) 書き手:藤森 弘希さん&山田 史佳

 皆様こんにちは。本日のイン東京日記は藤森さんが書いてくださることになりました。
 さっそく日記の内容に入りたいと思います。

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 みなさん、はじめまして。今回の「マージャン101イン東京日記」を書かせていただきます藤森弘希と申します。イン東京にはほぼ毎週、そのほかにも八翔位戦やチャンピオンズマッチなども参加させていただいており、101競技がとても大好きなマージャン愛好家です。よろしくお願いします。

 さて、本日は私にとって今年最初のマージャン101であり、3週間ぶりの101対局に心躍らせながら会場である雀友倶楽部に向かいます。

 会場には1時50分ごろ到着し、ほどなく寺西さんが来場されます。世話人の山田選手を含め3人揃っているので、あと1人来れば2時から対局が開始できるのですが、2時になっても4人目が集まりません。早く打ちたい気持ちを抑えながらじっと待っていると2時半ごろ平山さんが来場され、ようやく対局の開始です。

 座順は起家から平山さん・藤森・寺西さん・山田選手。
 東1局その1、オヤの平山さんが何やら変則的な捨牌をしているなと横目で見ながらオリに回っていると、終盤に40オールをツモります。
 いきなりの高打点にトップ取りがきつくなりましたが、まだ始まったばかりと気持ちを落ち着けます。

 東1局その2、オヤの平山さんがさらにたたみかけようと6巡目にリーチをかけます。私はまったく手になっていなかったのでオリに回りますが、寺西さんが無スジをぶんっと切り飛ばします。どちらが勝つのだろうと思いながらひたすら安牌を切っていると、寺西さんが力強くロン牌を引き寄せ、安めながらも30・60をツモります。この手牌ならオヤのリーチに勝負に出るのも納得です。
 東2局、私にオヤ番が回ってきました。平山さん寺西さんのすばらしいアガりを見せられ、私もアガる気満々で配牌を取ったのですが、あまりアガれそうな配牌ではなく、何事もなく流局してほしいと思っていたのですが、その願いも虚しく山田選手に30・60をツモられます。
 
 一発・赤・裏ドラのあるフリー雀荘でも3局連続で120のアガりが出るなんてことはめったにないですが、101ルールでこのようなアガりが連続して出たことに唖然とします。こうして私はたったの3局で▲140のチンマイ状態となります。

 その後も私を除く3人でトップ争いを繰り広げていく中、私はほとんど手が入ることなく相変わらずのチンマイ状態のまま南場のオヤ番を迎えます。

 南2局、これまで手が入らなかった私にもようやくアガれそうな手が入ります。
 このイーシャンテンから12巡目にを引いてテンパイが入ります。3着目と点差が150弱離れているため、通常であればを切って高めイッツーのテンパイに取りますが、私は平山さんに対しを切るのが嫌でしたし、を切ることで捨牌が目立ってしまうのも嫌でした。一方は先ほど通ったばかりの安牌であり、を切っても役ありテンパイには受けられるので悩んだ末にそっとを河に置きました。
 その甲斐あってかトップを目指して前に出ている山田選手からすぐにがでます。
 「を切ってもは出てきたのかな?」と思いつつも、「ようやく反撃開始だ」とロンの声を掛けると何と上家の平山さんからもロンの声。私のアガりはアタマハネされてしまいます。しかもアタマハネされた形がという中膨れのシャンポン待ち。

 その後2局はまったく手にならず、こうして私の今年最初の半荘は12を一度放銃しただけにも関わらず▲15.2のラスとなってしまいました。

 初戦からこんな状態では先が思いやられますが、その後のゲームでは常にトップ争いに加わることができ、5戦で3昇を挙げることができました。
 特に4戦目はトップと107差からの30・60ツモ、5戦目はトップと90差からの20・40ツモと、101のルールでは1局で捲るのが難しい点差を捲っての逆転トップなので喜びもひとしおでした。
(藤森 弘希)

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 最後の締めは山田がやりたいと思います。この日はあまり卓が立たないながらも2回打つチャンスがありました。結果は―・―。どちらも2着で素点だったら浮きに回っているのにな・・・などと思いつつ、101の厳しさを感じながら会場を後にしました。
 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。


1月10日(土) 書き手:木村 由佳さん&山田 史佳

 皆様あけましておめでとうございます。去年は△15というスコアをたたき出してしまった山田です。今年はもっと良い記録を残せるように頑張りたいと思います。
 本年もよろしくお願いいたします。
 さて、今年一発目の日記は木村さんに書いていただきました。

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 みなさん、こんにちは。2015年初めてのイン東京日記は、まず木村が書きます。今年もよろしくお願いします。

 この日、木村が雀友倶楽部に到着したのは17時くらいで、既に3卓立っていました。今回、私の友人の萩原直哉さんが、イン東京に初めて参加してくださいました。萩原さんは、競技マージャンの大会などは未体験ですが、麻将連合の横浜道場に参加していて、私とはそこで知り合いました。道場で話しているうちに「スリアロの101まつりなどを見て成岡明彦選手(A級)のファンになった」ということがわかり、ツイッタでも交流するようになりました。

 今回初めて参加するに当たって萩原さんは、前日の横浜道場で田中実選手(A級→B級)から、101の点数についてレクチャーを受けられました。じつは、木村も田中選手に101の点数を教えてもらったのですが、彼の説明はとてもわかりやすいので、101の入り口にいる方には絶対おすすめです。 また、成岡選手もツイッタで萩原さんに点数の考え方をレクチャーしてくださって、萩原さんは傍目には「準備万端」で雀友倶楽部に来られました。

 さて、その初戦の東1局に、萩原さんは珍しい手をあがりました。まずはこのテンパイ。
 萩原さんは「が出たらどうしよう。点数がわからない」と思っていたそうですが、ここにを引いてツモリスーアンコに受けかえます。直後に下家の菊池一隆さん(RMU)がをツモ切りで放銃しました。
 トイトイサンアンコサンショクドーコーの180!マージャン101のデビュー戦で何とも華やかなアガリになりました。
 その時の菊池さんは、
 この並びシャンポンのテンパイ。「ドラもなさそうだし、で打ったからそんなに高いとは思わなかった」と教えてくれました。萩原さんはこの日5回打ってラスなしの2昇。今後も参加していただきたいです。

 一方、私・木村は萩原さんとは1回打ち、その後来られた滝石潤さん(元プロ連盟・1990年十段位・最年少十段位記録保持者です)と、4卓目を立てて対戦する機会を得ました。この卓は滝石さん、伊澤與さん、星賀一彦さん、木村という同じメンツで3回打ったのですが、なんと滝石さんに3連勝されました。
 1回戦の東1局のアガリは、
 
の20・40。これを皮切りにどんどんあがられて(だいたいツモられて)、一度も王様の座を脅かすことができないで3連勝を許してしまいました。あとで伊澤さんに「最後の親番のときもっと前に出てよ。同じ人に3連勝されたらだめだよ」と言われましたが、星賀さんからリーチがかかっていましたし、下3人は僅差でラス争いですから、いくら最後のオヤとは言っても自分だけ前に出る気にもなれず、そんな手にもなりませんでした。とにかく「強い人は強い!」と改めて思い知りました。  終わった後で滝石さんにいろいろ質問したところ、快く答えてくださったので、自分としては勉強になりました。もう、できれば毎回来ていただきたいですね。

 この後、滝石さんはもう一度打たれましたが、4連勝を阻止したのは菊池さんでした。この日のイン東京、終わってみれば3昇が滝石さん、菊池さん、奥田直裕さんの3人。さて、今後1年間で星の数はどのように動くのでしょうか?   次回のマージャン101イン東京は1月17日です。この日、木村の愛息がセンター試験を受けるのですが、母親としては居ても立ってもいられないので、たぶん14時からイン東京にいると思います。イン東京にいる間はマージャンに集中して、昨年のようにチョーマを配り回ることがないようにしたいと思います。
 皆様、どうそよろしくお願いします。
(木村 由佳)

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 今年最初のイン東京から卓がフル稼働で世話人の私は嬉しい限りです。更にこの日は4回も打つことができ、結果は―・―・―・◎。幸先よく1昇を取ることができました!今年はイン東京参加時の目標を少し変えてみようかなと思っております、また決まりましたら日記上でお伝えしたいと思います。
 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。


12月20日(土) 書き手:木村 由佳さん&山田 史佳

 皆様こんにちは。本日のイン東京日記は木村さんに書いていただきたいと思います。
 さっそくですが、久しぶりの木村さんの日記をお読み下さい。

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 皆さん、こんにちは。今回は久しぶりに木村が書きます。
 この日はRMUアスリートの高卓君(こう・たっくん)プロが初めて101に来られるということをツイッターで知り、とても楽しみにしていました。高プロは15時には到着しておられたようですが、木村はまあ、ちょっと他のフリー雀荘にも行きたかったので、イン東京に着いたのは18時ごろでした。
 既に2卓立っていて、運営の山田史佳選手(来年A級)以外に西尾剛選手(A級)と岩沢選手(B級)が卓に入っていました。そこに、高プロと面識のある成岡明彦選手(A級)が到着され、黄色いジャンパーのせいだけではなく、会場全体がぱっと華やかな感じになりました。

 そして木村・成岡さん・高さん・藤森弘希さんで始まった半荘。
 東2局 成岡さんの親番。成岡さんは早々にドラのをポンして直後にカンをツモり40オールをあがります。しかしすぐに藤森さんが「チンイチトイトイサンアンコ」の40・80で逆転。
 
上2人と下2人の争いになりました。
 そのあと、成岡さんの「緑一色イーシャンテン?」みたいなしかけがあって、ギャラリーが入れ替わり立ち替わり。を配牌から4枚持っていた私は「コレを使わずに緑一色になるんだろうか? そのうち暗カンしてがっかりさせてやろー」という気で打っていましたが高プロがリーチすると成岡さんからが3枚出て来ました。3枚目のが出たときは卓内全員がニヤニヤしていて、なんか面白かったです。はその後アンカンしましたけど、ツッコミのタイミングを間違えたような気がします。芸としてのマージャンは難しいです。
 ちなみにこのときの成岡さんは、
  
からポンで打。 瞬間フリテンのタンキテンパイで、次巡からを3枚置いたそうです。
 この半荘で一番の見せ場は南2局成岡さんのオヤ番でした。自分はチートイツのイーシャンテンでなんとなくトイツ場なのかなーと思っていたところ、10巡目に成岡さんがを切ってリーチしました。
 木村は今年、八翔位戦&順位戦で成岡さんの対局を何十回か見ていて、このところ成岡さんの「リーチ」の発声に元気がないなと思っていたのですが、この「リーチ」は久しぶりに聞いた「力強いリーチ宣言」でした。なんか、ウキウキして「ツモる気満々!」という感じです。待ち席で見ていた岩沢さんと山田さんがそれを見て「これは怖い」と話していたそうです。
 私はラスになりたくないので現物のやら筋のやらを切りましたけど、「ロン」と言われてあけられた手牌を見て、あんぐり。
 60オールでした。親番でこのフリテンリーチしますかね? 成岡さんはするんですね。「山におるのはわかってましたー。素人相手に華やかなアガリを見せてやったで!」というウキウキ感が伝わってきて、当然成岡ファンの卓内3人も顔を見合わせて興奮を共有しました。
 が、その後です。成岡さんが動かないので、いわゆる「天使様のお通り」状態。
 おそれながら「あのー、成岡さんが落としてくださらないと点棒払えませんのよ」と申し上げると、「あ、そうやった。イン東京初心者なもんで」とやっと落としてくれました。本場所とは所作が違いますからね。でもその辺を小川さんや平井さんが間違うことはありませんから、成岡さんももっとイン東京に来て、アマチュアとも交流していただきたいです。
 この半荘は、そのまま「◎成岡/●高」でした。

  次は私と高プロが抜け番で、せっかくなので成岡さんの後ろ見をさせてもらいました。
 対局者は石井学さん・寺西謙多郎さん、藤森さん、成岡さんです。
 しかし、後ろ見しているうちになんとなく飽きてきたので(ごめんなさい)、木村は前日の忘年会でミューの須藤浩プロからもらった麻雀パズルを取り出して、高さんと山田さんに解いてもらっていました。出題者は三原孝博プロです。ちなみに、その忘年会で同席した101の田中実さん(来年B級)は10分くらいで解いていました。
 マージャンの方は石井さんがリードしていると思っていたのですが、成岡さんが大きな声で「ロン!」というので見たら、345のサンショクをツモってあがっていました。
 「あー、またサンショクアガってる。僕を見てなさい、ッて言いたいんやね」と言うと「うん!」と言われたのでその後はまたちゃんと見学することにしました。 南4局、トップ目の成岡さんと56差の石井さんが役なしドラ1でリーチをかけますが、これに成岡さんがイッパツでロンパイのを切りました。しかしイッパツがないので石井さんはあがれず。「つまらん」と言いながら(!)流局になり「◎成岡/●寺西」という決着でした。

 あら、なんでしょう? 成岡さんがいるとみんなが行儀悪くなるという話になってしまいましたけど、この日はなんだか和気藹藹として、打ちながらの声なき会話がとても楽しかったです。その後は成岡さんの「2回打ったのに2回しかトップ取れん。しかし昇積点は3や」とかいう自慢話を「へえへえ、強いでんな」と聞きながら、高プロのお取引先のお店で歓談しました。「なんで4巡目にドラ切ったんですか?」「あれでチートイツってわかるんですか?」などとずけずけ質問したのにもちゃんと答えていただいて、とても勉強になりました。

  私事ですが、木村の誕生日は12月21日です。12月20日の48歳最後の日、木村はフリーで堀内正人さんと同卓できて、イン東京では成岡さんと同卓できて、とても光栄でした。今年の成績はマイナス主導の「なんちゃってゼロ昇」で終わりましたが、また来年も頑張りたいと思います。
 来週は忘年会ですね! またフリー打ってから行きますし、愛澤さんのインタビューもするのでイン東京は私は打てないと思いますが、みなさんよろしくお願いします。今回忘年会に参加できない方々も、また来年、「マージャン101イン東京」でお会いしましょう。
(木村 由佳)

※   ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※

 成岡選手の登場に会場は非常に盛り上がったようですね。私もいつかそんな選手になれるようにがんばりたいと思います!
え?それじゃあ今日の成績はどうなっていたのかというと・・・。この日は一回だけしか打つことができませんでしたが、一回打って△。成岡選手のようになるためにはまだ何十年もかかりそうです・・・。
来週はイン東京終了時に納会を予定しているため、18時を回ったら次の回に入りません。19時から納会ですので、お時間ある方は是非参加してくだされば幸いです。
それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。

12月6日(土) 書き手:田中 実

 今日、明日とB級の最終節が行われるのでイン東京の主は不在です。よって本日は田中が日記当番となりました。
 14時に揃ったメンツは藤森さん、寺西さん、猪俣さんと小川八翔位。藤森さんがこの半荘を日記の題材にしてほしいとリクエストがあったので、じっくり観戦させていただくことにしました。

 東2局、オヤ猪俣さんの手牌進行を追ってみます。9巡目、

ここからツモ。東1局に続き、他者が抑え気味に打っているのでダブが重なってもアガリに直結するとは思えないところ、次巡ツモとくるとチートイツへ向かう意志ある打。時間がかかったものの17巡目に16オールをものにしました。
 続いて、その2では藤森さんにドラ3枚のチャンスが訪れます。
 5巡目にポンでテンパイ、すぐにツモで4メンチャンに変化しました。しかしこの局も、誰も放銃しないぞという雰囲気に加え、寺西さんにを暗カンされたド終盤にシビレを切らしてタンキに待ちかえしてしまうと、次巡のツモがやっぱりかの。悲しい流局。
 東4局、寺西さんのピンフツモ4・8オヤカブリで八翔位がラスめになって南入。
 南2局、猪俣さんがまた早いチートイツのイーシャンテンだったが、ひっぱっていたが寺西さんの片アガリチャンタにズドン。52をアガった寺西さんがトップめに立ちました。
 南4局、トップまで72差の藤森さんに逆転のテンパイをとれるチャンスが6巡目に訪れました。
ここにツモときたが、ラスめ小川との差が16しかなかったためリーチをかけられず。 対して猪俣さんは10巡目にテンパイ。
 48差なのでをツモるか寺西さんから直撃でトップになれますが、こちらもアガれず。
ここまで珍しくギラついた一打のない小川は、この局も17巡目にのシャンポンテンパイにたどり着くのがやっとで、リーチ棒は流局後寺西さんのもとへ。

 さて、アガリ逃しに自虐的になっていた藤森さんでしたが日も暮れた頃コクシの13メンチャンをアガって溜飲を下げていました。


11月22日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。本日のイン東京日記は山田が書きたいと思います。
 この日は開始時刻を30分過ぎても卓が立たず、もしかして今日は暇なんじゃないかと油断していたのも束の間、瞬く間に3卓稼動となり、あっという間に大忙しとなりました。
 翌日はB級順位戦ということもあり、世話人の私も一層気合いが入ります。

  そんな私の対局相手は、石井さん、星賀さん、佐藤さん。座順は、起家から佐藤さん、私、石井さん、星賀さん。
 私は、東1局の5・10(ツモ・ドラ1)、東2局は佐藤さんから24(役牌)と順調に加点に成功でき、このままリードを守りきれば・・・と思っていたのも束の間、東4局に佐藤さんに20を放銃してしまうと、南3局には佐藤さんが10・20で逆転に成功。

 南4局、逆転トップを目指しひたすまっすぐの私でしたが、あっさりと5・10をアガれ無事にトップを取ることができました。

  なんだか久しぶりのトップの気がします。この日は2回打って◎・―。ものすごく久しぶりのノルマ達成となりました。翌日のB級順位戦に向けてトップを取った勢いを活かしたいと思います。
 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。


11月15日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。本日のイン東京日記は山田が書きたいと思います。
 この日は八翔位戦決勝延長戦が行われており、皆様観戦に行かれてあまり人が集まらないかなと心配していたのですが、たちまち2卓稼動となり嬉しいかぎりです。

 世話人の私が入り2卓稼動となったわけですが、久しぶりに木村由佳さんと同卓したような気がします。
 起家から木村さん、石井さん、藤森さん、私の座順。
 東1局は流局と静かな立ち上がりとなりましたが、東2局その1、その2と石井さんが2回連続6オールを引きアガります。その3は私が木村さんから40をアガるのですが、その時の牌姿が、

