101競技連盟

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101 Q&A

101競技に関してよく聞かれる疑問をQ&A形式にまとめました。

Q. 天和・地和がない?

A. ありません。

101競技ルールでは、極力偶然要素を排除するために天和・地和・ダブルリーチの役を廃止しています。

他にも、巷間のルールで採用していて101競技ルールでは不採用の役などは以下のものがあります。

  • 海底摸月、河底撈魚、二盃口
  • 門前でも清一色は5飜、混一色は2飜
  • Q. ツモアガリでも「ロン」?

    A. アガリの発声は必ず「ロン」です。

    巷間のルールに馴染んだ方にとって、おそらくこれが101競技で最も違和感を覚える相違点ではないでしょうか。

    ツモアガリか出アガリかで発声を変える理由がない、という考えから、101競技ではアガリ宣言の発声は「ロン」で統一しています。

    参考までに、国際標準ルール(中国麻雀)では「フー(和)」で統一されています。英語の発声も「mahjong」のみです。

    Q. 理牌しない?

    A. ほとんどの選手がノー理牌ですが、義務ではありません。

    かつては「30歳未満はノー理牌が義務」という取り決めが存在しましたが、現在はありません。しかし、現在でもほぼ全員の選手がノー理牌で対局しています。

    オープン競技会の「マージャン101」に参加されている方も多くがノー理牌で対局しています。

    Q. 101はすべて手積みですか?

    A. 公式戦はすべて手積み卓を使用しています。

    順位戦・八翔位戦の公式対局はすべて手積み卓を使用しています。

    当然ながら卓に点数表示機能はありません。原点以上の浮き分は点棒を卓上に出して表示します。

    ただし、「マージャン101」では全支部で自動卓を使用しています。

    Q. 101式の牌合わせって?

    A. 34種の牌を4組揃える方式です。

    よく行われる「牌合わせ」(対局開始前の牌チェック)は、萬子すべて、筒子すべて、索子すべて、字牌すべて、と分離しますが、101競技連盟の公式戦で使用される牌合わせは、全員の前に34種類の牌1枚ずつを集めます。

    この方法の方が、開始時に牌の種類の偏りがなくなるためです。

    Q. 「ヤオアルの原則」って?

    A. ツモアガリ時の支払いは「子:親=1:2」であることが原則です。

    マージャン本来の点数計算は1:2(中国語でヤオ:アル)が原則です。101競技ルールではその原則を重視し、700・1300のような原則から外れた計算は採用していません。

    子の40符2飜はツモアガリで700・1400、出アガリで2800としています。

    こうすることで、アガリ時に発生する点差計算がシンプルになるというメリットがあります。(積み場も不採用)

  • 700・1300の場合
    →子との点差は 700×5-100=3400
    →親との点差は 700×6-200=4000
  • 700・1400の場合
    →子との点差は 700×5=3500
    →親との点差は 700×6=4200
  • Q. 捨て牌は6枚切り?

    A. 6枚または7枚切りにします。

    101競技の取り決めでは、「捨て牌は1段に6枚または7枚」とされています。ただし、同一選手が局によって変えることはありません。6枚切りの選手と7枚切りの選手がいます。

    現在の現役順位戦選手では、愛澤圭次選手と山内啓介選手が7枚切りをしています。

    7枚切りのメリットとしては、鳴きが入っても4段目になることがない、という点が挙げられます。