第37期順位戦A級 第3節

 観戦記|自戦記/小川 隆星取表

第3節観戦記:

 ただいま、製作中です。

第1節自戦記(19回戦B卓:小川 隆)

 7月にマージャン101イン東京で3連敗、イン大阪ではスーアンコのタンキ待ちに激突。散々な状態で今節を迎える。
 1回戦は大貝の好調さに何ともできずにラス。2回戦は辛抱した甲斐があって南4局で逆転トップ。そしてこの3回戦に臨んだ。


No.1【東1局】
 平井の選択が成岡の大物手を阻んだ。カンに受けると既にヤマには皆無でアガリが遠のいていた。それだけではなく、近いうちに炸裂していたに違いないコクシムソウ。ロンパイのを持っていた自分自身が最も危なかった。

No.2【東2局】
 5巡め、ペンが埋まってテンパイ。「リーチ」を控え、イッツーへの変化を期待する。オヤの成岡のドラのを警戒。次に怪しいハイが現れたら、一目散に撤退するつもりでいたが、その間もなくツモアガった。

No.3【東3局】
 堀川が9巡めに待ちのチートイツテンパイ。最後の1枚の待ちを選択されると、その時は次巡にもれなくオヤが放銃していたであろう。

No.4【東4局】
 2人合わせて4フーロと攻め立てられ、慌てふためく。9巡め、上家に合わせて 恐る恐るを河に置く。
 仕掛けているオヤに対し、ドラ表示ハイをすんなりとは打ちにくいもの。歯を食いしばって絞るべきか。

No.5【南1局】
 5巡め、サンショクばかりに気持ちが入り、カンの受けを失くしてしまっている。完全なる見落としである。こんな事ではいかん。湯河原で修行を積まねば。
 チーテンを見送ると、首尾よく役ありのテンパイが入った。アガる準備をしていたが、仕掛けていた平井が直ぐにツモアガった。

No.6 【南2局その1】
早々に受け過ぎたため、アガリを逃している。この点差状況でラスめであるオヤの押しには対抗しにくい。イーシャンテンで粘っていた微差の堀川はションパイのでもって終了。
成岡、ツモアガリの前巡に熟考。堀川への安全度を測っていたのか。待ち取りではあるまい。

No.7 【南2局その2】
 3巡め、チーテンに少しだけ揺らいだが、すんなりとテンパイし、あっさり決着。ここでの4,000点のアガリは大きい。さらに争っている堀川からの直撃も大きい。少なくとも一昇は縮められそうだ。

No.8【南3局】
ドラを使い切るため、ホンイチへ向かう。オヤ自らが率先してドラを打ち出し、散家を楽にさせるわけにはいかない。
 8巡めの成岡、ファンパイとイッツーに含みを持たせてドラを放つ。

 オヤの威厳とマンガン手を見せつけるため、不恰好な牌姿ながらもドラを叩く。それにも関わらず続けて攻め込まれたとしても手詰まりすることなく対応できる。
他にも本物が出現していた。タンヤオチートイツのテンパイの平井が成岡のロンパイをつかんでくれた。

No.9【南4局】
 ラスめの堀川とは10,500点差。マンガンツモでは逆転はされないが、堀川からの直撃だけは絶対に避けなければならない。ラスまで転落してしまうからである。(ラス覚悟でトップめを落とすアガリもありえる)
 状況次第でアガリに向かいたいところだが、呼んでもいないのにションパイのがやって来る。トップめ自らファンパイを打てるほどの十分な形でもない。ましてや南家・堀川の自風ハイである。流局目指して前進あるのみ。
ある程度は行かざるを得ない3着めのオヤの平井は、チートイツのイーシャンテンまで。堀川は6巡めイーシャンテンでツモ切りが続き、残り2巡でやっとのテンパイも実らなかった。
 あの南2局の突然の不運が響いたわけだが、こんな事でもないと、ラスを引かないのが堀川。それほど痛手を感じていないだろう。


これで堀川と同昇で並び一時首位に立つも、次戦では堀川が楽々とトップを取り、逆転されてしまいました。やれやれです。


第37期順位戦A級 第3節 星取表 (8月27日/東京)

選手名
開始前
17回戦
18回戦
19回戦
20回戦
終了時
順位
平井  淳
△3 B  A  B  B  △2 5
成岡 明彦
△1 A  B  B  B  △2 6
小川  隆
3昇 B  A  B  A  4昇 2
愛澤 圭次
△5 B  B  A  B  △4 7
堀川 隆司
5昇 A  A  B  A  5昇 1
西尾  剛
3昇 A  B  A  A  3昇 3
大川戸 浩
△3 A  A  A  B  △5 8
大貝 博美
1昇 B  B  A  A  1昇 4
立会人:田中 実