 河にはが3枚……。ものすごくやらかしてしまった感が漂います。

 東3局では藤森さんが6オールをツモアガリましたが、その2で木村さんに28を献上してしまいます。
 東4局は石井さんが木村さんからタンヤオ16。南1局は流局となりましたが、南2局に藤森さんが決定打となったタンヤオトイトイの16・32。残りの局も難なく流局しトップをもぎ取りました。鮮やかな手際に感嘆のため息がこぼれました。

 最後になりますが、私のイン東京参戦時の成績です。この日は一回打って―。なかなか昇を稼ぐことができません。11月23日はB級順位戦が行われるので、調子を整えておきたいところです。
 22日のイン東京は開催いたしますので、皆様のご参加をお待ちしております。
 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。


11月8日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。本日のイン東京日記は山田が書きたいと思います。
 本日は雀友倶楽部のお客様でもある佐藤由香里さんが初参戦。7・14方式で大丈夫とのことで、さっそく対戦することに…。

 座順は、起家から寺西さん・石井さん・今村さん・佐藤さん。
 東1局その1は寺西さんがイーペイコーをツモアガって10オールを先制。その2は、初参戦の佐藤さんがドラタンキのテンパイを組んでいた石井さんから12を出アガリ。さらに、東2局では再び佐藤さんが石井さんから28を出アガリし同点ながらトップ目にたちますが、迎えた東3局。まずは石井さんがリーチをかけると、終盤オリていたかの様に見えた今村さんがサンショクのほうでツモアガリ60オール(ツモ・タンヤオ・ピンフ・サンショク・ドラ1)で2着めに大差をつけてのトップめに。

 東3局その2では寺西さんが20・40(ツモ・タンヤオ・サンショク)のツモアガリで今村さんにオヤカブリさせる反撃開始かと思わせたのも束の間、東4局は今村さんが序盤から積極的に仕掛けて、オヤの佐藤さんから40(・ホンイチ)と再度突き離します。

 南1局で初めての流局をはさみ、南2局はオヤの石井さんが345のサンショクの手でリーチをかけて、しっかりとカンをツモアガリ、こちらも逆転トップの目がでてきましたが、南2局その2では今村さんが16(←佐藤さん)できっちりと局を流し、つけ入る隙を与えませんでした。

 ところが、南3局で事件が起こりました。イーペイコー・ドラ2ののシャンポンマチの手でリーチをかけた石井さんの手に飛び込んだのはなんとトップめの今村さん。石井さんも想定外のマンガン成就という結末に。

 乱打戦もようやく南4局へ。後半は置いてけぼりの佐藤さんでしたが、南4局その1、以下の手でリーチをかけて、高目を引き寄せアガリまずは40オール。

 さらに南4局その2でも、再びリーチをかけて今度も高目を引き寄せ60オールで大逆転。
 これで中盤苦戦を強いられた佐藤さんでしたが初参戦にして待望の1昇がほぼ確定といったところに一安心。しかしその陰では、ラス目(3着めとは50差)に沈んだ寺西さんでし。こちらは最終局でリーチをかけてキッチリ10・20(リーチ・ツモ・タンヤオ)をツモアガり。仲良く同点ラスなしで終結しました。

 101では珍しい高打点が飛び交う半荘となりましたが、高くて綺麗な手は観戦していても非常に楽しい気分となりました。
 最後になりますが、私のイン東京参戦時の成績です。この日は2回打って△・◎。ラス引いた分を取り戻せましたがプラス1昇はできませんでした。
 今週末は八翔位戦決勝延長戦が行われますが、イン東京は開催いたしますので、皆様のご参加をお待ちしております。
 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。


10月25日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。本日のイン東京日記は山田が書きたいと思います。
 この日は仙台でマージャン101チャンピオンズマッチが仙台・まぁじゃん学校が行われており、イン東京を代表して、中村浩三さん、藤森弘希さん、菊池一隆さんの3名に遠征して頂きました。
 各支部から総勢8名が参加し、予選を3戦行い上位4名が決勝に残るのですが、なんと東京支部から参戦した全員が決勝に残るという白熱ぶり。
 激戦を見事制したのは中村浩三さんでした。
 中村さん、優勝おめでとうございます。

 一方イン東京でも白熱した戦いが繰り広げられておりました。すると夕方から田中名翔位がイン東京に参戦しました。注目の成績はというと、3戦2昇という圧倒的強さ。一方私の結果といえば、△・△…。しかも2戦とも名翔位と同卓したのですがいずれも「トップが名翔位・ラスが私」…。格の違いを見せつけられる結末となってしまいました。

 そして来週は八翔位戦の決定戦が行われる関係で休会となります。皆様お間違いのないようにお願いいたします。
 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。


10月18日(土) 書き手:木村 由佳さん&山田 史佳

 皆様こんにちは。
 今回のイン東京日記は木村さんが執筆して下さいました。

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 みなさん、こんにちは。今回、イン東京日記は木村が書きます。
 10月18日、私が仕事を終えてイン東京に着いたのは15時30分頃でした。既に2卓立っていました。そこに猪俣さんが久しぶりに見えたので、A級の西尾剛選手と運営の山田史佳選手を交えて、3卓目が立ちました。
 前週は、A級の順位戦と八翔位決定戦の準決勝A卓の延長戦が御徒町の対局室で行われていたため、イン東京はお休みでしたから、常連の皆さんは2週間ぶりの101を楽しみにしておられたのでしょう。
 この日の参加者は運営の山田選手を入れて15名。他団体からは麻将連合の三上龍玲プロが参加しておられました。この日、久しぶりに参加されたのは、猪俣裕之さんと、関根秀介さんと、古川正和さんです。関根さんと古川さんが来られた時、隣の卓が南2局をやっていたので山田選手に「しばらくお待ちください」と言われたのですが、この3人に私を含む4人は「このメンツでやりたいから今すぐやらせて」と、場所決めをして、開始してしまいました。
 運営の人の言うことを聞かないのはよくないかなあ、とも思ったのですが、打たずに待っていると、いろいろ近況報告などのおしゃべりをしてしまいそうでしたし、早く始まればその分ゲーム数も多くなるので、「まあ、お互いに悪いことはないんじゃない?」という気持ちでした。もしも、「やっぱりそこは運営責任者に従うべきだ」ということでしたら改めますね。私自身は、久しぶりの皆さんと打ててとても楽しかったし、光栄でしたよ。

 さて、この日記で、私は今まで「自分の手」ばかり書いてきたのですが、先般「他人の高いあがり、すごいあがりも書いてください」と言われたので、この日は他の人のマージャンを見るつもりで参加していました。しかし、結局ずっと抜けないで打っていたので、他の人のマージャンを見る暇はほとんどありませんでした。しかも、自分の卓もよその卓も、あまり高い点数の申告がなくて、全体的に小場の展開のマージャンが多い印象でした。
 そこで山田さんに「何か高いあがりが出ましたか? その人に話聞いて書こうかしら」と訊いたら、「1回戦で菊池さんがチンイチあがっていましたよ」ということだったので、「菊池さん、後で話聞かせてくださいね」とお願いしてからそれぞれ最終戦を開始しました。

 しかし、後で話を聞きにいくと「それより、最終戦の方を書いたら?」とあっちの卓の皆さんに言われたので、そうすることにしました。

 東4局、菊池40800・石井38300・藤森38000・関根2900で迎えた東4局、オヤは石井さんです。関根さんが国士無双に向かうなか、荘家の石井さんがオリ打ち狙いのチートイツでリーチ。
 この60オールで石井さんが首位に立ちました。
 そして南4局、隣の卓での対戦を終えた私がのぞきにいくと、北家の菊池さんが長考していました。隣の卓で打ちながらも、関根さんが点棒を借りているのはわかっていたので、
「もうラスは決まってるのに、何を長考しているんかしら?」とよく見てみたら、高めをツモれば石井さんをまくれるテンパイでした。
 は場に2枚切れ、は生牌です。
 菊池さんは長考の末、を切ってリーチ。結果は流局でしたが、最後までまくれる手を作っていく菊池さんはやっぱりすごいなあ、と思いました。まあ、向かう方向としては当たり前なんでしょうけど、それができるかというとまた別ですから。それがあがれるか、というとさらに難しいってことは言わずもがなです。
 それにしても、こうやって毎週みんな一生懸命戦っているのですから、成績の更新はもっとこまめにやってほしいものです。101の選手の皆さん、それぞれにお忙しいでしょうが、そこはなるべく頑張ってください。まあ、この日記で大事なところだけ報告するという形も考えて、提案できればと思っております。
 さて、来週の25日はいよいよ「チャンピオンマッチ」が仙台で行われます。イン東京からは中村浩三さん(RMU)、菊池一隆さん、藤森弘希さんの3人が参加されます。立会人はA級の小川隆選手です。そしてその次の週はついに八翔位決定戦が始まります。これも楽しみですね。

 ここからはちょっと木村の私事になります。まず宣伝ですが、八翔位決定戦進出者インタビューを、この木村が書きましたので、皆さん、そちらも是非ご覧ください。私、マージャンはヘタクソですけど、インタビューは仕事としてやっていたので、「メールで一問一答」とかではなくて、ちゃんと肉声でのインタビューを頑張りましたよ。「おまえ、4人の選手とサシで飲みたかっただけやろ」と言われても仕方がないんですが、まあ実際そういう機会をいただけた(いやむしろ、取りに行ったが正しい)ということには感謝しています。
 ついでですが、18日の木村自身の成績は5戦で2昇でした。ラスの山を築いていたのに、この日インチキみたいな2昇になりました。前週は私、11〜13日の3日連続、御徒町に通って「準決勝」「A級」「101祭り」と観戦していたので、18日は本当に勝ちたかったんです。とある人に「あんたが(成岡選手はじめ上手な人の101のマージャンを)見てもわからないでしょう?」みたいなことを言われて、そらまあ、おおかたわからないのですが、わからんなりにおもしろいこともあるし、「マネしたいなあ、できるかなあ」と思う場面もあるんですよ。だから「見てること自体が楽しいし、決して無駄ではないわ」と言いたかったので、18日はラスなしで2昇できてほんとうによかったです。これからも、101について勉強していきたいと思います。

 さて25日、木村は、最高位戦プロ麻雀協会のB1リーグ最終節の観戦に行く予定ですので、イン東京に行くかどうかはわかりません。11月1日は絶対八翔位戦の方に行くので、できれば25日は参加しておきたいのですが、秋葉原にはB1が終わってからになります。できれば、ニコニコして行きたいです。お会いできたらよろしくお願いします。
 
(木村 由佳)

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 今回も非常に面白い日記を書いていただきました。日記の中にもありましたが、チャンピオンズマッチに参加されるお三方、頑張ってください!
 最後になりますが、イン東京参加時の私の挑戦ですが、この日は二回打ち―・△。最近惜しいトップの逃し方をしていたと思ったらとうとうラスを引き受けることとなってしまいました。今週末には順位戦も控えているので、気を引き締めていきたいと思います。
それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。


9月27日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。本日のイン東京日記は山田が書きたいと思います。
 さてこの日は常に1卓しか動かず寂しい立ち上がりとなりました。誰かがお見えになるも8人揃うことはなく常に抽選で抜け番を決めておりました。そんなイン東京が2卓になったのは20時少し前のことで、中村浩三さんがお見えになり、世話人の私をいれてようやく8人となりました。

 世話人も待望のマージャンを打てると喜び勇んで抽選の牌を混ぜたところ私のお相手は堀井さん、奥田さん、藤森さんとなりました。お三方とも101競技に精通しており非常に強い方ばかり。しかし気持ちで負けてはいけないと自身を奮い立たせ対局に臨みました。
 起家から堀井さん、奥田さん、私、藤森さん。東1局は藤森さんが5・10をアガり堀井さんのオヤを流します。堀井さんは先日の八翔位戦準決勝でも見事な戦い方で勝ち抜き、その堀井さんのオヤは怖かったためとりあえずは一安心。
 と安心したのも束の間、東2局に事件が起こります。全員が前に出てきている状況で藤森さんがリーチ!河にはピンズとワンズしか切れておりません。
 堀井さんがチーテンをかけを切ると藤森さんから嬉しそうなロンの声。
 開かれた手牌はなんと120。

 う〜ん、やはりいついかなる時も油断はできません。
 いきなりの大物手に動揺しつつも私のオヤ番で堀井さんから18。ここから大連荘かと思っていたのですが、次局すぐに奥田さんが5・10をアガりオヤを流されてしまいます。
 東4局には堀井さんがリーチをかけ積極的に前に出ます。たまたま安牌しか持ってこなかった私が堀井さんがツモ切ったでピンフ・ドラ1の20をアガります。とここで堀井さんとても深い溜息。
 よほど渾身の手だったのか後で聞いてみたところなんとツモリスーアンコであったというではありませんか。はアンコだったそうですが101ではリーチ後のアンカンが出来ないので切るしかなかったそうで、これは確かにため息も付きたくなるというもの。
 南1局では私が7・14。着々とトップとの点差を詰めていきます。
「よし、このままこのまま。堅実に堅実に。」などと思っていると南2局では奥田さんがあっさり40オール。チートイツドラ2をしっかりとツモアガり一気にトップめまで突き抜けました。
 南2局その2は流局。私のオヤ番もリーチ棒を出すもあえなく流局しとうとう南4局になってしまいました。
 こんな点差になってしまうとさすがにトップ争いを見守るだけとなってしまい、藤森さんと奥田さんどちらに軍配があがるのかと思っておりましたが最後は奥田さんが自力でアガりトップをものにされ、またしてもトップはお預けとなってしまいました。

 しかしこんな濃いメンツで打てる機会もなかなかないのでやはりこの経験を次回に活かしていきたいと思います。
 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。


9月20日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。本日のイン東京日記は山田が書きたいと思います。
 本日は雀友倶楽部のお客様で、初めて101を打ってみたいという方がお越しになり、定刻には2卓稼働となりました。
 この日は小川八翔位がイン東京に参戦するということもあり、イン東京日記は八翔位が打っている卓の模様をお届けしたいと思います。

 起家から佐藤さん、小川八翔位、イン東京初参戦の吉見さん、岡本さん。東1局、なんといきなり大物手炸裂。佐藤さんの60オールがきまります。

  
 東1局その2でも佐藤さんがオヤのハネマンをテンパイ。
 「今日はどうなっているんだ?こんなインフレの様な打点が飛び交うマージャンだったっけ?」と思ってみているとこの手は残念ながら流局となりました。
 東2局、このまま楽に半荘を終わらせるつもりは毛頭ありませんよと小川八翔位がピンフツモの8オール。
 ここから反撃が開始されるのかと思ってみていると、東2局その2では吉見さんがリーチ。終盤小川八翔位が悩みながら打ったをとらえて28となりました。
 吉見さん、このアガりで勢いがついたのか、東3局では6オールをアガります。
 東3局その2、吉見さんはここから更に加点しようとしますが、トップめの佐藤さんがそれを許すはずもなく、岡本さんから28を召し捕りオヤを流します。
 放銃した岡本さんも、この手牌からでは放銃もやむなしといったところ。悔しさが伝わってきます。
  
 東4局は流局。南1局では小川八翔位が吉見さんから40をアガり、佐藤さんのオヤを流します。
 しかし南2局は流局。南3局では岡本さんがツモ番を1回のこしてリーチと踏み切りますが流局。
 南4局はラスオヤの岡本さんが苦悶の表情で牌と格闘しますが実ったのはリーチまで。残念ながらアガりとはなりませんでした。
 初参戦の吉見さん。イキナリのオヤのハネマンが炸裂したことでトップは取れませんでしたが、とても楽しんで頂けた様で、また機会があれば是非参戦打ってみたいとのことでした。
 さて、この日は私も一度だけ打つことができたのですが、結果は―。トップと100点差の悔しい逃し方です。この100点差で昇が増える、あるいは減らしてしまうことまであるのが101。
 この辺りの凌ぎ合いが楽しくてやめられません。
 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。


9月13日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。本日のイン東京日記は山田が書きたいと思います。
 本日はB級順位戦の前日ということもあって、世話人の私も非常に気合が入っておりました。前回のイン東京では出番がなかった分、運気も相当溜まっていることでしょう。

 程なくして卓が2卓たち、私の出番もすぐにやってまいりました。
 配牌もツモも非常に良く、展開にも恵まれており幸先よくトップを飾ることができました。
 しかし問題は次戦。相変わらず配牌もツモも良いことは良いのですが、なかなかアガりに結びつきません。挙句がラス目の親に30を献上してしまいラスを引き受ける結末に・・・。

 ということで、この日のイン東京チャレンジは、◎・△ということになりました。せっかく貴重なトップをとれたというのに、すぐに落としてしまったのでは元も子もありません。
 翌日の順位戦ではこのようなことがないように気をつけなくてはと気を引き締めて会場を後にしました。
 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。


9月6日(土) 書き手:木村 由佳さん&山田 史佳

 皆様こんにちは。本日のイン東京日記は木村さんに書いていただきたいと思います。さっそく日記の内容を読んでいただきたいと思います。

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 みなさん、こんにちは。今回、イン東京日記は木村が書きます。
 9月6日、私が到着したときにはもう日が暮れていました。今回も、だいたい常時2卓立っているという感じで、参加者は15名+順位戦選手4名でした。
 今回参加した方の中に、RMU会員の赤岩由美子さんの姿がありました。赤岩さんは数年前から、RMUや麻将連合などが主催するいろいろな競技マージャンの試合に出ている方です。今回初参加のきっかけを直接伺う暇はありませんでしたが、以前からいろいろな場で「101も打ったら?」と誘われていたようです。このたび、マージャン101イン東京の敷居をまたいでくださったのですから、今後もどんどん参加してくれたらいいなあ、と思いました。それと、いろいろな大会で「101も打ったら?」というお声かけがあるというのはいいことだなあ、と思いました。私も、今後もお友達を誘ってみようと思います。

 さて、この日私はフリーマージャン店を2つ回った後でイン東京にたどりついたこともあって少々疲れていて、待ち時間に皆さんの101を見学する余裕がなく、打ち終わった石川由人さんと、待ち席で中国麻将の話などをしていました。
 ですから、この日記に書くような牌姿も見つからないので、山田さんに日記書いてもらおうかなーと考えていたのですが、やっぱり自分が打った半荘のオーラスのことを書きます。
 南4局、オヤ・西尾選手+4.0、南家・寺西さん+4.0、西家・木村+3.0、北家・菊池さん△11.0。ドラは字牌の何かでした。5巡目に、
 アガればトップでしたので、ここはテンパイを取ることに迷いはなかったのですが、果たしてそれでよかったのでしょうか? は3巡目に西尾さんが1枚切っています。
 を切って16のアガリトップのテンパイを取った途端のツモがでして、ピンズを落としていれば、また(イン東京ではなぜか本当に多い)ツモリスーアンコのテンパイを逃していました。その後がみんなに切られて4枚見えたというのに、は一個も出て来ず(も姿を見せませんでしたけど)、私は10巡目にで菊池さんに痛恨の80を放銃(チャンタ三色)してしまいラスになってしまいました。
 2時間前の自分なら、たとえ南4局でこの点棒状況でも、たぶんだいたいスーアンコを見てピンズを落とすのですが、「101はとにかくトップを」と思うあまりに、自分の打ち方がちょっとヘンテコになっているかもしれません。三味線をするつもりはまったくなくても、スーアンコをテンパイした自分は気配を発散するでしょうし、テンパイ気配は「スーアンコ」と「カンマチの16」ではずいぶん違うのではないかと思います。
 話は少しさかのぼりますが、今年の八翔位戦の1次予選E卓の5回戦南4局、岩沢さんが配牌取ってなんだかニコニコしてリーパイしているように見えたことがありました。私からはオヤの石川由人さんと南家の古川正和さんの手しか見えないのですが、勝ちあがりがほぼ確定している西家の岩沢さんがニコニコしているので、(ずいぶんいい手が入ったかな)と素人なりにも思いました。岩沢さんと須藤さんの手を見ている成岡さんの表情からは何もわかりませんでしたけど、あたりまえですね。私も必死で無表情にしてましたよ。
 結果は101マガジンの古川さんの自戦記を参照していただきたいのですが、麻将連合の須藤浩プロがびっくりするようなラス落ちをして、勝ちあがりを逃したあれです。「80打っても大丈夫なのに120打って落ちた」ということでその後ひとしきり話題になりました。
 101の選手でベテランの岩沢さんでも、しかも勝ちあがりがほぼ見えていても、配牌がよくて打点が高そうだと、ああいう気配を発するのですから、自分レベルだとどんだけみんなに「打ったら高いよ〜」と発信するのだろうか、と思います。そして私がイン東京で打つ皆さんは、そういうテンパイ、イーシャンテン気配を察するのに長けている方が多いです。
 それなら、もしもトップになる点が足りていても、安いテンパイを取るのではなくて、「高いよ〜」と発信しながら高いイーシャンテンを選ぶ方が、自分の打ち方としては有効なのかな、という気がしました。
 まあ、その気配を無視されて(あるいは気付かれずに)そのままみんなが打っていたら、やっぱり私はで80を放銃した可能性は高いです。でも菊池さんが私のテンパイ気配を感じておりたり回ったりしたかもしれませんし、もしかしたら私自身がつかんだが危ないと思ったらを切ってサンアンコのイーシャンテンに引いて構えることもできたかもしれません。あの安いテンパイを取ることで、自分はいろいろな可能性をつぶしてしまった結果、ラスになったのだと思います。
 ヘタクソ木村がオーラスでまっすぐいってラスになりました、というよくあるパターンではありますが、16と320ではあまりに違うので、「101の打ち方」「自分の打ち方」を考えながら、帰りました。帰りながら「書くならドラくらいは覚えておこう」と反省しました……。
 ご指導とかツッコミとかありましたらお待ちしておりますね。
 余談ですが、南4局に80あがった時に菊池さんが「2人トップはやむなし」と言ったのはちょっとびっくりしました。その前に東2局で私が「2000オール」とアガったときに「もっと高いかと思った」と言ったのにも驚いて、「あおられた?」と返してしまいましたが、あまりお行儀のよいことではないので、気をつけますね。でも、菊池さんがいろいろ正直に言葉を発してくださるのは、じつはとても勉強になるのですよ。たぶんね。まあ、それを生かせるどうかは、今後の自分次第ではありますが。  13日は夫が休日出勤ですし、20日は八翔位戦観戦に行くので私はイン東京に参加できません。でもまた27日以降に参加させていただけたら、皆さんのマージャンも拝見して、何か書きたいと思います。よろしくお願いします。
(木村 由佳)

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 さて、締めは山田がやらせていただきます。
 この日は会場の雀友倶楽部も人手が足らず、イン東京の卓と雀友倶楽部のフリー卓の両方を行ったり来たりする慌ただしい日となっておりました。
 更には使用する予定であった卓が突然不調に陥るなどし、バタバタとしてしまい目が回りそうでした。
 しばらくしてフリー卓もマージャン101卓も落ち着き始め、ようやく一息つけると思った時には時計はすでに夜の7時を指しておりました。
 「いつの間にこんな時間に・・・。というか今日はまだ一度も101を打っていないじゃないか。」
 そんなことを考えながら、しばらく卓の様子を見ようと卓上に目をやると2巡目リーチがかかっておりました。
 リーチをかけていたのは、本日イン東京初参加の赤岩由美子さんです。「点棒状況的にラス目なのかな・・・。どんな手なのかな。」と手牌に目を落とすと、なんと高目をツモればスーアンコの3メンチャンリーチ!!!
 何かの見間違いなのかと何ども目を凝らしながら見返しましたがやはり幻覚ではなかったようです。
 このリーチを受けたのが、藤森さん、石井さん、柳井さんの3人。
 いくらなんでもこんなに早いリーチ分かるか!と各人それぞれの出方を見ながら手を進めますが、不幸にもこのリーチに中で飛び込んだのが柳井さん。開けられた手を見て3人とも思わず目を丸くしておりました。
「マージャンって恐ろしいな・・・。一寸先は闇とはまさにこのこと。」
と心に刻み込み、さぁ次は自分がマージャンを打つ番だぞと勇んでいたのですが、なんとこの日は立会人の出番が一度もくることなく終了。

 残念ながらこの日のイン東京チャレンジはお預けとなってしまいました。
 打てなかった分次回のイン東京では頑張って対局に臨みたいと思います。
 それでは皆様、また次回のイン東京でお会いしましょう。


8月23日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は山田史佳が書きたいと思います。
 この日は順位戦A級が行われており、記録と立会人のためにB級の選手も何人か対局室に集合しておりました。
 もしかして人が集まらないかなと思いつつ会場に向かったのですが、それも杞憂に終わり瞬く間に1卓稼働となりました。
 さて、突然ですがここで私のイン東京参加時の挑戦結果をお伝えしたいと思います。
 この日は1度だけ打つ機会があり、結果は◎。久方ぶりのトップを取ることができました。
 対局者は起家から私、中村さん、岩沢選手、梁瀬さんです。梁瀬さんは中村さんの紹介で参加していただいたRMUのアスリート選手の方です。初めての101ということでしたが、最高位戦クラシックへの参加経験もあり、点数計算も7・14方式で大丈夫とのこと。

 東1局は流局と静かな立ち上がりとなりましたが、東2局でオヤの中村さんがをポンして早くも荒れ模様。それに対抗して私が高めツモマンガンの原点リーチ。

 101における「原点リーチ」は流局した場合テンパイ料が貰える可能性のある巷のルールと異なり非常にリスクが高いと言われています。そう、流局した場合はリーチ棒分ラスになるわけですから、空ぶった場合は即座に回収する必要が出てくるわけです。
 しかしほどなくしてをツモり20・40。
 更に東3局では梁瀬さんからチートイドラドラの64。
 しかし東4局では梁瀬さんが力強く26オールをツモり、勝負を簡単には終わらせない意思を見せます。
 続く東4局その2。ドラがで私の手に2枚あり、12巡目にリーチと打って出ることに。
 この手は流局してしまったのですが、かつてはトップ目ということもありヤミテンに構えていたと思います。こういう手の時は攻撃的になることで返って防御が高くなる様な気がしてリーチとしたのですが、果たしてどちらが良いのでしょうか。

 南1局は梁瀬さんが私からタンピンの20。リーチ棒も持って行かれてしまいました。
 南2局は流局。南3局は中村さんが岩沢選手から80を召し捕りトップ争いに加わってきました。
    
 だが、南4局は私がインチキの様な早い手で中村さんから20をアガってトップを手中におさめました。

 この日はほんとに牌の巡り合わせに恵まれていたと思います。来週は順位戦B級第3節なので、頑張って戦いたいと思います。
 それでは今回はこの辺で、皆様またイン東京でお会いしましょう。


8月16日(土) 書き手:木村 由佳さん&山田 史佳

 皆様こんにちは。山田史佳です。久しぶりすぎて日記の書き方を忘れつつありますが、今回の麻雀日記も木村さんにお願いしたいと思います。
 なんとこの日は会場の雀友倶楽部が超満員によりマージャン101が隅っこに追いやられるほどの盛況ぶりでした。例によって私は店外の丸椅子のところに追いやられていたわけであります。
 お店が繁盛するのは嬉しいですが、居場所がなくなってしまう世話人としては複雑な心境でありました。
 それでは前座はこのくらいにして、木村さんの日記をお読みください。

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 みなさん、こんにちは。今回、イン東京日記は木村が書きます。
 8月16日は曇り時々雨、という天気でした。ところが秋葉原の雀友倶楽部はセットのお客さんもいて満卓。マージャン101は1卓しか使えない状況でした。
 私は16時ごろ到着して1回打ち、そのとき4人待ちだったのでメンツ総入れ替えになりました。そのときちょうど、最高位戦日本プロ麻雀協会の鈴木聡一郎プロ(A級の観戦記を書いてくださった方です)が久しぶりに来られていました。「101のマージャンは見ていると打ちたくなる」とおっしゃる鈴木プロがどんなふうに打たれるか見たかったのですが、なんせ満卓で狭かったので、今回は見学をあきらめました。
 秋葉原の街に出て時間をつぶして戻ると、マージャン101が2卓使える状況になっていたので打ちました。
 その2戦目。自分が久しぶりのトップを取った時のあがりを書きます。別にどうってこともないのですが、東場に40と52を放銃して、ラス目から一気に浮上できたので。
 迎えた南1局の配牌。座順は東家・石井学さん 南家・西尾剛選手 西家・木村由佳 北家・大川戸浩さん。
 
 第1ツモがで、普通に80くらいの手を目指すつもりでから切りましたが、と続けて引いたので、チンイチにしようと思いました。
 前週、八翔位戦2次予選の観戦に行ったときに、熊谷修さんが東1局でピンズの九連宝燈を聴牌したのを見たのがとても印象的だったので、「自分にもできないかしら?」などと考えたのです。
 ちなみにその八翔位戦の時、熊谷さんは待ち、なら九連宝燈でしたが、をツモって30・60でした。熊谷さんにイン東京でその時の話を聞くと「が入ってきたらどうしよう、しかないなと考えていたけど、が先に埋まった」みたいなことをおっしゃってました。まあ、話を聞くのが私でなければ、もっと別のことをおっしゃったかもしれませんが、熊谷さんは私のレベルをよくご存知なので、わかる程度に相手してくださってうれしかったです。
 まあ、そのイーシャンテンは、必要ないかもしれませんがこんなんでした。
 理牌はリャンシャンテンくらいまではなさってなかったのですが、「わーい。ピンズいっぱい。が3つになった〜。ん? こりゃこりゃ」と思って見ていました。
 その牌姿が脳裏に焼き付いていたせいか、自分もサルマネでチンイチに向かうことにためらいはなく、4巡目にドラのを手出しして、「ピンズのチンイチですよ」と河に書くように打っていました。
 そして入り目は7巡目のでこんなテンパイ。
 私のレベルでは、メンチンの理牌はします。無理して間違うくらいなら理牌したほうがいいと、言われて納得したからです。持ってきて切って待ちが最終形だと思い、「160ならトップ目になれるなー」と考えていたところに、あっさりを引きました。「あーイッツーになる前にツモってしまった。101のメンチンはよそより1翻低いのだったな」と思ったとたん、ダンダンとランクを2つ下げて(これは私の頭の中のトロい作業のようすです)、「2000・4000」と言ってしまい、大川戸さんにちょっと首を振られて「3000・6000」と言い直しました。毎度毎度間違えて申し訳ないです。間違わなくなる日なんて、いつか来るのでしょうか?
 なにはともあれ、これでめでたくトップ目になったので、あとは無理せず局を進めて、南4局は一鳴きのダブルバックの12でさっさと終わらせることができました。やれやれ。
 終わったあとで西尾さんに「101でもメンチンをツモったら跳満あります」と改めて言われました。はい。知っているはずなのですが、打っているといろいろわからなくなります。でも、この局で自分がドラのくっつきなんか待たずに早目にチンイチに直行できたのは、熊谷さんのおかげなので、わからないなりにもいろいろ見たり打ったりしておくとよいものだな、と思いました。
 結局、この日の参加者は12名。A級の順位戦を翌週に控えて、参加したA級選手は西尾さん一人でした。他の方々はいずこへ? まあイン東京で打つこと以外にも、それぞれ調整のやり方はあるでしょうけど、やっぱりもっと選手が来てくれたらいいのにな、と思いました。たとえ、卓が足りなくて御徒町に移ってしまうにしてもです。
 今回も自分のアガリしか書けませんでしたが、近いうちに機会があれば、イン東京で先輩方の麻雀を拝見して、もっと感動的な「アガリ」とか「カワシ」をご紹介したいと思っています。今後ともよろしくお願いします。
(木村 由佳)

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 さて、木村さんの日記にもあったようにこの日は満卓だったわけですが、私も一度だけ打つ機会に恵まれました。結果は―。一度しかチャンスがなかったのでトップを取るためにかなり無理をして危うくラスを引き受けてしまいそうになりました。
 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。


8月9日(土) 書き手:小川 隆

 今回のイン東京日記は4フーロもためらわない小川隆が書きたいと思います。
 本日、いつもの山田史佳選手は八翔位戦の二次予選に出場。もちろん、他の順位戦選手も支部会員さんも出場しています。うらやましいです。ということで、この私がイン東京の運営を行なう事になりました(初めてなので、優しくしてくださいね)。
 イン東京開始まで余裕があるので、1回戦だけ見学。その後、大興奮冷めやらぬ中を脇目もふらずに秋葉原へと進撃しました。
 EIWAビルのふもとに辿り着き、心臓破りの階段を一気に昇り、パラダイスへの扉を開けると、定刻前にはすでに4人の会員さんたちが手ぐすね引いて待ち構えていました。
 14時に無事に一卓開始でき、まずは一安心。そのうち徐々に集まり、私も含めて8人となり、次戦は組み合わせ抽選して2卓で稼動。私の卓には初対戦の会員さんがいらして、その方が開局のオヤ番でリーチ。
 力強くをツモり、60オール。危なげなく、逃げ切って行きました。私はラス回避が精一杯で修行不足を痛感しました。やれやれです。
 夕刻、1卓に戻り、出番のない私はそれまで山積みとなっていた諸業務をテキパキと片付け、戦況を眺めていると、八翔位戦初日を終えた対局者や見学者が目をらんらんとさせて続々と集結して来ました。
 早速、1卓設け、2日目への活力を養っていただきました。後日、その成果は現れていたようです。


 ここで、お知らせです。
 平成26年10月25日(土)に杜の都仙台に各支部の会員さんが集い、第11回マージャン101チャンピオンズマッチを開催します。
 結果は、101WebSiteでご報告させていただきます。

 それではこの辺で、皆様またイン東京でねっ。


7月26日(土) 書き手:木村 由佳さん&山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記も木村さんが書いて下さります。
 イン東京日記は書いてもらっていますが、私はきちんと世話人としての仕事は全うしております。決して日記を書いてもらうのをいいことに会場の中でくつろいだりはしておりませんのでご安心を。
 それではさっそく日記を読んでみましょう。

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 みなさん、こんにちは。今回もイン東京日記は木村が書きます。
 26日の対局のとき「この半荘のことを書いてよ」などと言ってくださった方々、ありがとうございます。しかしなんせご存知の通り、麻雀がヘタクソなものですから、「取材しながら打つ」なんてことは私にはだいたい無理です。当面は、一生懸命打った結果、心に残ったことを書くようにしたいと思っております。
 皆さまの我慢とご指導に支えられて、今後私の麻雀の力が向上していくと、「この対局のことを書こう」と思って打てるようになるかもしれません。まあ、長い目で見てやってください。

 26日はイン東京に着いたのが17時ごろで、2卓立っていました。この日のイン東京の参加者はのべ11名。初めて101を打つ方が1人おられました。
 八翔位戦2次予選の日ですから、参加選手や立会人の方たちは御徒町の対局室にいます。それでも2卓立っていてよかったです。(先々週、101に初参加してくれた棋士会の磯島さんは、雀友倶楽部のほうに行ってしまわれました。いつか101を磯島さんと打ってみたいです。磯島さんとは、赤ありのフリーしか打ったことがないのです。)
 この日のイン東京、私は5回打ち、その1戦目で八翔位の小川隆選手と同卓できました。小川さんは、八翔位戦を見るために名古屋から来られていたのですが、御徒町で1回戦を観戦して、イン東京にも参加してくれました。やはり、タイトルホルダーがいると、空気がピリッとしますね。しますかね? しますよね?
 さてその半荘。起家から藤森弘希さん、石井学さん、木村由佳、小川隆選手。
 前半は木村が得意のチートイツドラ2とかなんやかんやあがってトップ目だったのですが、南4局を迎えたときには藤森さんがトップ目でした。ラス目は石井さん。
 オヤの小川さんが、序盤からしかけます。
 まず藤森さんが切ったをポン、木村が切った2枚目のをポン、藤森さんが切ったをポン。もう、小川さんの上家の私は20くらいの手をあがって藤森さんをまくろうと思っていたのに、ピンズがなにも切れなくなってしまいました。
 ラス目の石井さんはびしびしピンズを切ってきますが、合わせ打ちはできませんでした。小川さんが裸単騎なんかする人かどうか、私は知らないのですが、うっかり小川さんにテンパイされてラスになるのは嫌だったのです。それで石井さんのほうも見ながらぐだぐだソーズやマンズを手出ししていると、小川さんにをツモられました。
   
 南4局その2は流局して、「◎小川/●石井」となりました。やっぱり、そう簡単に勝てる相手ではありません。でも、小川さんと1回打ててラッキーでした。小川さんはその半荘の後、また八翔位戦の対局室に向かわれました。

 話は少し横道にそれますが、じつは小川さんは私がイン東京日記を書くきっかけをくださった方です。「なんで木村が日記を?」と思われた方のためにその経緯を少し書きますね。
 それは6月22日の日曜日、最高位戦クラシック第4組予選の日のことです。この日の4組は抜け番ありの試合で、小川さんが抜け番のときに、私は小川さんとデニーズに行きました。
 小川さんは軽食の麺類を注文して、私はコーヒーを飲んでいました。小川さんとは酒の席で数回ご一緒したことはありますが、面と向かって話すのは初めてで、非常に緊張しました。
大事な対局の抜け番という微妙な位置づけの時間ですし、デニーズの大きいテーブルの距離感がなんとも落ち着かず「小一時間、しらふで何の話をしたらよいかなあ〜」と考えていました。
しかしなんか2人でばらばらの物を前にして黙っていると、はためには真面目な出会い系サイトか相方紹介所でマッチングされた、本日初対面の中年男女みたいに見えるのではないか? と心配になってきました。
 いやまあ、私は人様からどう見られるかということはほとんど頓着しない性格なのですが、天下の八翔位様(あ? これは数年前の成岡明彦さんのミクシィのハンドルネームだったか?)、あこがれの現役のタイトルホルダーを前につくねんと(あ? これはA級観戦記を書いてくれる鈴木聡一郎プロの天鳳のハンドルネームか?)座っているのはもったいないと思い、とにかく楽しい話をしようと思ったのです。
 それでまあ、お互いの、これまでの約50年の人生のあらすじを披露し合って、それはそれで結構盛り上がりました。その中で私が「結婚する前は新聞社で働いてました」と言ったら、小川さんが「じゃあ、文章書ける? イン東京日記書いてみてよ」と言ってくださったのです。
 私は光栄に思いつつも、「文章は書けますが、麻雀のことは書けませんよ」と申し上げたのですが、「いいよいいよ。言っておくから」とのことだったので、「じゃあやりまーす」と、お受けすることになりました。そんなわけで、小川さんにはとても感謝しております。
 小川さんに「木村に日記書いてみろなんて言って失敗だったなあ」と思われないように、いや、今はそう思われていたとしてもいつか思われなくなるように、頑張ります。

 ええ、頑張りたいのは山々なのですが、26日の最終戦では、私はやってはいけないことをやってしまい、同卓のみなさんから「それはない」「しないほうがいい」とご指導をいただきました。あまりにレベルが低いのでここに内容は書きませんけど、もう、しません。ご指導くださった皆さん、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
 26日は2卓の時間がかみ合わなくて、ずっとおつきあいいただくことになった方もいました。順位戦やタイトル戦はこうやって、同じ相手と上になったり下になったり戦うのだなーと思うと、ほんとうにしんどそう、というのが正直な感想です。私と何度も打ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。

 いよいよ来週8月2日は、山田史佳選手が101を背負って、最高位戦クラシックの準決勝に臨む日です。「木村が見てると高いチートイツがあがれる」と山田選手が言ってくれるので(26日は自分もチートイツの手で64と30・60あがりましたよ!)、私は仕事が終わり次第、神楽坂の「ばかんす」に応援に行くつもりです。
 2日のイン東京は、B級の安田健次郎選手がご担当だそうです。私は、安田さんのツイッターのファンなので、安田さんが運営なら参加したい気もあるのですが……まあ、このたびはクラシックの方に行くことにします。
   9日は八翔位戦2次予選の観戦に行く予定です。そんなわけで、しばらくイン東京日記は書けないと思いますが、その間もいろいろ勉強しておきますので、また書かせてくださいね。
 じゃあ皆さん、2日はイン東京か、神楽坂「ばかんす」に集合ってことで、よろしくお願いします。 山田選手、頑張ってください!
(木村 由佳)

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 私事になりますが、日記の最後の方に書いてあります様に、何と運良く最高位戦クラシックの準決勝に残っております。相手は名前を聞くだけで震え上がってしまいそうな方たちばかりですが、全身全霊戦ってまいります。
 最後になりますが、イン東京参加時の私のチャレンジ結果ですが、この日は2回打って―・△。また負債を抱える形となってしまいました。日々の鍛錬ももっと成果を上げなくては順位戦選手としてはこの上なく恥ずかしいので、精進していきたいと思います。
 それでは今回はこの辺で。皆様来週もイン東京にお越し下さいませ。


7月19日(土) 書き手:木村 由佳さん&山田 史佳

 みなさんこんにちは。今回のイン東京日記も、木村さんが書いてくださることとなりました。
 このまま「山田史佳のイン東京日記」が「木村由佳のイン東京日記」となってしまうのではないかと不安のあるところではありますが、今回の日記の内容は私のことがたくさん書かれているので個人的にはすごく嬉しいです。
 ではさっそく木村さんの日記を読んでいただきたいと思います。

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 みなさん、こんにちは。今回もイン東京日記は木村が書きます。
 前回の日記について、ご意見やご感想をくださった皆様(10人くらい)、ありがとうございました。「言いたいことはあるが機会がなかった」という皆様も、今後ともよろしくお願いします。今回は、イン東京をはみ出して、場外乱闘シーンが多いですよ。

 19日は長男の予備校の面談があったので、イン東京についたのが18時くらいでした。2卓しか立ってなくて、全体に閑散としていたので、「私の日記のせいで人が減ったのか!?」と、ぞっとしましたが、この日は麻将連合のサマーカップが開催されていて、そちらに参加された常連さんも多かったようです(イン東京にも参加している関根秀介さんと稲毛千佳子ツアー選手がサマーカップ優勝でした!)。
 19日のイン東京参加者は、101の村田光陽選手、山田史佳選手を含めてのべ12名。
 この日、私は半荘1回しか打てず。でも先週と同様456のサンショクをアガりました。
 テンパイしたときに、先週滝石潤さんに言われた「あのサンショクはリーチしてほしかった」という言葉が頭をよぎったのですが、なんとなくリーチは打てず、トップ目の牧野卓人さんから52を出アガって、自分がトップ目に立ちました。でもそのあと、牧野さんに16を放銃して(これがひどいオリ打ち)また逆転されてしまいました。
 南4局、アガればトップのリーチを打ちましたが、終わってみれば四暗刻あがり逃してますやん、みたいなしらけた終わり方でした。牧野さんは5巡目でホンイチチートイツ(ドラの待ち)をテンパイしていたとのこと。私がイーシャンテンになった時におりたと、手牌を開けて教えてくれました。勉強になります。ありがとうございます。
 しかしこの日の私は、切り替えがうまくいってなくて、自分の番じゃないのに手を出すことが2回もあり、たいへんご迷惑をおかけしました。イン東京に到着してすぐ打ち始めると、いろいろ準備不足なようです。以後気をつけます。

 さて、この日私が1回でやめてしまったのは、20時から「鈴木芳洋さんヨーロッパ選手権優勝祝賀会@有楽町」に参加するためです。鈴木芳洋さんは、昨年の101チャンピオンズマッチの決定戦に残った方です。19〜21日に東京で行われる中国麻将の日本選手権に出場するために、仙台の桜井一幸さんたちと、東京に来られていました。
 私は、井戸田耕二さんに声をかけていただいて、中国麻将は最近ほとんど打ってないくせに、のこのこ出かけて行きました。現地には、日本選手権に参加している101の岩沢和利選手や、麻将連合の内田慶選手。かつて何回かイン東京に来てくれたことのあるOさん、Sさん、Rさんの姿もありました。また気が向いたら、来てほしいですね!皆さん、強い人ですから。
 中国からの選手の歓迎会も兼ねた宴会で(50人くらい?)、大騒ぎになりましたが、私は鈴木芳洋さんの前に座って、いろいろお話を聞くことができました。しかし、ヨーロッパ選手権での戦いを語ってもらうつもりが、話題の中心は「結婚」のことばかりでした! 本人に「書いていい?」と言って「いいよ」と言われたので書きます。
 鈴木芳洋さんは、近々ご結婚なさるそうです! おめでとうございます! こういう明るい話はみんなで共有したいので書きましたよ。今年、チャンピオンズマッチで鈴木さんに会う人は、直接そのお話を聞いてください。もう、デレデレでしらふではとても聞いてられませんけどね〜。
 日本選手権は3日間行われて、最終日を戦うベスト8に、鈴木さん、桜井さん、岩沢選手の101組に加え、前述の「昨年イン東京に来てくれたRさん」、も残っていました。さすがです。優勝は清水さんという方でしたが、桜井さんが2位、岩沢選手が4位でした。
 皆さんのご記憶にあるかどうかわかりませんが、スリアロチャンネルの「101まつり」のエンディングで田中実名翔位が「強くなるのはどんなルールでもいいと思うんです。実際、強い人はいろいろなルールで打っています」と語っていたのを、思い出しました。
 私も、もっといろいろなルールで強くなりたいです。

 なんとここから、この日記の舞台はさらに場外へ向かいますよ。
 日本選手権2日目に当たる20日(日)は、神田の「ゴースタンダード・アネックス」で「最高位戦クラシック本戦」が開催されていました。101からは平井淳選手、山内啓介選手、山田史佳選手が本戦に勝ちあがっています。アマチュアの平山友厚さん、堀井統之さん、RMUの中村浩三さんも、101組と言っていいですよね。
 私はじつは最高位戦プロのKさんの大ファンで、Kさんの応援に行っていたので、Kさんが上家の山田選手からホンイチチートイツの80をアガった時は「あらー」と思いました。ところが5回戦終了時の足切りで、平井・平山・堀井・Kさんと、巧者が敗退してしまい、6回戦、私はしかたなく山田選手の後ろで応援していました。ちなみに、上の階では山内選手が打っていたので、平井選手や堀井さんはそちらを応援していたようです。
 6回戦の山田選手の戦いはまあ、本人が書いてくれてもいいんですけど、すごくおもしろかったです。イッツーの26、5オール、とちまちまあがってトップ目で勝ちあがり確定と思われた南4局のオヤ番。
 配牌に字牌が多かったので、「流局させやすそう」と思って見ていたら、あれよあれよいう間に字牌がトイツになり、4巡目で山田選手はついにソーズに手をかけました。 「まさか、メンホンのシャンテン進める?」と思ったら7巡目に待ちでテンパイです。
 そして11巡目、を引いてと入れかえて、15巡目にを引きよせて80オールとなりました。11巡目から上家の山田亮さんがを3枚手出しでしたから、でのアガリはなかったということです。山田選手の場外乱闘、これはその1です。
 こうして山田選手と、山内選手が翌日のクラシックベスト32に進みました。ちなみにRMUの中村さんは、5回戦終了時ブロック内1位でベスト16にスキップでした。

 21日(日)、私は前述の最高位戦のKさんの応援をするために休みを取り、家族の了解も得ていました。それなのに、ああそれなのに、Kさんは敗退してしまい、私は困りました。
 ずっとクラシック観戦でもよかったのですが、なんだか疲れそうですし(足切りされないと6回戦)、会場の神楽坂「ばかんす」はトイレが少なくて狭いし、観戦者として長居したい場所ではないのです。
 そこで自分は錦江荘の祝日例会(兼アマ最高位予選会)に参加して5回戦打ち、終了してから「ばかんす」に向かいました。「ばかんす」に着くと最終戦の最中で、山内選手はすでに敗退していたので、前日同様しかたなく私は、山田選手の後ろで観戦しました。
 南3局4本場(ドラ)下家の宮本卓プロ、8巡目に待ちチートイツのテンパイです。
 我らが山田選手はそのを重ねて
 なんか、無駄なく打てていればこのであがってたらしいのですが、ばかんすの壁際は暗いので私から河がよく見えず、わかりませんでした。ここから打としてリャンペイコーを拒否し、次巡を引いて、打のマチカエをします。そして更に次巡あっさりツモ。山田選手の場外乱闘、これがその2です。彼はお外ではチートイツドラ2が得意技のようです。
 そんなこんなで101からは山田選手がただ1人準決勝に進み、その後、RMUの多井隆晴代表、プロ協会の鈴木たろうプロ、最高位戦の村上淳プロ、三ヶ島幸助プロ(以上全員準決勝進出者)などと親睦を深める機会を得て、刺激を受けたようでよかったと思います。
 えー、私も同席させていただいて(アマチュアは私と平山さんだけか)楽しかったです。
 その日の前半に「アマ最高位」本戦の権利を得ておいたので、報告兼ねてその場にいてもなんとなくかっこうがつくような気になれてよかったです。いやまあ、それが錯覚だったとしても幸せなひと時でした。

 なんだか今回の日記は、場外乱闘と酒飲みの話主体になってしまいましたが、101の選手もアマチュア参加者も、なんだかんだよく打ってよく動くという話。そしてイン東京でがんばってる山田選手の活躍のご報告でした。クラシックの準決勝は8月2日(土)、みんなで山田選手の応援に行くとイン東京は閑古鳥が鳴いてしまいますね。どうしましょう?
   とにかく26日(土)は、山田選手を直接激励するためにも、こぞってイン東京に参加しようではありませんか。私も仕事をしてから19時くらいまでには行く予定です。会えたらよろしくお願いします。
(木村 由佳)

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 そう、日記にも書かれておりましたが、奇跡的なツキ方によりなんと最高位戦クラシックの準決勝まで勝ち上がっております。
 このままの勢いで優勝目指して頑張りたいと思います。
 最後になりますが、イン東京に参加した際の私のチャレンジ結果ですが、4回打って―・―・△・―。
 さっきまでの明るい内容とは一転して暗い結果となっております・・・。いいかげんトップをとらないと本当にこの日記のタイトルが書き変わってしまいかねないので、死ぬ気で取り掛からなくてはと思い始めました。
 それでは今回はこの辺で、みなさんまた次回のイン東京でお会いしましょう。


7月12日(土) 書き手:木村 由佳さん&山田 史佳

 皆様こんにちは。もはやお馴染みとなりました山田史佳です。毎日暑い日が続きますが、体調などは崩しておりませんでしょうか。暑い日にはクーラーのよく効いた場所で麻雀を打つに限ります。
 さて、今回のイン東京麻雀日記は私、山田史佳ではなく、特別ゲストに書いていただくこととなりました。もちろん最後の方には私のイン東京参加時の対局結果を記載致しますのでご安心下さい。

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 みなさん、はじめまして。このたび「マージャン101イン東京日記」を書く機会をいただきました木村由佳と申します。イン東京には時々参加しています。101の試合には、ペアマッチにしか出たことがありません。その時の成績は、個人もチームも最下位でした。実力通りです。でもイン東京日記は一生懸命書きますので、よろしくお願いしますね。

 13日にB級の順位戦があるというので、「12日は前日だからB級の選手がたくさん参加しているんじゃないかな」と期待して行きました。前回、A級の順位戦直前のイン東京には、A級の選手がたくさん(成岡さんと高島さん以外全員!)参加していたからです。ところが、B級順位戦が延期になったとのことで、B級の選手は運営の山田史佳さんだけでした。
 参加者は19名で、101の選手(田中実さん・村田光陽さん・西尾剛さん)以外に、最高位戦、RMU、麻将連合、棋士会のプロも出たり入ったり、常時3〜4卓立っている盛況ぶりでした。アマチュアの顔ぶれも、山田さんのイン東京日記に頻出する菊池一隆さんはじめ奥田直裕さん、石川由人さん、牧野卓人さんなど巧者がたくさんいました。あー私もいましたよ、もちろん、だから、全員がすごい打ち手というわけではないですね。
 今回私は半荘3回打ったのですが、1回戦で滝石潤さんと初めて同卓できて光栄でした。
 でも、対局が終わるまで、私は滝石さんがすごい方だということを知らなかったのです。
「なんか、初対面の若い人がいるな―」と思ったりして、卓決めの抽選のときには滝石さんに「抽選した卓が字牌で、ピンズの人はこっちですよ」なんてお姉さんぶって教えてたりしました。
 ところが、あとで滝石さんについて教えてもらってびっくり! 若く見えるのに、私よりわずか1歳年下なだけでした。いや、ホントにびっくりするところはそこではなくて、滝石さんは、1990年、22歳3カ月の若さで十段位になった方でした。このタイトルの史上最年少記録は、まだ破られていないそうです。つまり滝石さんは日本プロ麻雀連盟の元プロだったんですね。その話を私と同時に知った人が「道理で強いはずだ」「初めて参加の時から強いと思ったら……」と言ってました。今は競技麻雀の一線からは退いておられるようですが、これからもイン東京で一緒に打ちたいなあ……と思います。
 そんなこんなで改めて今回のイン東京の参加者19名の中に、元プロも入れたらどれだけ玄人がいるのか、とぞっとしますね。いやいや、わくわくしますね! わくわくした人は、ぜひぜひイン東京に来てください。「満卓で盛況なら入れないんじゃないの?」「行って打てないならつまんない」という心配は御無用です。人数が多い時は、101の対局室(@御徒町)も使えますから、手積みで打てる人には徒歩5分の御徒町に移動してもらえます。自動卓で101を打ちたい人は、私と一緒に打ちましょう。嫌ですか? じゃー、抽選で私と違うのを引くといいですよ! だいたい私はさっさと抽選引く方ですから、後で引く人は何を避けたらいいかわかりやすいです。

 とまあ、さすがに麻雀不得意なだけあって、牌姿もなんもないまま書き連ねましたが、牌姿がひとつもないとさびしいかもしれないので、この日の私のアガリの中から一つ。

 この日の最終戦、南1局その2、東家・寺西謙多郎さん 南家・木村由佳 西家・石川由人さん 北家・菊池一隆さん。
 ちなみに南1局その1は、私が親の寺西さんに120を打ちまして、寺西さんがトップ、私がラスです。詳しい点棒状況? えーと、そういうことは次回の課題にさせてください。ごめんなさい。
 それでまあ、肝心の南1局その2はドラがでした。
 私のあがりは寺西さんからの16巡目、の出アガリで
 
という手でした。無駄に三暗刻やし、と思いましたがどの2翻を無駄と思うかは、人によるみたいですね。本当はダブもドラも全部無駄にして「8000・16000」と言うつもりが、「16000」しか言えなくて残念でしたが、まあ一矢報いるというか、みんながあんぐりしてくれてよかったです。
 あとで菊池さん(4枚目のを切った人ですよ)が寺西さんに「どうして打ったの?」と聞いたら寺西さんは「手詰まり」と答えていました。私のテンパイ時(13巡目)の打牌はですから「なぜ、跳満(みんなに!)見えてるのにリャンメンに受けないのか」という質問もいただきましたが、そりゃーもちろん、四暗刻あがりたかったからです。というかまあ、序盤に自分切ってたし、このシャンポンがいいような気がしたのです。
 しかし「ドラのをカンするときに音符♪ついてたよ」「『ロン、16000』の声がひびきわたったよ」と言われるのは心外でした。私はいつもすごくまじめに真剣に、緊張しながら101を打っております。しかしその姿が時に滑稽に、はたまた楽しそうに見えるんだそうです。こんな私に会いたいなあ、と思った人は来週7月19日のイン東京に会いに来てください、「なんじゃ、そりゃ、へんなおばはん」と思った方は、珍獣見物のつもりで来てください。私は18時くらいから最後まで参加の予定です。
 ではまたお目にかかりましょう! 機会がもらえたら来週も書きます。ネタ歓迎! 
(木村 由佳)

※   ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※

 う〜ん、私の100倍は面白い日記を書かれてしまいました・・・。私も負けないように麻雀だけでなく文章の鍛錬もしていきたいと思います!
 では最後に私の今回のイン東京の対局結果ですが、3回打って―・―・△。もう最近はお通夜のような表情でこの日記の最後の方を書かせていただいております。ちなみに3回戦目のラスは同じ団体の某選手の猛攻を受けて引き受けてしまったラスとなっております。次回のイン東京で同卓した際にはリベンジしたいと思います。
 それでは今回はこの辺で。皆様、また次回のイン東京でお会いしましょう。


7月5日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は山田が書きたいと思います。
 本日も雀友倶楽部のオープン戦、イン東京共に盛況で満卓となりました。皆様本当にありがとうございました。
 さて、イン東京日記を書くにあたって観戦は必須です。満卓になってしまうと世話人の居場所はなくなってしまうので、一番最初の半荘を観戦できるのがベストなわけです。なので、私は家を出る前に、「満卓になるのは構わないから、丸丸一半荘観戦してから満卓になって!」と毎週毎週祈りを捧げております。
 本日もその祈りが通じたのか、無事観戦することができました。では注目の対局に移りたいと思います。
 起家から藤森さん、平井選手、市川さん、菊池さんです。私は菊池さん、藤森さんの側からの観戦となりました。

 東1局、平井選手が6巡目にドラのを切り飛ばしておりやる気十分。それに対し菊池さんも自風のをポンしてこの形に。

 
 菊池さん、平井選手共に互いの無筋を切り飛ばし東1局から激しい戦いとなりました。と、流局間際菊池さんが雀頭にしていたをツモり、打として単騎にマチカエをします。
「まさか・・・」と思った瞬間に平井選手からロンの声がしてを手元に引き寄せます。開けられた手牌は
の7・14。後で菊池さんに聞いたところ、だけは辞めようと決めていたから、とのこと。う〜ん流石の読みということなのでしょうか。
 東2局は流局し、東3局。ここでまたしても菊池さんのウルトラCが炸裂します。親の市川さんが早々にリーチ。その時の菊池さんの手牌が、
となっており、は現物です。菊池さんはここからを切り、次巡生牌のをツモりのアンコ落としを始めます。するととツモり、なんとの高め満貫のテンパイとなっておりました。テンパイ打牌のも前巡に通っており、全く目立ちません。結果はリーチをした市川さんがを掴み菊池さんの40のアガりとなりました。
 市川さんのリーチは待ちだったようで、菊池さん曰く、「リーチの直後にが重なっていたとしたら、と落とし放銃になっていたと思うから、来る順番に恵まれた」とのことですが、東1局のような溜めがあるからこそ、来るべくして牌が来ているのではないかと思ってしまいました。
 東4局、菊池さんは先ほどの40のアガりを得て勢いをつけ、オヤ番でも20オールをアガります。
 
 しかし実はこのアガりもかなりのファインプレー。イーシャンテンの段階ではこの形。
 
ここにツモとなり待ち取りを考えることとなりました。はアンカンされており、はかなり薄そうです。しかしながらは1枚捨てられており、シャンポンに受けてもアガれるか分かりません。小考の後に打として、力強く手元にを引き寄せました。なぜそう受けたのか対局終了後に聞きそびれてしまったので、気になる方は次回のイン東京に是非来場していただいて菊池さんから聞いてみましょう!
 東4局その2、南1局は流局し、南2局。このまま菊池さんに好き勝手されてたまるかと平井選手が牙を剥きます。まずは市川さんから24。
 南2局その2では平井選手が先制リーチを打ち追いかけリーチをかけた市川さんから42を召し捕ります。
 南2局その3、このまま流れを奪い去っていくのかとドキドキしながら見ておりましたが、この局はなにもなく流れてしまいました。
 そして南3局、菊池さんが早いテンパイを平井さんから直取りし、トップへの地盤を固めます。
 そしてとうとう南4局。ここまで平井選手、菊池さんの二人が激しい攻防を繰り広げておりましたが、トップ争いの他に101には忘れてはいけない戦いがあります。ラス抜けをいかにするか。市川さんは跳満ツモ条件となっておりますが、終盤にリーチ。残念ながら流局してしまいましたが、市川さんの手はフリテンながらしっかりと条件を満たしておりました。
 この対局を観戦して、牌のきかたであるとか、流れといってものがやっぱりあってもおかしくないんじゃないのかなとしみじみ感じてしまいました。
 東1局の止めから南4局まで徹頭徹尾スキを見せなかった菊池さんはこの日延々と連勝したとかしないとか・・・。
 そんな菊池さんと打ってみたい方は是非毎週土曜日に東京の雀友倶楽部で開催されている101イン東京にお越し下さい!また土曜日意外の雀友倶楽部は競技道場として営業しており、菊池さんはそこでもレーティングNo1の実力を発揮しております。興味のある方は是非お越しくださいませ。
 最後に、私のイン東京参加時の挑戦の結果ですが、本日は3回打って△・―・△。
 せっかく菊池さんの対局を観戦したというのにこれでは何も学べていません。もっと気を引き締めて対局に臨みたいと思います。
 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。


6月21日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は山田が書きたいと思います。
 本日は会場の雀友倶楽部もかなりの盛況で、イン東京の卓も合わせて満卓となっておりました。
 会場一番乗りは麻将連合の松井さん、そして寺西さん。当連盟の小川選手、菊池さんと14時になりすぐに1卓稼働となりました。現八翔位を相手にする3人は皆様競技麻雀に造形が深い方ばかり。どのような展開になるか気になるところです。
 注目の対局は、起家から松井さん、菊池さん、小川選手、寺西さん。

 東1局は松井さんがあっさりとロン牌を引き寄せ6オール。

 東1局その2は流局し、東2局では小川選手が13・26をツモアガり。
 小川選手、イーシャンテンのこの形から打として、ドラを使い切る、あるいはドラを切るならばもう1翻つけるという確固たる意思を見せます。
 テンパイした後にを引きリャンメンへの手変わりもありましたが、イーシャンテンでを切った以上はとツモ切りとし、きっちりとを引き寄せました。

 13・26といえば101においてはかなりの打点だと私は思います。このひとアガりで後は流局という展開も珍しいことではありません。しかし相手は非常に手ごわい3人。このまま楽に半荘を終わらせてくれるようなことはありませんでした。

 東3局では、松井さんが小川選手にオヤカブリさせる7・14。更に下家では寺西さんがブラフ気味にのチーをしており、主導権を握らせてくれません。
 そして東4局と南1局は流局。
 しかし嵐の前の静けさとはまさにこのことだったのでしょう。南2局でついに大爆発が。
 オヤの菊池さんがドラを雀頭にしてリーチ。最終手番でロン牌のを力強く引き寄せ40オールをものにしました。
 南2局その2では、寺西さんが5・10。菊池さんの2発めの爆弾が落とされる前にオヤを蹴りました。
 
 さて南3局の小川選手のオヤ番です。このまま菊池さんにトップを明け渡すつもりは毛頭ないと渾身の40オール。
 南3局その1では寺西さんが4・8のツモアガリ。
 南4局はラス抜けのために寺西さんが必死に手を作りますが、上家の小川選手にガッチリ抑えられて流局となりました。

 攻守において終始隙を見せず打ち抜いた小川選手を観戦していた私は、気がつくと口が空きっぱなしになっていました。
 イン東京に来れば現タイトルホルダーとも同卓のチャンスがあるかもしれません。次回以降はタイトルホルダー来場の告知なども出来ると良いかもしれませんね。
 さて、今回の私のイン東京の成績は、四戦やって−・△・◎・−。
 今回も目標を達成できませんでした。トップを取れるようになり、以前のように、−・−・−とかで一日が終わることはなくなりましたが、代わりにラスも引くようになってきてしまいました・・・。次回以降はラスを減らしていきたいと思います。
 最後になりますが、来週のイン東京はA級順位戦が開催される為休会となります。よろしくお願いいたします。
 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。


6月14日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は山田が書きたいと思います。

 先週まで八翔位戦1次予選が行われていた関係でしばらくイン東京を休会しておりました。毎週楽しみにしていた皆様には大変失礼致しました。

 さて、久しぶりに開催されたイン東京。今回は雀友倶楽部のお客様から参加したいとの声をいただきました。雀友倶楽部のレーティングもトップ10に入るほどの実力者、並木さんです。実は並木さん、雀将倶楽部の時に開催されていたイン東京で少しだけ打ったことがあるそうで、久しぶりで緊張なさっている様子。

 さて、対局を観戦していたのですが、対局者も中々の面々。起家から平山さん、石井さん、並木さん、そしてこれまたイン東京初参加の加藤さんです。
 東1局、並木さんが2つ仕掛け、平山さんから40をアガります。

  
 まずますの滑り出しに、心なしか緊張も緩んだかのように見えます。
 この放銃で闘志に火のついた平山さん。ベテランとしてこのまま黙ってはいられないと東2局で石井さんから64。
 そして初参戦だった加藤さんも前に出てきています。東3局では5・10。
 東4局のオヤ番では6オールと連続のツモアガリ。
 
 このまま加藤さんが主導権を握っていくのかと思いきや、やはり待ったをかけたのはベテラン平山さん。その2では東1局のお返しとばかりに、並木さんから16の出アガリ。
 そして南1局の平山さんのオヤで、とうとう大物手が炸裂。なんとドラを全て手の内で使いきり40オール。テンパイしてマチ変えの末、さすがの読みで単騎待ちのを手元に引き寄せました。
 南1局その2でも平山さんは前にでます。何とかオヤ番を流そうと並木さんがと仕掛けますが、軍配があがったのは平山さん。並木さんから42を召し捕ります。
 南1局その3は流局し、南2局では並木さんが平山さんに反撃の20。
 さらに南3局の並木さんのオヤ番では20オール。
 南3局その2では石井さんから42と加点していきます。
 南3局その3では、今まで鳴りを潜めていた石井さんが並木さんから和了します。キッチリ高めの40を召しとりました。
 注目の南4局。並木さんが平山さんの打牌に対してロンの声。これはもしや逆転したのでは・・・?と思いきや、開けられた手牌は一つずれてのサンショクならずで40。
 並木さん初トップはおあずけとなってしまいましたが、楽しんでいただけたようで、時間があっという間に過ぎていたが全然気にならなかったと熱中していただきました。またよろしければよろしくお願いします。
 
 さて、三週間ぶりになりましが、私の今回のイン東京での成績ですが、四戦やって△・△・△・◎。なんとも酷い成績となってしまいました。成績もそうですが内容もかなり酷いものだったように思います。最後もトップでしたが配牌とツモに助けられたようなものでした。△を0に戻しに行くつもりが逆に負債を増やすこととなってしまいましたが、選手としてこのままでは引き下がることはできません。また次回以降のイン東京でも引き続き挑戦を続けていきたいと思います。
 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。

5月17日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は山田が書きたいと思います。

 本日は八翔位戦1次予選前のイン東京最後の開催日ということもあって沢山の方に来場していただきました。しかしここで大きな問題が、たくさんの方に来場していただいたのですが、会場である雀友倶楽部も土曜日ということで沢山のお客様が見えており、なんと卓が足らなくなってしまいました。外にまで人が並ぶという盛況ぶり。

  普段であれば会場の待ち席となっている卓で世話人の業務をしているのですが、この日は待ち席の卓も使用するということで、会場のカウンターの中で小さくなりながら成績をつけたりしておりました。

 さて、八翔位戦といえばもう皆様ご存知のとおりかと思いますが、101競技連盟の対局室を使い、手積み卓で行われます。イン東京と違い、サイツも2度振りで開門するのですが、実はこの開門が中々曲者です。

  慣れてしまえばなんということもないのですが、実は雀友倶楽部のフリールールではサイツを使わず、オヤのヤマの7幢を残すというルールにしており、残した牌を王牌にしています。従ってオヤ番を確認する時は王牌の場所を見て誰が親かを確認するわけです。普段雀友倶楽部で働いているため、別のお店などに行った際はオヤ番の確認に手間取ることもしばしば…。サイツ2度振りであっても、親が3の目を出し次の人が4の目を出したら、うまい具合に7幢残ってしまうわけです。八翔位戦に参加される方の中で、普段雀友倶楽部で打っている方は、オヤ番の勘違いにくれぐれもご注意下さい。

 最後になりますが、本日は私2回ほど対局のチャンスがありました。結果は−・−。またしても昇を獲得することができませんでした。翌日から順位戦B級も開催されるので、もっと気を引き締めて卓につきたいと思います。

 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。

5月10日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は山田が書きたいと思います。

  先週は会場の都合で休会となりましたので、久しぶりの開催となります。本日はA級戦の開幕ということもあり、もしかしたらあまり人も集まらないのではないかと思っていたのですが、瞬く間に3卓稼働となり、嬉しい限りです。

  さて、こちらもA級戦に負けないくらいの激戦が繰り広げられておりました。注目の対局メンバーは、起家から寺西さん、大川戸さん、市川さん、堀井さんです。

  先行したのは堀井さん、東1局に寺西さんからピンフ・ドラ1の20を召し捕ります。

 このまま対局を自分のペースに持っていくのかと思いきや、ここから永遠とも思えるほど長い長い連荘が始まるのです。

 東2局その1に大川戸さんが6オール。
 
 東2局その2では8オール。
 東2局その3では市川さんから役牌アンコの42をアガります。
  
 101ルールはアガリ連荘。アガリ連荘と聞くとものすごくスピーディーに半荘が終わるようなイメージを持っている方もいるかと思いますが、101は一度連荘が始まるとなかなかそのオヤが流れないような気がします。それこそ流れのようなものが働いているのではないかと思ってしまいそうになります。もちろん、寺西さん、市川さん、堀井さんも、ただ指をくわえて眺めていたわけではありません。仕掛けをいれるなどして必死に抵抗を試みていたのですが、その動きは全てオヤの利となるばかり。

 東2局その4では、寺西、市川、堀井連合軍の抵抗を全てかいくぐり、26オールを力強く和了します。
 
 東2局その5にしてようやく流局。3者にとっては悪夢にも思えるような時間がようやく終わりました。しかし戦いはまだ終わっていません。ここからは熾烈なラス回避争いが始まるのです。

 東3局、ラスが誰になるのか、4者の思いが交錯する中先行したのは堀井さん、高めサンショクになる方を力強く引き寄せ13・26の和了となります。これでひとまず安心といったところでしょうか。

 東4局は流局。南1局その1では堀井さんが寺西さんに18を献上。
しかし堀井さんの手牌は実は一撃必殺の大物手。これを引き下がることは出来ないように思います。
 南1局その2ではまたしても堀井さんに大物手が、今度こそこの手を成就させたいところ。
しかしアガリを拾ったのは市川さん。寺西さんから20を召し捕ります。そしてその手牌には堀井さんが喉から手が出るほど欲しかったが2枚…。
 南2局は流局し、南3局では堀井さんが寺西さんからチートイツの16を和了します。先ほど逃した大きな2匹の魚のことを考えると、嬉しいような嬉しくないような感じです。

 そして南4局、堀井さん、ラスオヤということもあってまだトップの望みはありましたが、この半荘を締めくくるアガリをモノにしたのは寺西さんでした。2つさらして大川戸さんから40を和了し、幕を閉じました。
  
 結果だけを見れば大川戸さん圧勝ということしかわかりませんが、後ろから観戦していると、互いの思惑が入り乱れているのが分かり、非常に勉強になりました。

 さて、私の1昇を持って帰るという挑戦の本日の結果ですが…。2回打って−・−。情けないことに今回も目標達成できませんでした。1戦目などは焦るあまり危なくラスになるところでした。少し前のめりになりすぎているような感じがあるので、気をつけて打っていきたいと思います。

 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。

4月26日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は山田が書きたいと思います。

  世の中的には今日からゴールデンウィークという方も多いのではないでしょうか。会場である雀友倶楽部も大盛況で、101もあっという間に4卓となる混雑ぶりです。

  さて、そんな中新たにイン東京を打ってみたいという雀友倶楽部のお客様がいらっしゃいました。まだ20歳ながら雀友倶楽部のレーティング上位10名に入るほどの実力の持ち主の折山さんです。何と折山さんの叔父さんは、日本プロ麻雀連盟1期生の折山彰さんだというのだから驚きです。

  そんな折山さんと対局するのは、私、西尾選手、奥田さんの3人となりました。起家から私、折山さん、西尾選手、奥田さんとなったのですが、東1局から大激戦が始まります。ドラは。まずは奥田さんが先制リーチ。続いて折山さんも追いかけリーチ。オヤの私もダブをポンしてホンイチのテンパイ。これは流石にどこかで決着がつくだろうと思っていましたが何と流局となりました。奥田さんはのリャンメン、折山さんはのシャンポンだったそうです。東1局でこれだけ荒れると、この後も打撃戦の様になるのかと思いきや、その後は南1局まで流局します。東4局に折山さんがをアンカンしての役なしドラ1をリーチしていましたがこれも流局となっていたので、場には供託が3本あります。南1局では、折山さんがピンフ・ツモの4・8。供託込みで嬉しい収入となりました。 さて、ここから私なぜかかなり焦り始めてしまいました。南2局は流局したのですが、南3局で折山さんに打たなくてもいいピンフ・ドラ1の20を打ち上げてしまいました。フリールールなどであれば、20打ち込んだところでまた次の局アガリを目指せば何も問題ないのではと思ってしまいそうですが、101ではこれが致命傷となり得るわけです。南4局も折山さんに役牌・チャンタの28の放銃となり、満足顔でトップを取られる結果となってしまいました。

 1昇を稼ぐどころかこのラスで今日の結果は、「−・−・△・−」となってしまいました。何とも不甲斐ない結果。今日の敗北を次回以降のイン東京に活かしていきたいと思います。

 最後に、半荘終了後折山さんに感想を聞いたところ、「普通の麻雀よりもかなり集中力を使うし疲れた。全然アガリも出ないし。」とのことでした。また打っていただける機会がありましたら、是非ともよろしくお願いします。

 それから5月3日、来週のイン東京は休会となっておりますので、皆様よろしくお願いいたします。
 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。

4月19日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京マージャン日記は山田が書きたいと思います。

 月日が経つのは早いもので、このイン東京日記が始まってから、はや1年が経とうとしております。本日も開始早々に2卓稼働となり、大盛況となりました。皆様いつも101競技連盟をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。

 ところで、1年も日記が続くと内容に被りが生じてきてもおかしくありません。ここのところ、日記のネタに非常に困っております。何か面白いことを書けるように日々精進していきたいと思います。

 さて、イン東京に参加した際の1昇を持って帰るという挑戦ですが、本日は3回対局のチャンスがありました。結果は−・−・◎。今回のイン東京でも最後に何とか目標達成できました。今回は、役満に頼ることなく普通のアガリでトップをとることが出来ました。次回以降も頑張って対局に臨みたいと思います。

 最後に、誠に勝手ながら5月3日のイン東京は会場である雀友倶楽部の都合で休会とさせていただきます。

 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。

4月12日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京マージャン日記は山田が書きたいと思います。

  今日もあっという間に4人が集まり、早くも一卓稼働となりました。しばらく出番もなさそうですし、今日はじっくりと観戦し、その様子をお伝えしようと思います。

  対局者は、起家から寺西さん、平山さん、星賀さん、平井選手です。卓の配置の関係上、平井選手と寺西さん側からの観戦となりました。

  東1局、まずは平山さんが先制。イッツーの12を寺西さんから和了します。

 
 そして東2局、東1局の和了が勢いをつけたのか、平山さんがリーチをかけて20オールを和了します。
 このまま平山さんのペースで半荘が終わってしまうのかと思いきや、東2局その2では星賀さんが平山さんからタンヤオの16を和了します。
 やはり全員が101の熟練者であるため、そう簡単には独り舞台とはいかないようです。

 東3局は流局。東4局では、平井選手がチートイツにまとめた手を寺西さんから和了し24。
 東4局その2では、これまで一方的にやられていた寺西さんの反撃が始まります。自風のとドラをトイツにし、出アガリの期待できそうなを星賀さんから和了し52。
 東場が終わった段階で、全員が和了し、誰のペースになるか未だ分かりません。

 南1局、後半戦の口火を切る和了は平山さんの3・6。
 そして南2局、ここで遂に大爆発が起こります。終盤、親も仕掛けを入れ、私が見ている寺西さん、平井選手もテンパイしているという非常に込み入った状況。寺西さんの手牌は、
 
 一方、平井選手の手牌は、
 
 3者の行方はどうなるのか。神様が微笑んだのは平山さんでした。オヤの平山さんの最終手番で引き寄せたのはドラの。見事に40オールを和了し。いよいよ半荘をモノにした雰囲気が漂い始めました。
 そして南2局その2。このアガリを見せつけられて、このままでは順位戦選手として黙っていられないと平井選手の猛反撃が始まります。まずは平山さんにオヤカブリさせる10・20。
 続く南3局では平井選手が星賀さんから120を和了。
 
 そして迎えた南4局のオヤ番で10オール。
 
 平山さんまで後一歩のところまで迫りますが、平井選手の反撃もここまで、最後は平井選手のテンパイ打牌を寺西さんが捉えて16。平山さんの逃げ切りとなりました。
 しかしこの放銃。非常に難しい状況からの打牌選択で、結果は放銃となってしまったものの、平井選手の鋭い読みの上での選択となっております。
 途中、平井選手の手牌が、
となりました。ここから、は山にないと見ての外しとなりました。まずを切り、をチーしてイッツーのテンパイを取りを放銃したのですが、読み通りはありませんでした。
 いくら読みが出来たとしても、それを信じて貫くことができる人は少ないのではないでしょうか。現代マージャンではを切る以外の選択肢はありえないとの解答が返ってきそうな気もしますが、それでは魅せるマージャン、強いマージャンは打てない様な気がします。私は平井選手の外しから、平井選手の底知れない強さと、マージャンの魅力を改めて見せていただいた気持ちになりました。

 この101、文章では伝えきれない部分がかなりあると思います。実際に打ってみて、そして観戦してみて、初めて醍醐味を感じることが出来ると思います。まだ101を経験したことのない皆様、是非とも一度イン東京の会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 あ、そういえば私の目標の話を忘れるところでした。この日は3回ほど打つ機会に恵まれました。  結果は、−・−・−。不甲斐ない結果となってしまいました。このままでは役満以外ではトップの取れない男と思われてしまいます。そうならないためにも、次回のイン東京で更に力をいれて頑張りたいと思います。

 それでは今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。

4月5日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京マージャン日記は山田が書きたいと思います。

先週は自団体の就位記念交流パーティがありました。お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
 さて、とうとうこの日がやってまいりました。前回のイン東京で宣言した、「イン東京に参加した際は、必ず1昇以上を獲得して帰る。」という目標を達成できるかどうか。

 本日のイン東京では3回対局のチャンスがありました。結果は◎・−・−。  とうとう念願の初トップが取れました!と同時に今回の目標も達成。幸先の良いスタートとなりました。スコアはまだまだ△5ですが、ここからじっくりと昇を重ねていきたいと思います。

 今日まで一度も昇を取ることができず、一体どのようにして昇を獲得できたのかというと、なんと東2局にコクシをツモアガリしたのでした。配牌で8種あり、そこからほぼストレートに引き入れて和了しました。その後はひたすらにオリて南4局まで流局を繰り返すという内容でした。

 注目したいのは同卓者の中で役満をオヤカブリした岡本さん。この対局は、起家から私、岡本さん、中村さん、市川さんとなっていました。岡本さんは東2局にオヤカブリした後、ラス抜けに向けて果敢に前にでます。一方中村さん、市川さんは、ラスを押し付けられてはたまらないと、前に出てきた岡本さんの打牌を捉え、アガリを重ねます。岡本さん、東場はかなり不調の様子でしたが、南2局に20オールを和了し、さらに南4局では20・40を和了し、しっかりとラス抜けを果たしました。役満のオヤカブリ、さらには中村・市川連合軍の攻撃にものともせず、丁寧に打ち抜いた岡本さんは流石と言わざるを得ませんでした。

 次回以降も1昇以上を獲得して帰るという目標は続けていきますが、今度はもっと内容の濃い文章が書けるように、頑張りたいと思います。

 では今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。

3月22日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京マージャン日記は山田が書きたいと思います。

 もはやこの挨拶も恒例のようになってまいりました。このイン東京マージャン日記のコーナーは、私のコーナーとなってしまっているのではないかと錯覚してしまいます。

 そんな冗談はさておき、前々回のイン東京マージャン日記の中で、イン東京にご来場のお客様のほとんどが昇を持っているということを書きました。引き換えに選手がマイナスしているということも書きました。今週のイン東京が終わった段階で、私は20戦打って△6という大きなマイナスです。しかも今までの日記を読んでくださった方であればお分かりのとおり、これまで一度もトップをとっておりません…。

 このままでは選手としての立場どころか、人間性までも疑われてしまう可能性があります。この状況を打開すべく、私はここに宣言したいことがあります。
 「イン東京に参加した際は、必ず1昇以上を獲得して帰る。」
これを私の今後の目標としたいと思います。101の選手としてイン東京に参加するからには、これぐらいの目標を達成できなければ面目が立ちません。というわけで、次回のイン東京日記からは、如何にしてトップを取ったのかという報告が毎回書かれることとなるでしょう。

 さあさっそく来週のイン東京で猛威を振るうぞ!と意気込んでみたが、なんと来週のイン東京は休会となっております。29日は101競技連盟の就位式があるため、イン東京を休会させていただきます。毎週楽しみにしている方々、大変申し訳ありません。

 では今回はこの辺で、皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。

3月15日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京マージャン日記は山田が書きたいと思います。

 本日のイン東京は、会場である雀友倶楽部が大会を開催するため、15時開催となっておりました。しかし結局の所大会は中止になったので、問題なく14時から出来たのですが、急遽中止となってしまったため、改めて皆様に告知することができなかったことをお詫び申し上げます。

 さて、先週のイン東京にお越しの皆様には、次回が15時開催になることをお伝えできました。しかしお越しにならなかった方にはお伝えできなかったので、もしかしたらお伝えできなかった方々が14時前には雀友倶楽部には殺到してしまうのではないかという不安に襲われ、13時半に雀友倶楽部に待機することにしました。

 すると平井選手が来場し、田中選手も来場、そして開催が15時になっていると知りながら、なぜか1時間も早くに来場した小美野さんの3人が集まりました。
「私を含めて4人集まりましたが、15時開催と告知したので対局は始めない方が良いのでは」(本心は101が大好きなので打てるチャンスがあれば打ちたいと思っています。)
と提案したところ、
「HPでの告知はなかったし、1時間で終わらせれば大丈夫だろう。やろう。」
との先輩からの言葉をいただき。私は喜び勇んで対局の準備へとかかりました。

 とはいえ対局相手はA級選手が2人、そして最近昇を順調に重ね、いまや怖いもの知らずとなっている小美野さん。これはかなり分が悪いような気もします・・・。

 しかし対局が始まってみると配牌もツモも実に良い。東1局に小美野さんから40を和了。その後も順調にアガリを重ね、南入した時点でトップめとなっておりました。
「もしや早めに会場入りしたことを神様が見ていてくれて、今日こそはトップと取らせてくれようとしているのでは?」
と思っていたところ、南2局に事件は起きました。
 親は小美野さんです。小美野さん、ここまで私だけでなく、田中選手、平井選手にも直撃され、態勢は非常に悪いのだと私は思っておりました。しかし7巡目・・・。
 小美野さん「ロン。6000オール。」
なんとタンピンツモイーペイコウドラ3という非常に長い呪文。
私「・・・」(呆然自失)
田中選手「・・・」
平井選手「・・・」(苦笑)
 神様などいないのでしょうか?それともこれは試練を与えられているのでしょうか。その後は余裕で逃げ切られ、またしてもトップはお預けという情けない結果となってしまいました。選手3人を相手にしてこの強さ。小美野さんの進撃はどこまで続いてしまうのでしょうか。次に小美野さんの餌食となるのは、あなたかもしれません。

 さて、今回はこの辺で失礼いたします。皆様、また次回のイン東京でお待ちしております。

3月8日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京マージャン日記は山田が書きたいと思います。

 この書き出しももはや定番となって参りました。今私はイン東京のほとんどに世話人として参加しております。そうでなくても、土曜日は雀友倶楽部のスタッフとして勤務しておりますので、ほぼ全てのイン東京に立ち会っているといっても過言ではありません。最近は常時卓が3卓に伸びることが多く、雀友倶楽部から新たにイン東京に参戦する方も増え、101競技連盟の所属選手としては、とても嬉しい限りです。

 さて、世話人としてイン東京に参加している時は、各参加者の成績の管理や、半荘終了時の立ち会いなどをするわけですが、最近成績をつけているとふと思うわけです。
「参加者の中で0以下の人ってほとんどいないのでは・・・?」と。
確かに選手以外の成績は、マイナスになることはありません。0の時にどれだけラスを引いたとしても、0のままで計算しているからです。とはいえ、最近の参加者が保有している昇の数は結構なものです。同卓の4人が、10−9− 3−3(各人の持っている昇数)とか、低くても5−3−2−2の様に全員が熟練者の様です。一方そこに選手が加わると、5−3−2−△3の様になってしまうわけです。

 このままではあまりに恥ずかしい。私も昇をプラスに戻して、選手として恥ずかしくない様にしなくては。そう奮起して望んだ今日の半荘。起家スタートで、なんと東1局から120の出和了と滑り出し好調です。しかしここからが全くと言っていい程手にならず。逆に対面に座った小美野君に6オール、5・10、20・40と和了を連発され、逃げ切られてしまいました。
 悲しいことに、私のイン東京初トップはまたしても手の中から滑り落ちてしまいました。このままでは選手としての立場が…。きっとこのイン東京日記を読んだ他の選手の方々はこう思うでしょう。
「このままでは選手としての威厳が損なわれてしまう。ここは我々が出て行って選手としての強さを見せつけてやらなくては!」
 このイン東京日記を読んだ選手の皆様、次回のイン東京での参戦をお待ちしております。

 では今回はこの辺で。皆様また次回のイン東京でお会いしましょう。

3月1日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は山田が書きたいと思います。

 もはやお馴染みとなってきて、内容にも飽きてきたよと思われているかもしれませんが、そこはご容赦下さい。

 さて、今回はいつもとちょっと違った内容を書いてみようかと思います。今現在「マージャン101イン東京」は、秋葉原にある雀友倶楽部で行われております。皆様ご存知の通り、イン東京が開催されている横で、雀友倶楽部の通常営業が行われているわけです。

 イン東京にお越しになるお客様は、古くから101を愛してくださっている方はもちろん、雀友倶楽部のお客様の中から、101に興味を持っていただいてイン東京の常連になる方もいらっしゃいます。最近は雀友倶楽部の常連の学生の方達に101を打っていただけるようになり、私としても非常に嬉しい限りです。

 しかし、普段雀友倶楽部の通常営業を打っている人がイン東京で101を打とうとすると、あるカルチャーショックを受けることとなります。それは、イン東京にはラス半コール文化が特に無いということです。もちろん、ラス半コールをかける方もいらっしゃいますが、大抵の場合は半荘が終わるとそのタイミングで終了を宣言することとなっております。

 これは一体なぜなのでしょうね?なにか理由があるのではないか、そんなことを考えながら眠れぬ日々を過ごす今日この頃であります。

 あ、別に責めているとか、困っているからやめてほしいとか、卓が突然割れちゃうとか、決してそんなことを言いたいわけではありませんので、この日記を見たからといって、ラス半コールの山田とか、そんなあだ名をつけたりしないようにお願いします。

 あまりまとまりのない文書でしたが、今回はこの辺で失礼致します。皆様、また次回のイン東京でもよろしくお願いします。

2月22日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は私、山田史佳が書きたいと思います。

 さて、今年に入って既に幾度となく世話人を務め、何度となく打っている私ですが。実は未だに昇を獲得しておりません。
 今年度初の101はラススタートとなり、そこからの対局は何と全てバーとなっている次第です。今日こそは今日こそはと思う日が続くも中々結果に結びつかず焦り出している今日この頃。今日の対局こそは昇を獲得して気持ちよく雀友倶楽部を出たいものです。

 そんな私が対局するチャンスはさっそく回ってきました。開始時間から瞬く間に2卓になり、2卓目に潜り込むことに成功しました。対局のメンツは、アマ最強と名高く101でもその強さを証明している平山さん。101歴は浅いものの、順調に昇を獲得している市川さん。久しぶりにイン東京に来場、A級経験もある実力者石川選手。そして私の4人です。
 対局が始まり、起家から私、石川選手、市川さん、平山さん。
 東1局、好配牌をもらった私が、一手変わりサンショクのピンフテンパイ。ほどなくして市川さんからロン牌のが出て18の和了。

 東1局その2は平山さんがメンツモの3・6。
 東2局、東3局は流局し、東4局に市川さんが私に28の放銃。
 ここまで順調に和了を重ねることができ、今までとは勢いが違うのではと感じながら南入となったわけですが、そのオヤ番で手にした配牌がなんとこんなイーシャンテン。
 これは流石にすぐ和了れるだろうと思っていたが、なんとこの手が全くテンパイせず、それどころか市川さんが7・14をツモり親被りする始末。
 私が何か悪いことでもしたというのであろうか。ガックリ肩を落としながら南2局となるわけだが、ここで今まで鳴りを潜めていた石川選手が市川さんから18を和了ります。
続いて南2局その2。このパターンは何だかんだで昇を逃し、最悪の場合ラスを引くこともあったはずと怯えながら打っていると、市川さんの捨てたに石川選手がロンの声。これがタンヤオチートイツドラドラの120。
 この後は全て流局し石川選手の独走状態で対局終了となりました。

  なんと頭をよぎった悪いパターンのイメージ的中で今回も昇はおあずけとなってしまいました。ラスにならなかっただけマシと考えつつも、モヤモヤが残ったまま今日も雀友倶楽部を後にすることとなった世話人でありました。

  次のイン東京こそは昇を獲得したいと思います。皆様イン東京の会場でお会いしましたらよろしくお願いします。

2月15日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様こんにちは。今回のイン東京日記は私、山田史佳が書きたいと思います。

  さて、私は普段マージャン101イン東京の会場にもなっている雀友倶楽部にて勤務しているわけですが、本日は雀友倶楽部のお客様の中で101を打ってみたいという稲波さんという方がお見えになりました。
 稲波さんは、雀友倶楽部のレーティング上位10名に入ったこともあるほどの実力者。101をどのように打つのか非常に興味深いところでもあります。
 一回だけというお話で打っていただいたところ、残念ながらその半荘はラスとなってしまいました。
 それに闘志が湧いたのかもう一回打っていくとのこと。ここはレーティング上位者の意地を見せつけるのか。
 そんな稲波さんの注目の対局相手はこちらの3名。雀友倶楽部レーティングNo.1。101でもその強さは変わらない、菊池さん。101を打っていてその名を知らないものはいない、奥田さん。そして現役A級選手でありその強さは疑いようもない、平井選手。以上の強者3名が相手となります。
 対局が始まり、起家から、菊池さん、平井選手、奥田さん、稲波さん。
 東1局は流局。
 東2局では稲波さんが積極的に仕掛け、この13・26をものにします。

  
 東3局は流局し、東4局は注目の稲波さんのオヤ番。
 先制した勢いもあるのか、リーチをかけて14オールのツモアガリ。
 東4局その2でも、稲波さんは攻める手を休めません。積極的に仕掛けてアガリに向かいますが、これに待ったをかけたのが菊池さん。タンピンの20を稲波さんから召し取り、オヤ番を蹴ることに成功します。
 しかしこんなことでは稲波さんの勢いは止まりませんでした。
 南1局は流局しましたが、南2局ではまたまた稲波さんのアガリ。
 オヤ番の平井選手がをポンしてドラまで打ち出してきてテンパイ気配濃厚。
 しかし稲波さんは一歩も退かず、キッチリと3メンマチをツモり5・10を手にします。
 しかし南3局、ここでとうとう稲波さんの猛進にかげりが見えます。
 この局も攻勢の稲波さんは、以下の手牌。
 
 しかしこの形から捨てたドラのが菊池さんに刺さり、80の献上となってしまったのです。
 このまま逆転を許してしまうのかと見ているとなんと南4局のオヤ番で3巡目にこのテンパイ。
 345のサンショクもあるのでヤミテンにかまえていたところ、2つ仕掛けていた菊池さんがドラを捨て42を直撃します。
 このアガリで勢いが更に付き、南4局その2では40オール。
 このアガリが決定打となり、稲波さん堂々トップとなりました。
 
対局終了後に感想を聞いてみたところ、『普通のマージャンよりも防御に注意しなければいけないので難しいが楽しかった。また打ってみたい』とのことでした。

 101、オススメしてもなかなか打ってもらえないことが多いのですが、一度打ってしまうとその面白さ、奥深さに不思議とやみつきになってしまうものです。これからも101の楽しさを色々な方に知っていただけたらと思います。

  では皆様、またマージャン101イン東京の会場でお会いしましょう。

                              

1月25日(土) 書き手:山田 史佳

 皆様、新年明けましておめでとうございます。今回のイン東京マージャン日記は私、山田が務めさせて頂きたいと思います。昨年も沢山の方が101を打っていただき、ありがとうございます。本年も101競技連盟をよろしくお願いします。

 さて、久しぶりのイン東京の世話人になったわけですが、実は101を打つのは去年以来なので実に1ヶ月ぶりになるわけです。早々に7人が集まり、私をいれて2卓での稼働となりました。
 今年初の101ということもあって、ここは幸先よくトップといきたいところです。
 注目の対局相手は、起家から藤森さん、市川さん、私、奥田さんです。
 東1局、配牌は芳しくなく、かなり受け気味に手を進めていきます。南家の市川さんは去年の末からイン東京に参戦しておりますが、もうかなり打ち慣れてきている様に感じます。その市川さんの捨て牌からは序盤からかなりのやる気を感じられます。「これはとてもじゃないけど追いつけそうもないな、この局はもう手仕舞いか」などと考えていたところ、7巡目に奥田さんからが打たれます。次巡、全員がツモ切りし、9巡目、ここで私に悪夢の瞬間が訪れます。親と市川さんがツモ切り、それを見て私がを河に置くとなんと市川さんから「ロン」の声。「え、まさかツモ切りだと勘違いしていたのか?それとも安目の牌だけど2枚目だから渋々ロンか?」などと考えている間に開けられた手は何とのシャンポンマチのツモり四暗刻。「うわ〜、初打ちからやらかしてしまった・・・」その後も全くいいところなく、そのままラスを引き受けることとなってしましました。

 半荘終了後、市川さんに話を聞いてみたところ、ツモれば四暗刻ということで、実は5巡目にオヤの打から見逃していたそう。「東1局マンガンの出上がりなら大満足なのにな〜」とも思いましたがこれもマージャン。見逃しに気がつけなかった自分の力量不足を補うためにも、今後も精進していきたいと思います。 

12月21日(土) 書き手:山田 史佳

 本日は今年度のイン東京最終開催日。終了後に納会を予定している為、通常よりも短い開催時間となっておりました。今年最後の101を打とうと、あっという間に人が集まり3卓となりました。私も今年最後の101を楽しむべく虎視眈々と卓に入る機会を窺っておりましたが、残念なことにこの日は一度も打つことが出来ませんでした。

 このままでは何も書くことが無いじゃないかと焦っていたところ、とある卓が東家・菊崎さん18900、南家・佐藤さん27300、西家・稲毛さん43000、北家・藤森さん30800の状況で迎えた南4局での出来事。
 ラスオヤの菊崎さんからリーチが入っております。ラス抜けのためにここは何とか連荘したいところ。
 私は佐藤さん、稲毛さん側から観戦していたのですが、佐藤さんの手牌が以下の様になっておりました。

 ほどなくしてツモ。「あ、うまいことラスを押し付けたな。」と私が思ったのも束の間、なんと打としているではありませんか。結果は流局となったのですが、終戦後アガラズの意図を佐藤さんに尋ねてみました。
 すると返ってきたお返事が、「八翔位戦などで、トップ条件の半荘である場合などを想定して打っていた」とのことでした。
 日々のマージャンの中で、しっかりと自分に条件や課題を課して打っている佐藤さんに感服しました。
 この様な日々の鍛錬を私自身怠らないようにしていきたいと感じました。
 一年は長い様であっという間に過ぎ去ってしまいます。
 この先どれだけ101を打てるか分かりませんが、日々の101を大切にし過ごしていけたら良いと思います。

 皆様本年は大変お世話になりました。来年も101競技連盟をよろしくお願い致します。

 

11月16日(土)晴れ 書き手:岩沢 和利

 いつも通り会場に着くと、常勤の山田選手から「お客さんで101を打ってみたい方がいるのですが」とのこと。
というわけで今回は101初体験の市川さんの様子をお届けします。

 初戦の対戦相手は石川選手、大川戸さん、古川さん。まあ、この方々なら何かあってもやさしく教えてくれるでしょ。
で、東1局に市川さんが40符1翻のツモアガリ「ロン、400・800」。点数申告の関門クリアです。しかしみなさん400・800を支払ってくれません。
 市川さんが(あれ? 誰も払ってくれない)と、少し心配そうな表情です。
 僕「あ、マージャン101では牌を落としたあとにチョーマの授受を行います。みなさんがイジワルをしてるわけではありませんからね」
 その後、石川選手がトップめ、市川さん2着めで南3局、市川さんのオヤ番を迎えます。
 下家の古川さんがをチーしてチンイチへ。終盤にこんなテンパイ。

 
 上家の市川さん、チートイツのイーシャンテンまで粘りますが、余り牌は・・・
 そこにを重ねてテンパイしますが、どちらも切りづらいのでやめるかなあと思いきや、ブンッと打!!
 とりあえず通りました。見てるこっちがドキドキです。
 次巡ツモは!!これもブンッ!あああ、それは御用ですぅ。
 南4局は手にならず、ほろ苦いデビュー戦となりました。

 でもこの日はその後も続けて2戦対局されました。初トップはお預けとなっていますが、是非次回は「トップは市川さん」のコールをさせてください。お待ちしています!


11月9日(土)曇り 書き手:岩沢 和利

 この日は会場の「雀友倶楽部」さんが満卓!お店の営業が4卓。イン東京も3卓が稼動していました。
 そんなイン東京の卓には、つい先日八翔位戦で優勝した小川選手の姿も見えます。
 2日から4日に激闘の12戦を打ったばかりだというのにまたも愛知から参戦。僕なら1週間くらいはバテバテなのになあ。
 また他の卓では愛澤・堀川といったA級選手も参戦しています。

 そんな大盛況の店内に現れたのは麻将連合の小田宏一ツアー。
 所用で上京中でしたが、小川八翔位が来ているとの知らせを受け(連絡したのは僕ですが)、「おめでとうございます」を言うために寄ってくれました。
 もちろんそれだけではなくイン東京にも参戦。まずは僕が同卓です。一緒に101を打つのは久しぶりで楽しみだったのですが、結果はトップ小田ーラス岩沢の完敗。
 こりゃたまらんと堀川選手にバトンタッチ。堀川さん、後はお願いします!
 そして堀川選手のトップめで迎えた南4局も流局寸前…と思いきや、最終手番で小田さんが「ロン」とを手元にひき寄せます。
 河を見てみると小田さんの第1打は。あ、たまたまフリテンを引き戻したのかと思っていたら開けられた手牌を見てビックリ! 高目789のサンショクのをツモってました。 え? じゃあ第1打のは何?? しかもこれで堀川選手をまくってトップ。2連勝されました。
 小田さん、この借りは次回倍返しします!!

11月2日(土)曇り 書き手:山内 啓介

 今年に入って2回目の世話人である。
 この日は今期八翔位決定戦の初日。タイトル戦の決勝の当日に選手としてその場にいることができない不甲斐なさを感じながら、そういや前回の世話人の時は確か2次予選の日のだったことを思い出し、ますます自己嫌悪に陥る。
 未だに決定戦に進出回数ゼロで、今年も予選敗退。けっ、もう八翔位戦なんかどうでもエエわい…などと心中で毒づきながら、気が付くとイン東京の会場のホワイトボードに決定戦の星取表をいそいそと記し始める自分がいる。  イン東京の開始時刻は14時。ここから歩いて10分ほどの対局室では、もうすでに正午から決定戦が始まっており、早くも対局の模様がTwitterで公開されている。
 何やかんや言うても、やっぱり気になってしょうがないんやね。だって、もう井戸田さんに3年も続けて勝たれてるんやで。いくら井戸田さんが強いとはいえ、これはもう情けないとしか言いようがないと思うのが普通でしょう。 そんな思いから独りで決定戦で闘牌中の小川選手と田中選手に念を送っていると、ほどなく3名の会員の方が見え、僕を入れてゲームスタート。
 もちろん公式戦ではなくとも101の対局には普段から力の入る僕だが、この日はことさら真剣にゲームに臨んだ。来年こそはあの舞台に立てるよう、すべてを鍛錬の場にしようと。

10月12日(土)晴れ 書き手:安居 嘉康

(υ´Д`)ァッィ
 もう10月だってのに真夏日です。春と勘違いしたのか、ソメイヨシノがうっかり咲いてしまった所もちらほら。
 順位戦のスコアもうっかり春の頃に戻ればいいのになぁ…。

 そんな暑さにも負けず、14時前には5人の熱き漢達が集まってきました。
 本日初めてお越しの野村さん。初めてのお客様には必ずルール説明をするんですが、RMUのアスリート会員ということで、競技マージャンには慣れているご様子。
 初めてなら誰もが戸惑う101の点数計算。一般的な7・13方式の対局を提案したところ、「せっかくなんで7・14方式で」とのこと。
 事前にホームページで調べて、ルールは予習済みなんですね。さすがです。
 さらにこの日は麻将連合の三上さん、元・最高位戦の柳井さん、RMUの中村さん、そしてかつての順位戦選手で現・日本プロ麻雀協会代表の五十嵐さんもお越し下さいました。
 皆さん、主戦場は違うルールです。なのに熱心に101を打つのは何故でしょう?
 それは101が面白いから。そして101を打つと強くなれるから。
 打つと10倍強くなるルール、それが101。
 マージャン101では強くなりたい雀士の皆さんの御来場を心よりお待ちいたしております。


9月28日(土)曇り 書き手:田中 実

 本日は、順位戦B級の対局なので選手の来場はほとんど期待できず。さらには各団体のリーグ戦も軒並み最終節ということで、常連さんの中にも観戦や会場係に勤しむ人々がいて我らがイン東京には逆風でしたが、最近ご無沙汰だった方の来場が相次ぎ盛況のうちに一日を終えることができました。
 順位戦が行われている日は、お店のホワイトボードに記した星取りを眺めながら、あーだこーだ好き勝手なことを言い合うのも楽しみのひとつでしょう。ところがこの日のホワイトボードは、雀友倶楽部土田師範を応援するメッセージとイラストで埋め尽くされていたためスペースがなく平山節は炸裂しませんでした。

 早いもので今年も残すところ4分の1です。昇の寡占状態もここに極まれり、対局している4人の合計が40昇を超えるなんてこともあります。さて、食い物にされているのは誰かな〜っと個々の成績を検めてみると…
 奮起せよ!順位戦選手。


9月14日(土)曇り 書き手:岩沢 和利

 先週のイン東京は順位戦B級対局日のため休会させていただいたのですが、告知が間に合わず会場に来られた方もいらっしゃったようです。この場を借りておわび申し上げます。

 さて今週は通常開催なのですが、14時の時点で石井さん1名のご来場。この日は八翔位戦準決勝も行われており、イン東京から勝ち上がりの方もいらっしゃいます。また他にも催し物があったそうで、3人目4人目の来場者がなかなか来られません。選手も来ません。準決勝の方が早く終わってしまうのではとヒヤヒヤしていましたがようやく牧野さんと三上さんが見えてスタートできました。さあ、準決勝に負けずにこちらも頑張りましょう!←何を?

 すると、そこに現れたのは、さっきまで準決勝を戦っていたはずの田村さん。「打ち足りないの?」と冗談まじりに聞いてみたら、「ええ、何かモヤモヤしてて」
 いやいや、明日続きがあるじゃないですか!と思いながら対局開始。
 ここはバーで終えた田村さん。トップは明日に持ち越しのつもりだったのかどうかわかりませんが、翌日は見事勝ち上がり、決定戦進出を果たされました!
 田村さん、11月の決定戦の後もお待ちしてますね。

8月24日(土)曇りのち雨 書き手:安居 嘉康

 残暑お見舞い申し上げます。

 今年の夏は異常な暑さが続いた上に、ここにきて局地的な大雨や雷なんかもありましたが、いかがお過ごしでしょうか。病み上がりの安居嘉康です。
 手術、退院後もしばらく通院生活が続きましたが、最近ようやく落ち着いてきました。ファンの皆様からたくさんの激励メール、お手紙、FAXを頂き感謝しております。ありがとうございました。
 心・技・体、どれか一つでも欠けてしまうといいマージャンは打てません。皆様もどうかご自愛下さいますよう。

 さて、そんな訳で秋葉原に足を運ぶのも久しぶりなんです。
 過去の日記にもお名前が挙がってますが、なんだかえらい強い人が居るそうですね。楽しみだなぁ。
 開始時刻の14時の時点で来られていたは星賀さんのみ。汗だくシャツの私を見て「遅刻しそうで走ってきたの?」
 え? 15分前には着いてましたが…。代謝が良いんです。若いから。

 30分経過。世界陸上も全国高等学校野球選手権大会も終わったのに、みんな何してんだろ?
 今夜の24時間テレビに備えて寝てんのかな? それとも、愛ではなくエロで地球を救う方の番組に並んでたりして…なんてどうでもいいことを考えながら外を眺めていると、何やら見覚えのある人が階段を上がってきます。
 慌てて眼鏡を掛けると、じぇじぇじぇ!? 何と青野滋SD(シニア・ディレクター)登場(‘ jjj ’)/
 中国麻将研究リーグの対局があったので、東京に来られていたそうです。
 その15分後、西尾選手が来場。さぁ、卓を立てましょうか。

 第21期順位戦終了後に現役を引退した青野SD。私が選抜戦を通過したのがその翌年の2001年。公式戦での対戦経験はもちろん、A級戦での採譜経験すらありません。溜池山王にマージャン101の赤坂支部があった頃に一度同卓したっきり。
 あぁ、何年ぶりだろ。やべぇ、緊張してお腹痛くなってきた。でも雀友倶楽部のトイレはウォシュレット完備なので安心です。しかも個室が2つなので多少長居しても大丈夫。胃腸ヨワヨワ雀士に優しい会場ですね。
 と、そこへ石井さんから連絡が入りました。秋葉原駅の改札を出たところだそうです。ぐぬぬ、せっかくなので少し待ちましょうか。

 起家から星賀さん・西尾選手・石井さん・青野SDの座順でスタート。
 東3局、3巡目に石井さんが星賀さんへ16の放銃。南3局、星賀さんが10・20ツモ。そして、オーラスを迎えたのですが、ここまで出たアガリこの二つだけ。なんだなんだ? 恐い人がいるからみんな緊張して手が縮こまってんのかな?
 星賀さん66→青野SD・西尾選手26→石井さんの点差で迎えたオーラス。ラスめの石井さんが4巡目にテンパイ。

 6巡目に青野SDから討ち取って見事ラス抜けに成功。
 星賀さんから直撃、もしくはツモればトップ。しかしオヤの青野SDがすでに1つ仕掛けています。夢を追わなきゃならない時もありますが、手堅くコツコツと昇を積み重ねる事も大切ですよね。

 青野SD、ぜひリベンジにいらして下さい。次はホームページで告知しましょう。きっと朝から満卓で担当者もウハウハですよ。
 皆様、名誉会員と打てるマージャン101イン東京を今後ともよろしくお願い申し上げます。


8月17日(土)晴れ 書き手:岩沢 和利

 世間はお盆休み真っ只中のこの日、イン東京は初めてという方が来場されました。といっても学生さんなので、お盆休みとかあまり関係ないですね。
 大堀さんとその後輩の笠原さん。大堀さんは個人的には国際ルール(中国麻将)で顔を合わせることも多く、そんな縁もあって来てくださいました。
 早速、まずは大堀さんに卓に入っていただき、スタートです。
 東1局、いきなり大堀さんにアガリが出ました。手役はタンヤオ・トイトイの52。ご本人は未体験の28や7・14をアガってみたいとおっしゃっていましたが、52は先制点としては十分です。
 その後石井さんに追い上げられますが、南2局、南家の大堀さんにこんなタンキのテンパイが入りました。

  
 詳しくは割愛しますが、実はこれ、国際ルールでは結構高い手なので、テンパイ形を見て僕がニヤニヤしていたのは内緒です。
 さて、大堀さんもソウズの手変わりを待っていたでしょうが、次のツモが。「ツモ」の発声こそありませんでしたが、「フー(国際ルールでのアガリの発声)」と言いかけ、僕だけがそれに反応していました。
 この加点で、大堀さんはデビュー戦をトップで飾りました。
 次戦は後輩の笠原さんが初参戦。こちらも101は初めてでしたが、42のアガリを慌てることなく申告されていたのが印象的でした。

 時間がなくてあまりお話ができなかったのが残念でしたが、初めての101はどういった感想だったのでしょうか。またのご来場をお待ちしております。

8月10日(土)晴れ 書き手:西尾 剛

 本日はA級の小川選手が参戦です。今回は八翔位戦2次予選の偵察がてらの上京ですが、愛知在住の小川選手、イン東京・イン大阪はもとより仙台まで遠征することも厭わない熱心さです。
 定刻になり、小川選手を迎えての初戦。対戦相手は石井さん・菊池さん・寺西さんと、今年のイン東京で昇を稼いでるお三方。激しい打ち合いが予想されるも、南1局まで流局が続く重い展開。
 しかし、小川選手が5・10で先制すると場が一気に動き出します。南3局は先ほどのオヤカブリでラスめとなった菊池さんのアガリ番。9巡目のピンフ・ドラ1は慎重にヤミテンに構えるも、11巡目にタンヤオに振り替わるや、少考後リーチに踏み切ります。これが正解、20・40で一気にトップめに立ちました。
 菊池70→小川25→寺西20→石井の点差で迎えたオーラス、ラスめの石井さんにチャンス到来。

 6巡目でこの形。イッツーとサンショクが狙える手格好ですが、石井さんの選択は打。ラス抜けを優先した一手ですが、次巡のツモがでモロに裏目。この後の有効牌はのみと、テンパイすら入らぬまま巡目が過ぎて行きます。
 すると、石井さんがラスを覚悟し始めた11巡目、寺西さんの打牌に小川選手から「ロン」の声。
 高目の80でトップ逆転、他力でラス抜けの石井さんとともにニッコリです。対称的に寺西さんと菊池さんにとっては手痛い一打となりました。
 小川選手はその後のゲームでもアガリを重ね、さらに1昇を上乗せして意気揚々と引き上げて行きました。皆さん、次回は小川選手にリベンジして下さいね。


7月27日(土)晴れ 書き手:山内 啓介

 この日は八翔位戦2次予選の前半となるA・B・C卓の対局日。
 対局開始時刻は正午。イン東京は14時スタートなので、ちょうど2時間の“時差”である。徒歩で10分もかからない至近距離にある当連盟の東京対局室で早くも繰り広げられているであろう熱戦に思いを馳せながら、この日世話人当番の僕は会場入りした。
 実は、僕が世話人を務めるのはいつ以来か自分でも忘れてしまっているほど久しぶりのこと。いつの間にか会員の皆さんの顔ぶれも若干変わったようで、ちょっぴり浦島太郎のような気分を味わう。今回、初めてお手合わせいただいた寺西さんもそんな一人。いや、そのしぶとさには大いに苦しめられ、これこそ101という内容のゲームを僕も堪能させていただいた。
 周囲の選手から聞いたところによると、最近のイン東京の猛者の中には、「雀友倶楽部」のお客さんの中から101競技に関心を寄せ、興味を持って参加してくださるようになった方もおられるとのこと。しかも、その皆がとても強いというではないか。うれしい限りである。
 そういえばその昔、古川先生が書いておられた連載のサブタイトルにこんなのがつけられていたのを思い出した。
 強い打ち手はみんな101を知っている――けだし、名言ではないかと思う次第。

7月20日(土)曇り 書き手:小宮山 勤

 今日は本来は順位戦B級の対局日のためイン東京は休会の予定だったのですが、安居選手の体調不良のため日程が変更になり、急遽開催となりました。
 その急な開催の世話人の番がなぜ僕に回ってきたかといいますと、順位戦の開催がなくなったため、僕がイン東京の責任者である岩沢選手に「イン東京やる?」と問い合わせのメールを送ったところ、ちょうどそのタイミングで岩沢選手が山内翔龍に開催すべきかどうかの相談をしていたとのこと。ならばと僕に世話人の打診があり、もともとは対局日だったわけですから当然体は空いていたので二つ返事で引き受けた、というわけです。
 唯一の不安は、急に開催が決まったため、みんな来てくれるかな?という点です。すると、まずは先日八翔位戦初参加で1次予選を圧勝した佐藤さんが会場一番乗り。その後石川由さんが見え、この会場である「雀友倶楽部」の高橋社長と西尾選手を交えて、定刻過ぎには無事スタート。何といっても、世話人にとってこの時が来るまでが一番緊張する時間。ホッと一息といったところです。
 さてその初戦、オーラスでちょっと珍しいことが起きました。トップめの高橋社長を捲ろうと石川さんがツモ番をわずかに残して2枚切れのを打ってリーチをかけようとしたところ、佐藤さんが声も高らかに「ロン!」。ところが肝心の手牌は、

 え?? なぜこんなところにが?? 理牌をして手牌を倒そうとした佐藤さんもフリーズ!
 実はこれ、数巡前に雀頭を間違えて切り飛ばしてしまっていたための珍事。手牌を開ける前に気付いたため幸いにもアガリ放棄で済み、チョンボという最悪の事態は免れましたが、もっともこれは打ち慣れた人ならではの勘違い。僕にも経験がありますが、対局中は他人の動向が気になるあまりに、自分の手牌の確認をやや怠ってしまうことがたまにあるのです。それにしても、もったいなかった。
 結局ラスのまま終わった西尾選手が終局後にひとこと「どうせやったらちゃんとアガるか、倒すかにしといてもらわんと」。西尾選手の名誉のために言っておきますが、顔は笑っていたので本気度は15%ぐらいだったと思います。
 その後は成岡名翔位や山内翔龍も会場に顔を見せ、どの卓も選手の方が多いというマニア垂涎の卓組みとなり、来ていただいた皆さんには十分満足していただけたとことと思います。


7月13日(土)晴れ 書き手:西尾 剛

 例年より早い梅雨明け宣言後の猛暑続きにうんざりしながら会場入りすると、久しぶりにご新規の方が来られていました。
 草野さんとおっしゃるその方は、点数も101独自のヤオアル計算(親は子の常に2倍)で問題ないとのことで、早速卓にご案内。私もすぐに卓入りしたためにあまり見させていただくことはできませんでしたが、問題なく打てている様子で一安心。
 その草野さんの2戦目は序盤からずっと微差のラスめという苦しい展開も、オーラスにうれしいラス抜けです。点数もスムーズに300・600と申告…テンパネで400・800だったのはご愛嬌ですね。
 3戦目になると慣れてきたのか、積極的な仕掛けもちらほらと。そして東4局にはこの手が実り、ついにトップめに立ちます。

 

 結局、ベテラン平山さんが南3局で連荘。残念ながらトップめを明け渡し、101の初トップはお預けとなってしまいました。
 101競技では楽なトップよりもラス逃れの競りの方が苦しいながらも楽しいものです。次回は初トップも期待しています。

7月6日(土)晴れ 書き手:石川 稔也

 この日は世話人の私がが会場に着いた時点で既に4名様が揃っていまして、すぐに開始。そのあと平井選手や西尾選手なども来場し、早々と2卓になりました。皆さん、ありがとうございます。

 平井選手と言えば、今期からこの「101マガジン on the web」の編集長も務めています。 待ち時間に平井選手と私がそのマガジン関連で雑談をしていたところ、たまたま卓が終わってやりとりを聞いていた藤森さん。
「情けない対局してると、石川さんにとり上げてもらえないから頑張らないと」
なんて気合い十分のご様子。
 その気合いが実ったのが7ゲーム目のこと。
 西尾24→石川40→藤森64→菊池の並びで迎えた南1局その2、6巡目に石川が何の気なしにを打つと…、
藤森「ロン!」

 開かれた手牌は超ド高目の120。思わず呆然とする石川。心なしか藤森さんの心中ガッツポーズが見えた気が…。
 しかし、そんな石川以上に逆風に吹かれたのが、藤森さんと同じく午後イチから参加して下さってた菊池さん。自分がラスめだったのに、マヌケの番手(=石川)が一気に転落し、労せずしてラス抜け。ところが、この後石川が南3局・南4局と2局連続でアガり、終わってみればやっぱりラスという結果に。
 菊池さんといえば、この半年で12昇も積み上げているイン東京きっての猛者ですが、この日は調子が今一つだったらしく、1日で3ラスと散々な成績に。心なしか肩を落として引き上げられました。菊池さん、これに懲りず、またお願いします。

6月29日(土)晴れ 書き手:岩沢 和利

 会場についてみるとすでに4人来られていました。その中には堀川A級選手の姿も。いや、別に遅刻したわけではなく、ちゃんと開始前に着いたのですがお待たせしてしまってすみません。

 今回は少しいつもと違った目線で書いてみようと思います。
 この日記は大体が勝者が題材として採り上げられることが多いものですが、勝者がいれば当然敗者もいるわけで、そんな敗者にスポットを当ててみました。

 とあるゲーム、起家からAさん・堀川選手・関根さん・寺西さん。東1局が流局となった次局、Aさんの打牌に堀川選手から声がかかります。

「アガレる方」の96放銃となってしまいました。 大きなビハインドですが、まだ始まったばかり。ここはじっくりチャンスを待ちましょう。
 次局は関根→寺西16と動き、これでAさんはラス抜けまで80。焦らないで落ち着いて。
 しかしその後は動きがないまま、迎えた南1局はAさんのオヤ番。序盤に、

 が、ここからなかなか進まずに手をこまねいていると、関根さんから「リーチ」。するとほどなくAさんもとひいてきてテンパイ。ここが勝負どころとAさんも「リーチ!」

 しかし数巡後、無情にも関根さんが手牌を倒します。

 Aさんのロン牌が関根さんのところに大集合・・・Aさんの心の折れた音が聞こえてきたかな。いや、まだまだ。関根さんは遠くなってしまったけれど、残り3局、122差の寺西さんをかわせば。
 南2局、寺西さん「ロン、2000・4000!」。あああ、みんなどこかへ行ってしまいました。もう心の折れた音どころか、断末魔の叫び声が聞こえてきそうです。かける言葉もありません。
 南3・4局、Aさんはテンパイすらしないまま終了。
 Aさんを誰よりも応援していたのになあ。
 あ、もうおわかりですね。Aさんとは僕のことでした。次回は頑張ります!

6月15日(土)晴れ 書き手:山田 史佳

 梅雨の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。日頃は大変お世話になっております。この度入会し、今期より101競技連盟所属となりました山田史佳(やまだ・ふみよし)と申します。イン東京にお越しの皆様には、順位戦所属以前から大変お世話になりました。

 さて、101イン東京といえば、皆様に101ルールで勝敗を競って頂くというものですが、今度から立会人が「イン東京マージャン日記」なるものを書き、新しくWEB版として刊行された本誌に掲載していくということが決まりました。
 私はこの話が決まった時に、「もし世話人になった場合、ちゃんと書けるのだろうか。というか。何を書けばよいのだろうか」と思いつつも、「自分は新入会なわけだし、しばらくは世話人もないのではないか? 仮に世話人になったとしても、その頃には他の選手が書いたマージャン日記を参考にできるだろう」と考えていたところにイキナリ世話人の指名が…。そして、あっという間に世話人を務める日となってしまったのでした。

 当日、瞬く間に卓数が4卓にまで伸び、世話人の仕事に焦りつつも脳ミソをフル回転させ何を書こうか模索していました。と、そこに閃きが。 「今回は初のマージャン日記、さらに自分は新入会、ここは自己紹介も兼ねつつ、自分の入った卓内の様子をレポートしてみるのはどうだ!? そうだ、それでいこう。そして、せっかく書くからには昇を得た、あるいは激闘が繰り広げられたゲームにしようではないか」
 ところがなかなか卓に入れる機会がなく、ようやく対局できたのはなんと最終戦。その最終戦の座順は起家から、私・小川隆選手・石川由人さん・菊池さん。ラスオヤになるといつも寒い展開になるので、ラスオヤだけは絶対に嫌だと思っていたら起家になることができ、気分は上向き。
 そんな東1局でしたが、上向きな気分とは対照的に、配牌はボロボロ。「何か悪いことしたっけ?」と思いながら配牌からオリていると石川さんが小川選手からピンフ・ドラ1の20。
 東2局、またしても私はオリに回らされることに。すると中盤に、菊池さんが石川さんのを少考してからポン。次巡「ロン」の発声とともに開かれた手牌はこの5・10。

 
 東3局は流局し、迎えた東4局、ドラのを早々に飛ばして、小川選手が3・6をアガります。
 このアガリを見て、「手変わりしてピンフやイッツーがつく前でよかった」などと考えていた私でしたが、その考えが甘かったことを思い知らされることになりました。
   南1局、私の3巡目の手牌がこれ。
 だが、有効牌に巡り会えずにモタモタしている間に、石川さんが打ったを小川選手がポンして打。河は明らかに「ソウズの一色手ですよ」とアピール。数巡後、力強い「ロン」の声とともに小川選手がを手元に置き、20・40。
 
 このオヤカブリで焦り出した私は打牌が前のめりになり、さらに小川選手に30を献上。 「気持ちが焦った上にあんな30打ち込んだらボロボロな配牌になるだろうな。どうやってラス抜けしたらいいんだろう」と考えながら、南2局その2の配牌を取ると、
 ここに1巡目にひいてきたのが。テンパイに取ることもできますが、役なしドラなしのいわゆる「ペンカンチャン」。「テンパイは偉い」という言葉をどこかで聞いたこともありますが、点差を考えてここはテンパイトラズの打を選択しました。2巡後にをひいて打としタンヤオ・ピンフ・サンショクが見える形になったのは順調でしたが、次巡がタラレバの。  さらにはと連続して河に並べながら絶句している間に、小川選手がピンフツモの8オール。 「これは、やはりテンパイを取っておくべきだったのだろうか」と考えたところで後の祭りでした。
 次局は流局し、南3局にようやく私がリーチ・ツモ・ピンフの7・14をモノにして反撃開始といったところ。が、「この点差詰めが効いてくれ!」との願いも虚しく、南4局は菊池さんから小川選手に16の横移動であえなく終戦。
 東1局の放銃からの戦い方、最後まで隙のない闘牌。小川選手のA級選手としての強さを見せつけられた一戦でした。この強さを目の当たりにし、一層私の闘志に火がつきました。
 イン東京では、このような白熱した闘牌が繰り広げられています。また、順位戦選手も交って参加していますので、皆様のお越しを心よりお待ちしております。

 「え? 君の自己紹介してないよね? 終わり? ラスひいただけじゃない?」こんなツッコミは何卒ご容赦を。しかし最初の方に「自己紹介も兼ねつつ」と書いてしまったので、最後に少しだけ改めて自己紹介させていただきます。
 現在、私はイン東京の開催会場でもある「雀友倶楽部」にて勤務しております。以前は私立高校の教員として勤務しておりましたが、大学時代に覚えたマージャンに魅せられて退職し、今はマージャン一筋です。まだまだ選手として未熟な部分も多く、今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。


6月8日(土)晴れ 書き手:西尾 剛

 会場一番乗りは常連の関根さん。いつもは夕方からの参加が多いが、八翔位戦が近いので気合が入っているようだ。ほどなく八翔位戦に今期初出場の佐藤さんも来店…。しかし、ここからが続かない。「雀友倶楽部」の運営から山田選手を引っ張って来たいところだが、本人が卓入りしている状態では頼めない。卓を立てたくても立たない、立会人にとって最も辛い時間だ。
「集まり悪いですね〜」
「梅雨のはずが天気いいから、どこかに遊びに行ってるんじゃない?」
「雨が降っているよりは、参加者が増えるはずなんだけど」
「八翔位戦やってるからじゃないですか」
「今日は3卓で開催だし、常連さんも出場してるから痛いね」
「それに今日は秋葉原通り魔事件があった日ですよね」
「そう言えば、中央通りに花が供えてあった」
「秋葉原に来るのは縁起悪いってことですかねぇ」
「さらに、岩沢選手と石川由人さんは絶対に来ませんよ」
「なんで?」
「今日はAKB48の総選挙ですから、日産スタジアムで盛り上がってますよ」
「会場にはいなくても、別のところで盛り上がってるから、ここに来る可能性はないですね」

 こんな馬鹿話を1時間も続けたころ、ようやく藤森さんが来場され、今日もマージャン101の開始です…。

6月1日(土)曇り 書き手:岩沢 和利

 今日のイン東京は八翔位戦一次予選の初日が行われています。
 東京支部からも、何人かの方が参加されています。もちろん選手も。さらに天気も、今にも雨が降りそうな雲行きで出足の心配をしていたのですが、開始早々2卓スタートでした。他の日程での八翔位戦出場者の方々も本番前の調整を兼ねて来られた感じ。

 そんな中での1局。南4局を迎えて55,800持ちのトップめは麻将連合の稲毛ツアー。2番手は昨年からイン東京に参加されている菊池一隆さん。菊池さんは5月末時点で11昇(トップ15回・ラス4回)といった素晴らしい成績です。ラスが少なくてうらやましいです。
 とはいえ、さすがにここは稲毛さんがトップで終わりそう。しかもラスオヤが稲毛さんなのでほぼこの1局で終わりです。すると菊池さんから「リーチ!」。条件はハネマン直撃かバイマンツモなんですが、手牌を見てビックリ。

 高目ツモでしっかり捲れます。結果は流局でしたが、こりゃ11昇するわと思って見てました。

 「勝っても負けても納得がいくからおもしろい」と言って参加して下さっている菊池さん。今年も会場主催のペアマッチが開催されたら、是非僕とペアを組んでください。よろしくお願いします。


5月18日(土)晴れ 書き手:平井 淳

 101マガジンのWEBでの復刊を機会に立会人による「マージャン101イン東京日記」を始めることにしました。初回は平井が立会人です。

   今日5月18日は今年度の順位戦の開幕日(翔龍戦は5月の連休に行われ、山内選手が劇的な逆転で初タイトルを獲得しました。詳細は小宮山選手による観戦記でお楽しみください)でB級戦が行われているため、選手の参加はあまり期待できませんが、6月1日から始まる八翔位戦前最後のイン東京開催のため出場する方々の参加が期待できます。

   午後2時前に会場に到着すると、期待に違わず数人が姿を見せ、開始時間には6人となり時間通りのスタートです。ほどなくして最多打荘の男・石井さんが現れ立会人も加えて2卓の稼働となりました。期待以上のスタートダッシュで、嬉しい限りなのですが、日記のためのメモが取れるのかいささか心配です。

 ようやく卓から抜けられほっと一息抜いて奥の卓を見ると、藤森さんが平山さん・奥田さんの常連強豪2人と昨年から参加頂いている「雀友倶楽部」(イン東京が場所をお借りしている会場。大貝選手・山田選手が勤務しています)のチャンピオン菊池さん(101も強いです)を相手に呻吟しています。

 南4局を迎えて点差が、奥田さん31→藤森さん72→菊池さん03→平山さんですが、ちょうどその1で藤森さんがラスオヤの菊池さんにピンフドラ1の30を放銃してしまったところでした。これでトップめまで61差、ラスめからは45差となって微妙な位置となりました。
 その2は13巡目を迎えて、その藤森さんの手牌が、

すでには2枚打たれており、手にドラもないことからここは流局狙いかと見ていたところ、ツモで打。ここで、ラス抜けを狙う上家・平山さんからドラ表示牌のが放たれ、これをチーしてテンパイを取ります。平山さんは、自分のアガリが難しいと見てオヤの菊池さんに差し込もうとしますが、いかんせん菊池さんのロン牌を持っていません。 その間に、藤森さんはをツモって打。そして最終ツモがまたまた。タンヤオ・サンアンコ・ドラ1で、強豪三人を相手に華麗な逆転トップです。ついでながら、今日の最終戦でも藤森さんはトップを決めており、悲しい四着は不肖私目でありました。

 今日は忙しく、あまり卓に目をやることはできませんでしたが、これからも皆様の熱戦の一端をレポートしたいと思っております。初めての方も、常連の方も振るっての参加お待ち申しております。